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第48回京阪杯(GIII) 2003年11月29日(Sat) 京都芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 8 | 18 | チアズブライトリー | 牡5 | 56.0kg | 本田優 | 1.49.1 | − | 458kg(-8) | 14 | |
2 | ▲ | 3 | 5 | ダンツジャッジ | 牡4 | 56.0kg | 池添謙一 | 1.49.8 | 4 | 516kg(+2) | 3 |
3 | 8 | 17 | タイムトゥチェンジ | 牡5 | 56.0kg | 橋本美純 | 1.49.8 | クビ | 468kg(+2) | 10 | |
4 | ○ | 4 | 8 | テンザンセイザ | 牡5 | 56.0kg | 藤田伸二 | 1.49.9 | クビ | 486kg(+4) | 1 |
5 | ◎ | 6 | 11 | ヴィータローザ | 牡3 | 54.0kg | 角田晃一 | 1.50.0 | 3/4 | 466kg(+2) | 2 |
■各種レース指標 (天候:小雨、馬場:不良) |
ハロンタイム 12.8 - 11.5 - 11.8 - 12.3 - 12.3 - 12.1 - 11.7 - 12.1 - 12.5 上がり 4F 48.4 - 3F 36.3 3コーナー 9,13,3(7,14,16,18)2(4,8,11)6(5,10,12)15-17 4コーナー (*9,18)13(3,16,11)(2,7,4,8)(6,10)5,12,14,15,17 |
■レース回顧 大幅距離短縮でガラリ一変・伏兵チアズブライトリーが独走V! |
■レース解説 横一線の状態からマイネルモルゲンがハナを奪う。アグネススペシャル、エリモピクシー等が一団で追走。テンザンセイザは中団、ヴィータローザはその直後の外につける。ダンツジャッジは後方馬群の真ん中に位置取る。3〜4コーナーにかけても団子の状態で直線に向く。コーナーを小気味良く回ったチアズブライトリーが先頭に踊り出ると、そのまま順調に脚を伸ばし独走。2番手以降は横一線になるも、外からダンツジャッジが交わす。 ■レース回顧 ハズレ。山内丼。ダンツジャッジは普通に買えるが、チアズブライトリーはちょっと…。(;´Д`) チアズブライトリーは春先の使い方からして長距離路線で攻めるのかと思っていたが、秋初戦に選んだのはマイル戦のポートアイランドS。単に適鞍が無かっただけかもしれないが、その後も距離が伸びたり縮んだりと落ち着かない。前走7頭立てのドンカスターSで6着馬に5馬身離されてのシンガリ負けを喫した後、次に狙いを定めたのは中距離重賞のここだった。前走からは1,200Mの距離短縮。 エプソムCの回顧で「初ブリンカー」について触れたが、今回は「急激な距離変更」によりチアズブライトリーが穴を開けた。このパターンはジャパンカップにおいて'99年2着インディジェナスや'02年2着サラファンの例にみられる。チアズブライトリーは過去にも急激な距離変更を伴うローテを採ったことがある('01年ステイヤーズS→'02年エプソムC)が、今回は間隔を詰めて使ってきた点が功を奏したようである。 軸馬ヴィータローザは大外を回ったが、すぐ前にいたチアズブライトリーに一瞬のうちに突き放されてしまった。勝負どころでの反応の違いから差をつけられ、直線で追っても離される一方。重賞2勝馬であっても歴戦の古馬相手には通用しなかった。ちなみにヴィータローザを軸にした根拠は菊花賞からの距離短縮だったが、チアズブライトリーも条件的に同じ境遇にあったというのは完全に盲点だった。このレースは菊花賞経由馬が強いのではなく、大幅距離短縮ローテを採った馬が強いということらしい。 |