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第8回秋華賞(GI)
2003年10月19日(Sun) 京都芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 17 スティルインラブ 牝3 55.0kg 幸英明 1.59.1 460kg(-4) 2
2   5 10 アドマイヤグルーヴ 牝3 55.0kg 武豊 1.59.2 3/4 462kg(-2) 1
3   7 14 ヤマカツリリー 牝3 55.0kg 安藤勝己 1.59.2 クビ 484kg(+6) 8
4   1 2 ピースオブワールド 牝3 55.0kg 福永祐一 1.59.3 クビ 482kg(+4) 3
5   3 5 マイネサマンサ 牝3 55.0kg 大西直宏 1.59.3 ハナ 464kg(+6) 12
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.0 - 11.9 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.6 - 11.9 - 12.0
上がり 4F 47.2 - 3F 35.5
1コーナー 5,9(1,14)2(4,8)(3,18)17,10(6,7,16)13(12,11)-15
2コーナー 5,9,1,14(2,8)4(3,18)17-10(6,16)(12,7,13)11-15
3コーナー 5,9(1,14,8)(2,18)(3,17)4(12,10)(6,7)16,11,13-15
4コーナー 5,9(2,14,8)(4,18,17)(1,3)10,12,7(6,11,16)13-15

■レース回顧 スティルインラブがメジロラモーヌ以来17年振り2頭目の牝馬三冠達成!
■レース解説

 ミルフィオリが出遅れ。特に競り合うこともなくマイネサマンサが先頭に立つ。直後にチューニー、トーセンリリーがつける。ヤマカツリリー、ピースオブワールド、レンドフェリーチェ辺りも早めの競馬を選択。スティルインラブは中団馬群の切れ目を単独で追走。これを見る形でアドマイヤグルーヴが追走。ベストアルバムは後方待機。縦長の展開から4コーナーに差し掛かるところでスティルインラブ、アドマイヤグルーヴが外を回って進出を開始。最内で粘るマイネサマンサを巡ってチューニーとヤマカツリリーが迫る。その外からスティルインラブ、アドマイヤグルーヴが確実に差を詰める。さらに脚色を強めたスティルインラブが他馬を捻じ伏せゴール。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。堅いか荒れるかのどちらかなら前者にも伏線張っとけよ…。(;´Д`)

 何はともあれスティルインラブが三冠達成。関係者の皆様、おめでとうございます。ローズS(5着)ははとにかく勝負どころでの反応が鈍く、22kg増という客観的数値を見るまでもなくいかにも休み明けといった内容だった。ローズSを負けたことで成長力に疑問を抱くのはアリだが、別に成長していなくても桜花賞と優駿牝馬を制するだけの能力があるならそれで十分。これを逆転するのは並大抵のことではない

 アドマイヤグルーヴは三冠全て1番人気を達成。スタンド前発走でイレ込むリスクとそれに対するリターンを勘案して切ってみたが、前走にも増して別馬のような綺麗なスタートを決めてくれた上、スティルインラブの直後を折り合いをつけてマークしているのを見て泣いた。せめて連下には置いておくべきだったか…。またまたアホなことをしてしまった。

 ローズS経由馬は上記2頭の他ヤマカツリリー、ピースオブワールドが上位入線。やはりローズS経由馬は強い。そんな中にあってベストアルバムは蚊帳の外。パドックで尻っぱねするなど馬場入り前から平常心を失っていたのはいただけない。レースでは後方に佇んで脚を溜めるも不発。外を回して直線に向いた時には既に挽回不可能な差がついていた。

 一方で紫苑S経由馬はメモリーキアヌの8着が最高で、勝ち馬レンドフェリーチェが9着、2着馬タイムウィルテルが14着、3着馬ヤマニンスフィアーが10着と軒並み壊滅。秋華賞と紫苑Sの関係は優駿牝馬とスイートピーSの関係に似ている(優駿牝馬の回顧を参照)。

 レンドフェリーチェは今回も抑えきれない感じで追走していた。この馬は短距離で馬なりに任せれば良績が望めるように思える。タイムウィルテルは4コーナー過ぎからのペースアップに取り残されて逆噴射。弱メン相手に着が拾える程度でしかない。ヤマニンスフィアーは位置取りが後ろ過ぎて全てが後手後手に回っていた。二冠馬とそれをマークする武豊騎手騎乗馬の後ろにつけて出し抜くのは無理。


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