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第39回函館記念(GIII) 2003年7月27日(Sun) 函館芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 3 | 4 | エアエミネム | 牡5 | 58.0kg | 蛯名正義 | 1.59.9 | − | 504kg(+2) | 1 | |
2 | 5 | 9 | ヒマラヤンブルー | 牡5 | 54.0kg | 四位洋文 | 2.00.2 | 2 | 454kg(+4) | 11 | |
3 | 2 | 3 | アサカディフィート | セ5 | 55.0kg | 池添謙一 | 2.00.3 | 1/2 | 502kg(+4) | 6 | |
4 | 2 | 2 | ミヤギロドリゴ | 牡9 | 52.0kg | 小林徹弥 | 2.00.4 | クビ | 534kg(+4) | 15 | |
5 | ○ | 4 | 7 | ウインブレイズ | 牡6 | 57.5kg | 木幡初広 | 2.00.5 | 3/4 | 534kg(-8) | 4 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.6 - 11.4 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 11.9 - 12.2 上がり 4F 47.9 - 3F 35.9 1コーナー 9(6,1,15)13,7,4(3,14)(5,10,12)(2,8,11) 2コーナー 9(6,1,15)13,7,4(3,14)5(2,10)12(8,11) 3コーナー 9(1,15)(6,7,13,4)(2,14,3)(11,8,5,10)12 4コーナー 9(6,15,4)(1,7)(2,13,3)(11,8,14)(5,10)12 |
■レース回顧 名を挙げた北の台地で再出発・エアエミネム貫禄V! |
■レース解説 横一線のスタートからヒマラヤンブルー、ブリリアントロードが先手を窺う。1コーナーカーブでヒマラヤンブルーが先頭。以下ギャンブルローズ、タイガーカフェ、ブリリアントロードが好位を形成。ウインブレイズは中団先頭、その直後にエアエミネムがつける。ヤマノブリザードは後方待機。3〜4コーナーにかけて中団以降の馬が押し寄せる中、エアエミネムは外から楽に先団へ取り付く。一定のペースを刻みながら逃げたヒマラヤンブルーの手応えも良く、この2頭が逸早く馬群から抜け出す。暫しの叩き合いからエアエミネムが先頭に踊り出る。そのまま着差を広げて完勝。 ■レース回顧 大ハズレ。完全な平均ペースの前にブリロー出る幕無し。(´・ω・`)ショボーン 想定ではもっと好位がゴチャつくかな〜と思ったが、思いの他スンナリ折り合っていた。ヒマラヤンブルーも下手に突付かれることなくマイペースの単騎逃げに成功。アサカディフィートとダイヤモンドビコーが思いの他控えたのが大きかったか。それにしても行く気になっていたダイヤモンドビコーに対し、手綱をガッチリ締めて後方に控えさせた古川騎手の乗り方はどうかと思う。 エアエミネムは好位につけた馬の手応えが怪しいのを見越して仕掛け始め、あっという間にブリリアントロードのすぐ外までやってきた。早くも鞭が飛んだ軸馬の外に余裕綽々の無印がやってくるのは精神衛生上宜しくない。ただこれは自らの予想が如何にヘボかったかを証明する瞬間でもあるので、ある意味納得して見ていた。 ブリリアントロード(7着)は前傾ペースの持久力勝負で頑張れるのが特徴の馬だけに今回4コーナーで一杯になってしまったのは仕方ない。捲りを期待したが自らが先手を取らされる羽目に。ペース読みで前が競り合うということしか頭に無かったのは反省材料としたい。 ギャンブルローズ(8着)は無難に先手を奪ったまでは良かったが、一貫したペースが続いたことで息が続かなかったのが敗因か。それでも不得手の距離ながら善戦した。距離はマイル〜1,800M、同型が少なく直線平坦なら出番と覚えておきたい。アサクサデンエン(12着)は「初めての軽ハンデ」を生かす機会も与えられずドロップアウト。経験上「初めての軽ハンデ」が嵌りやすい馬は『前走勝利で勢いに乗っている』か『速い上がりをマークしながら差し届かず』の2パターンのように思う。 タイガーカフェ(14着)は前走にも増して勝負どころでの反応が悪く、直線に入ってからはズブズブ後退。ムラがあり過ぎる。人気でアテにならない典型。同じ人気馬でも馬群の真っ只中に突っ込んで伸びを欠いたヤマノブリザード(6着)はまだ再考の余地がある。ウインブレイズ(5着)は相変わらず無難な結果に収まった。特にコメントすべき点は無い。 それにしても予想が当たらない。どうも狙いのピントがずれている。函館記念はその集大成ともいうべき最悪のケースとなってしまった。というのもエアエミネムは日経新春杯の頃から、ヒマラヤンブルーはエプソムCで期待しておきながら叩いた成果が出てきそうな夏に無視。特にヒマラヤンブルーについてはエプソムCの回顧で 巴賞→函館記念で巻き返しを期待 と付しておりました。もうアホかと。バカかと。 |