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第44回関屋記念(GIII)
2009年8月9日(Sun) 新潟芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 13 スマイルジャック 牡4 56.0kg 三浦皇成 1.32.7 484kg(+8) 2
2 6 12 ヒカルオオゾラ 牡5 56.0kg 武豊 1.32.9 1 512kg(0) 1
3   7 14 マイネルスケルツィ 牡6 56.0kg 石橋脩 1.33.2 1 3/4 522kg(0) 13
4   8 17 キャプテントゥーレ 牡4 56.0kg 川田将雅 1.33.2 クビ 462kg(+16) 4
5   7 15 キャプテンベガ 牡6 56.0kg 吉田豊 1.33.3 クビ 454kg(+4) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.2 - 10.8 - 11.6 - 12.3 - 12.1 - 11.3 - 10.7 - 11.7
上がり 4F 45.8 - 3F 33.7
3コーナー 2-(17,14)-16,11,18(7,8)9(6,15)(3,13)4(12,5)-(1,10)
4コーナー 2,14,17(11,16)18,8,7(9,15)6(3,5)13(4,12)1,10

■レース回顧 後方待機で冴えた末脚・デビューの地で破顔一笑スマイルジャック!
■レース解説

 マルカシェンクが出遅れて最後方。マイネルレーニアがハナを奪う。キャプテントゥーレが2番手、ヘッドライナー、マイネルスケルツィ、トーホウレーサーがこの後に続く。キャプテンベガは中団の外、スマイルジャックはその内を進む。ヒカルオオゾラは後方4番手で待機。マイネルレーニア先頭、マイネルスケルツィが2番手に上がって直線に向く。外からマイネルスケルツィ、内からキャプテントゥーレがそれぞれマイネルレーニアを交わして前に出る。更にマイネルスケルツィの外からスマイルジャック、大外からヒカルオオゾラが進出。先に抜けたスマイルジャックがヒカルオオゾラの追撃を振り切ってゴール。


■レース回顧

 ハズレ。出遅れ癖のある馬の休み明け。ある程度覚悟はしていたが悲しい。(つд`)シクシク

 1頭だけもっさりとしたスタート。あーあ、やっちゃった。元々出遅れ癖ある馬だし、休み明けだし、乗り替わりだし、松岡騎手は責められない。責めるべきはマルカシェンクを軸で買った自分自身。せめて紐に留めておけばこの出遅れも笑って済ませられたのに。俺のアホ!バカ!クズ!カス!マヌケ!トンマ!スットコドッコイ!ハズレが確定したレースを見るほど空しいものはない。

 マイネルレーニアが飛ばして先頭。キャプテントゥーレも早速2番手につけてきた。ヒカルオオゾラが3番手…かと思ったらヘッドライナーだった。マイネルスケルツィとトーホウレーサーがいて…、ヒカルオオゾラはまだ見えない。どこ走ってんだ?先にキャプテンベガが見えた。スマイルジャックはこの内。そしてこの後ろにヒカルオオゾラ。後ろから数えたほうが早い位置取り。マルカシェンクもこの近く。

 マルカシェンクは大外を回して押し上げて、直線に向いたところで前から10馬身ぐらいの位置。お、ひょっとしてイケるのか?しかし手応えが怪しい。その外からヒカルオオゾラが持ったままで交わしていく。やっぱりダメか…。シクシク。ヒカルオオゾラはいいね。エプソムCと同じ手応え。今回は後ろで脚を溜めてるし、これは勝ったわ。

 前はマイネルレーニアを巡って大混戦。マイネルスケルツィが僅かに前に出たところで、スマイルジャックがマイネルスケルツィに馬体をこすり合わせていくような感じで抜け出してきた。マイネルスケルツィはここで一杯。そして外からヒカルオオゾラ。大外から残り200Mまで追い出しを待ちに待って、スマイルジャックが抜け出したタイミングでスパート!これで勝てなかったら笑う。…わっはっは。

 スマイルジャックとヒカルオオゾラの位置取りはほぼ同じ。違ったのは直線で先に動いたか、仕掛けを待ったか。スマイルジャックの仕掛けは早いかに思えたがこれがドンピシャ。三浦騎手は狭いところから上手く誘導出来ていた。ヒカルオオゾラは最後いい脚で迫れていたが結果的に後追いになってしまった。先に仕掛けたら差されて、後から追ったら届かない。微妙にツキが無い。

 3着争いは前につけた馬による争い。先に先頭に踊り出たマイネルスケルツィがキャプテントゥーレを僅かに抑えて先着。上位2頭が共に上がり3ハロン32秒台でまとめた一方、マイネルスケルツィは34秒0、キャプテントゥーレは33秒8。「馬場が悪く、瞬発力がそがれるという状況がよかったのでしょうか」(石橋脩騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)。キャプテントゥーレは次走以降に期待が持てる内容。

 タマモナイスプレイは直線に向いてすぐに手綱が動いていた辺りに力不足を感じさせた。ヤマニンエマイユは直線で前が壁になる位置に入り込んで追えないうちに失速。イケトップガンは大外最後方から完全な後追い。この馬は狭いコースのほうが合っているような感じがする。マルカシェンクは今回を含めて福永騎手【5・2・0・10】、その他の騎手【0・1・0・13】という福永専用機だったというのはここだけの話。既に引退したフサイチリシャールにも同様の傾向がみられた。


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