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第20回エプソムC(GIII)
2003年6月15日(Sun) 東京芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 テンジンオーカン 93 前走悪くない。距離短縮でそこそこやれそう。  
2 ヤマノブリザード 94 距離合うが鉄砲時は反応鈍いのが気になる。  
2 3 アラタマインディ 99 叩き良化型。関東遠征実績もなく狙い下がる。  
4 ノブレスオブリッジ 93 左回り巧者で距離もベスト。重賞でどこまで。
3 5 クラフトマンシップ 98 決め手健在も上がりが掛からないと苦しい。  
6 メイショウキオウ 98 前走直線で不利有。近走堅実も斤量ネック。  
4 7 ヒマラヤンブルー 99 先手を取れば結構粘る。いきなりでも妙味。
8 スマイルトゥモロー 94 実績尊重も古馬牡馬相手にぶっつけは酷。  
5 9 ニホンピロハーレー 94 決め手あるが暫く短距離慣れしたのがどうか。  
10 ローマンエンパイア 94 自力で差す脚ない。展開恵まれないと苦しい。  
6 11 ミヤギロドリゴ 95 展開向かない。捲りをかけるにも直線長い。  
12 タニノエタニティ 99 重賞の走り評価も左回り苦手なのが気になる。  
7 13 ツジノワンダー 97 高速馬場への適性抜群も久々は懸念材料。  
14 トレジャー 98 前走差し切りも重馬場。全幅の信頼置けない。
15 エーピーグリード 88 BL着用で単騎逃げ辞さないが隣に同型いる。  
8 16 ゲイリートマホーク 控えると味出ない。久々でもハナに立つか。  
17 マイネルアムンゼン 96 好位鋭伸で連勝も相手が強くなってどうか。
18 タイガーカフェ 96 中山以外では大敗が目立つ。ここも見送り。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 先行すれば見せ場は作れる・馬場渋って活性化ヒマラヤンブルー
■予想構築

 条件変更後の過去7年におけるエプソムCの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 重賞連対はほぼ必須。
    ―→連対馬14頭のうち'96年1着マーベラスサンデー(牡4・57kg)を除く13頭に重賞出走経験があり、うち11頭に重賞連対実績があった。残る2頭は出走回数が1回のみで、重賞に2回以上出走がありながら未連対という馬は狙いが下がる。ノブレスオブリッジメイショウキオウタニノエタニティツジノワンダーエーピーグリードマイネルアムンゼンは割引必要。
  • 芝1,800M3着以内実績は欲しい。
    ―→連対馬14頭のうち12頭に芝1,800Mへの出走経験があり、うち9頭が同連対率50%以上をマーク。出走・未連対の3頭は出走回数が2回以下で、うち2頭には3着があった。芝1,800Mに4回出走がありながら3着すらないメイショウキオウは見送り。
  • コース連対はほぼ必須で未連対は狙いが下がる。
    ―→連対馬14頭のうち'96年1着マーベラスサンデー(牡4・57kg)を除く13頭に東京芝コースへの出走経験があり、'99年2着シグナスヒーロー(牡7・57kg)を除く12頭に連対実績があった。東京芝初出走のアラタマインディメイショウキオウ、東京芝未連対のヤマノブリザードニホンピロハーレーミヤギロドリゴタイガーカフェは苦戦必至。
 狙いに挙がるのはテンジンオーカンクラフトマンシップヒマラヤンブルースマイルトゥモローローマンエンパイアトレジャーゲイリートマホークの7頭。

【東京2回5日〜7日の芝レース連対傾向(特別戦のみ)】
レース名(クラス) 開催・距離・頭数 1着 2着 3着
葉山特別(4歳上1000万下) 2東5・1,600M・18頭 7-6 4-3 13-13
ロベリア賞(3歳500万下) 2東6・1,800M・18頭 2-2-2 4-4-2 13-13-14
ジューンS(4歳上1600万下) 2東6・2,400M・11頭 4-4-4-2 6-6-5-3 11-11-11-10
安田記念(3歳上GI) 2東6・1,600M・18頭 9-8 4-3 2-2
江の島特別(4歳上1000万下) 2東6・1,800M・18頭 2-4-4 1-1-1 5-10-9
稲村ヶ崎特別(4歳上1000万下) 2東7・1,400M・18頭 1-2 2-1 8-10
湘南S(4歳上1600万下) 2東7・1,600M・18頭 5-4 7-8 13-13

 先週から前残りの傾向が出ていることから、ここ暫く後方待機のレースが続いているクラフトマンシップスマイルトゥモローニホンピロハーレーローマンエンパイアミヤギロドリゴタニノエタニティは狙いを下げてみる。

 軸はヒマラヤンブルー。札幌記念(GII・札幌芝2,000M)で4角2番手から0秒5差5着、中日新聞杯(GIII・中京芝1,800M)で4角2番手から0秒2差4着と、重賞で前々につけて残っている点を重視。ゲイリートマホークを行かせた2番手での粘りに期待。

 相手筆頭はマイネルアムンゼン。重賞連対が無いのが痛いが、単純に展開が向くため抑える。セントライト記念(GII・新潟芝2,200M)で0秒3差3着があることから強ち格下というわけでもなさそう。

 単穴はトレジャー。休み明けの馬が多い中にあって、ここ2年2勝3着2回の好ローテ・都大路Sを経由している点を評価。ただ成績が安定せず、二番が利かないのが気がかり。

 連下はノブレスオブリッジ。この馬も重賞連対が無いが、芝1,800M【3・4・2・2】(63.6%)に加えて左回り【3・2・1・1】(71.4%)。同一コースで2戦2勝と距離・コース適性は抜群。人気薄の先行馬ということで一考。

◎ヒマラヤンブルー
○マイネルアムンゼン
▲トレジャー
△ノブレスオブリッジ


■馬券構築

 ヒマラヤンブルーから馬複流し。

[馬複] ヒマラヤンブルー−マイネルアムンゼン 40%
[馬複] ヒマラヤンブルー−トレジャー 30%
[馬複] ヒマラヤンブルー−ノブレスオブリッジ 30%


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