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第140回天皇賞・秋(GI)
2009年11月1日(Sun) 東京芝2,000M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 コスモバルク 82 盛岡で復活しても焼け石に水。今回相手違う。  
2 スクリーンヒーロー 96 今回初ブリンカー。脚を溜められればチャンス。
2 3 カンパニー 95 前走典型的なマーク競馬。正攻法で真価問う。
4 アドマイヤフジ 90 旬の騎手に乗り替わりも他に材料無く厳しい。  
3 5 ヤマニンキングリー 90 ローカル重賞で接戦レベル。ここでは用無し。  
6 アサクサキングス 92 この距離だとジリ脚隠せず。付いて回るだけ。  
4 7 ウオッカ 98 前哨戦は負けても問題なし。今回叩き2戦目。
8 キャプテントゥーレ 92 叩き2戦目で復活も弱面。まだ下積み足りない。  
5 9 サクラオリオン 87 時計要す洋芝巧者。ここではどうしようもない。  
10 シンゲン 94 GI馬相手でも目処立つ。東京コースは大得意。
6 11 スマイルジャック 90 ペースアップで多少マシも一線級相手は辛い。  
12 ドリームジャーニー 95 コーナー2つだと今一つ。但し力はつけている。
7 13 マツリダゴッホ 97 前走誰も競りかけず。東京では信頼度下がる。  
14 サクラメガワンダー 94 決め手で僅かに見劣る。久々は苦にしないが。  
15 オウケンブルースリ 94 距離問題ないとはいえ速さ問われると苦しい。  
8 16 ホッコーパドゥシャ 90 接戦制しサマーチャンプ襲名。時計面は通用。  
17 エイシンデピュティ 84 坂路一番時計で復活気配。前で楽出来れば。  
18 エアシェイディ 94 前走は試走。外差し一本でどこまでやれるか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 競馬史に残る激戦から早一年・秋盾連覇に挑む女帝ウオッカ
■予想構築

 先週、富士Sの回顧の中で「今の東京は外が伸びる」と書いたのだが、Bコースに変更された今週は逆に内が伸びている。前日10レース・紅葉S(1600万・芝1,600M)はムラマサノヨートーが最内からスルスル伸びて快勝。外を通った1番人気レッドシューターは届かず3着、大外から追い上げた3番人気テイエムアタックも6着までが精一杯。9レースと12レース(いずれも1000万・芝1,400M)は内を通った先行勢の行った行っただった。

 ここがGIではなく、小回りのGIIIなら内枠先行のアドマイヤフジやヤマニンキングリーに手が出るのだが、GI馬集結の状況ではどうしようもない。宝塚記念で先行して見せ場を作ったスクリーンヒーローが穴で狙えるかどうかというところ。脚を溜められれば上がり3ハロン33秒〜34秒台前半の脚が使える。仮にもGI馬がこの人気で放置されているなら黙って買い。

 ウオッカは黙っていても3着以内確実だろうからグダグダ難癖つけずに軸。むしろカンパニーの取捨をどうするか。毎日王冠はウオッカが自分の競馬をしていないので参考記録。ここでヨコテンが後ろから決め打ちに行ったら心から軽蔑する。昨年はウオッカの他にダイワスカーレット、ディープスカイという強力な布陣で、正攻法では敵わないと判断しての決め打ちだった。この時も内から伸びてきていた。

 オールカマーはマツリダゴッホがヨコテンの機転もあって3連覇を達成。2着ドリームジャーニー、3着シンゲンは後ろからチンタラ行って届かず。普段から頭の高いマツリダゴッホは直線の長い東京コースには向かない。シンゲンはドリームジャーニーと2kg差があったとはいえ、あのピッチ走法に見劣りしなかったのは評価しておいていい。ドリームジャーニーは中弛みが起こりにくいコーナー2つのコースを苦手にしているだけに、同斤量でもシンゲンを上位に採りたい。

 キャプテントゥーレは皐月賞が内枠先行、前走の朝日チャレンジCは弱面。昨年のドリームジャーニーがそうだったように、GIで勝ち負けするには下積みが足りない。同様にオウケンブルースリも前走2着が準オープン在籍のスマートギア、3着がオールカマー完敗のトーセンキャプテンだったように弱面。追い込み一本で、2,000Mは忙しい印象を受ける。そもそも今の東京は相対的に外が伸びない。

 以上をまとめる。軸は叩き2戦目、府中のGIでは狙いから外せないウオッカ。相手はオールカマーでGI馬相手でも通用することを証明した東京巧者シンゲン、正攻法で通用するのかどうか見物のカンパニー、コーナー2つのコースでイマイチも今年に入ってディープスカイを2回負かした宝塚記念馬ドリームジャーニー。穴は初ブリンカー、内で脚を溜められれば一発がありそうな昨年のジャパンC馬スクリーンヒーロー。

◎ウオッカ
○シンゲン
▲カンパニー
△ドリームジャーニー
☆スクリーンヒーロー


■参考レース (レース名をクリックすると別窓でレース回顧を開きます)
■馬券構築

 ウオッカ1頭軸の3連複流し。

[3連複] ウオッカ−シンゲン−カンパニー 30%
[3連複] ウオッカ−シンゲン−ドリームジャーニー 20%
[3連複] ウオッカ−シンゲン−スクリーンヒーロー 10%
[3連複] ウオッカ−カンパニー−ドリームジャーニー 20%
[3連複] ウオッカ−カンパニー−スクリーンヒーロー 10%
[3連複] ウオッカ−ドリームジャーニー−スクリーンヒーロー 10%


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