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第40回京都大賞典(GII)
2005年10月9日(Sun) 京都芝2,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 5 6 リンカーン 牡5 57.0kg 武豊 2.25.4 474kg(0) 1
2   8 12 コイントス 牡7 57.0kg 藤岡佑介 2.25.5 1/2 526kg(-4) 9
3 5 5 ファストタテヤマ 牡6 57.0kg 武幸四郎 2.26.0 3 462kg(0) 6
4   6 8 マーブルチーフ 牡5 57.0kg 熊沢重文 2.26.2 1 1/4 494kg(+6) 11
5 1 1 サクラセンチュリー 牡5 58.0kg 佐藤哲三 2.26.2 クビ 498kg(-4) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.9 - 11.8 - 12.4 - 12.6 - 12.6 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 11.8 - 11.6 - 10.8 - 11.8
上がり 4F 46.0 - 3F 34.2
1コーナー 2-12(8,10)6(4,7)3(5,11)1,9
2コーナー 2-12(8,10)6,4,7(3,5,11)1,9
3コーナー 2,12,10,8,6(4,5,7)(11,1)(3,9)
4コーナー 2,12(8,10)6(4,5,7,1)(11,9)3

■レース回顧 再びGI戦線に乗るために・中団差し切り実演リンカーン!
■レース解説

 ビッグゴールドがすかさず先頭へ。2番手は横に広がり、1コーナーを回るところでコイントスが前に出る。リンカーンは前に数頭置いて中団を追走。サクラセンチュリー、チャクラは後方待機。隊列は縦長。ビッグゴールドが3馬身程のリードを保ちながら3コーナーの丘を下る。コイントスがビッグゴールドに近付きながら直線に向く。ビッグゴールドがスパートをかけるもコイントスが余裕で追いつき、これを交わして先頭に踊り出る。その外からリンカーンが脚を伸ばして接近、コイントスとの併せに持ち込む。この2頭が抜け出して競り合い、リンカーンが僅かに先着。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。勝つ馬よりも2着になる馬を当てるのが難しい。(´Д`;)

 毎日王冠が多士済々の好メンバーなら、京都大賞典はさしずめクセ馬の寄せ集め。相手なりのコイントス、3戦連続逃げて大穴ビッグゴールド、空気を読まないマイソールサウンド、差して届かずファストタテヤマ、淀の穴馬マーブルチーフ等々。唯一の正統派(?)リンカーンが1番人気になるのも無理はない。宝塚記念で見せたパフォーマンスに鞍上武豊なら大丈夫。

 ビッグゴールドとコイントスによる先行争いは起こらず、ビッグゴールド主導で淡々とした流れ。コイントスは前走逃げられなかった鬱憤をぶつけず、敢えて2番手で折り合いに専念。直線では後続に寄られてすぐに追い出したビッグゴールドに対し、馬なりで並ぶことが出来た。しかしその一部始終はすぐ後ろでリンカーンが見ていた。結局リンカーンがコイントスをきっちり差して勝利。後方からはファストタテヤマ。

 オールカマーの回顧で「逃げ馬は光っちゃうとダメ」みたいなニュアンスの文章を書いたばかりだというのに、あろうことか3番人気のビッグゴールドに対抗印を献上。9番人気のコイントスは無印。ビッグゴールドが意気込んで逃げ、コイントスが虎視眈々という構図が読めれば、この反対の扱いが出来たはず。この構図が読めなかったにしても、予防線として抑えることぐらいは出来た。3連単でリンカーン→ビッグゴールド→ファストタテヤマと買っていたので、コイントスの2着には苦笑い。

 マーブルチーフも早め先頭から見せ場を作りかけたが、ビッグゴールドの早めスパートで離されてからは埋没。もう少し前につけていたかった。サクラセンチュリーは位置取りが悠長過ぎ。他馬より1kg余計に背負っていたこともあり詰め切れなかった。この後はアルゼンチン共和国杯を使うらしいが、斤量と展開次第では再度「お客さん」の可能性が高い。


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