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第50回日経新春杯(GII)
2003年1月19日(Sun) 京都芝2,400M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 トシザブイ 98 目黒記念から2kg加算がどう出るか。久々はこなす。  
2 2 バンブーユベントス 89 揉まれ弱い馬だけにこの枠はマイナス。折り合い課題。  
3 3 ファイトコマンダー 86 前走完敗でハンデ減も巻き返し材料としてはまだ不足。  
4 4 ユウキャラット 90 前走で牡馬相手に完敗。マークが緩んでも厳しい。  
5 アグネスプラネット 85 初めての軽ハンデ。前年の勝ち馬とローテが似ている。
5 6 マイネルプレーリー 88 前走勝ちはハイペース差し。追い比べでは割引必要。  
7 ビッグゴールド 93 この距離で前を捉える脚が使えるかどうかは疑問。  
6 8 エイシンスペンサー 94 ロングスパートに弱く、この距離では仕掛け所がカギ。
9 マイソールサウンド 89 切れる脚無く、この距離では後続を凌ぎきれない。  
7 10 スエヒロコマンダー 94 気分良く行ければ相当粘るが今回は同型がいる。
11 コイントス 99 先頭に立つとソラを使うところがある。過信禁物。  
8 12 ファストタテヤマ 96 京都では確実に末脚切れる。強引な差し切り注意。  
13 エアエミネム 89 いわゆる「成長放牧」後はキレ味鈍るも直線平坦なら。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 同世代のクラシック馬総引退で機運高まるエアエミネム
■予想構築

 今回は諸事情により展開予測とハンデ考察を割愛し、傾向分析により簡潔に済ませます。

 ハンデ戦移行後のデータに基づき、過去9年の日経新春杯の傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 負担斤量57.5kg以上馬【3・2・0・5】(50.0%)。重ハンデ馬が強い。
    ―→実績馬がそれなりの成果を挙げている。スエヒロコマンダー、コイントス、エアエミネムの3頭全てが連対を外すとは少々考えにくい。
  • 前走1,800M以下【0・0・0・16】(0.0%)。前走距離は2,000M以上であることが求められる。
    ―→京都芝2,400Mは3コーナー通過直後から始まる長い下りと長く平坦な直線を有する広大なコース。1,800M以下からの臨戦ではペース感覚の切り替えが難しいようで、昨年もマイル戦を経由したラスカルスズカ(牡6・57kg、1番人気)が6着敗退。これによりバンブーユベントス、ユウキャラット、マイネルプレーリー、マイソールサウンドといった穴っぽいところが消せる。
  • ノーザンダンサー系種牡馬が活躍している。
    ―→直近5年でノーザンダンサー系種牡馬が連対しなかったのは'01年のみ。今年の該当馬はトシザブイ、ファイトコマンダー、エイシンスペンサー、スエヒロコマンダー、エアエミネムの5頭。
 逃げ切り勝ちは無いが2年連続で逃げ馬が2着に入っており、先行馬有利と見るのが筋。また直近4年でトップハンデ馬が3連対しているのも見逃せない。ということで軸はエアエミネム。叩き3戦目でそろそろ走り頃。キレが鈍っているが、この距離なら位置取り次第で誤魔化せる。相手は前走の忙しさからすれば距離が伸びて良さそうなエイシンスペンサー、前年の勝ち馬と臨戦過程が似ている「初めての軽ハンデ」馬アグネスプラネット、同型ユウキャラットが厄介もマイペース逃げに持ち込めば侮れないスエヒロコマンダー。詰め甘いコイントス、京都得意も展開は有利といえないファストタテヤマを蹴って好配狙い。

◎エアエミネム
○エイシンスペンサー
▲アグネスプラネット
△スエヒロコマンダー


■馬券構築

 3歳時のパフォーマンスを考えればエアエミネムが来るとすればまず1着。ということでエアエミネムから馬単流し。馬単のウラは買わず、代わりに3着が堅そうなコイントスを交えた3連複を抑える。

[馬単] エアエミネム→エイシンスペンサー 30%
[馬単] エアエミネム→アグネスプラネット 20%
[馬単] エアエミネム→スエヒロコマンダー 20%
[3連複] エアエミネム−コイントス−エイシンスペンサー 10%
[3連複] エアエミネム−コイントス−アグネスプラネット 10%
[3連複] エアエミネム−コイントス−スエヒロコマンダー 10%


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