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第39回関屋記念(GIII) 2004年8月1日(Sun) 新潟芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | シャフツベリー | 逃 | 94 | 前走健闘みせるも格不足の感は否めず。 | |
2 | 2 | チアズブライトリー | 先 | 104 | 格上で先行可能も前走嵌り二走ボケ懸念。 | |
3 | ユキノサンロイヤル | 追 | 99 | いつも微妙に届かない。地力不足は明白。 | ||
3 | 4 | チョウカイリョウガ | 先 | 97 | 差し込みで多少見所ある程度。苦しい。 | |
5 | ウインクリューガー | 先 | 98 | 前走よりは展開向くが純粋に力足りない。 | ||
4 | 6 | エイシンスペンサー | 先 | 100 | 単騎逃げ可能。久々で仕上がり具合カギ。 | △ |
7 | ブレイクタイム | − | 100 | 攻め駆けタイプもデキ万全。いきなりから。 | ○ | |
5 | 8 | オーゴンサンデー | 追 | 97 | 末脚切れるが新潟外回りでは分が悪い。 | |
9 | マイネルソロモン | 追 | 99 | コース替わって上手く立ち回れるかが焦点。 | ||
6 | 10 | ロードフラッグ | 先 | 96 | 前走よりは競り合い凌ぎやすくなり妙味。 | ▲ |
11 | トーセンダンディ | 先 | 100 | コース実績豊富。乗り方次第で一発も。 | ||
7 | 12 | ブルーイレヴン | 追 | 107 | ムラ馬。差し込み直後のここは静観妥当。 | |
13 | オースミブライト | 追 | 84 | 叩いて変わる程でもなく年齢的にも厳しい。 | ||
8 | 14 | ミッドタウン | 逃 | 94 | 前走差して敗退。折り合い向上で台頭。 | ◎ |
15 | ミスキャスト | 差 | 91 | 前走内容不満。脚質後方シフトで劣勢。 |
■レース展望 前走カマして人気落ち・改めて見直す手ミッドタウン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の表を参照されたい。
関屋記念は過去10年、上位3人気以内で順当に決まったことが一度もなく、馬場新装後も8番人気以下の伏兵が毎年連に絡んでいる。関屋記念の人気と前走の人気に着目すると、前走で人気を集めて凡走し、ここで人気を落とすという「パターンA」が走る傾向が読み取れる。上の表はそれを具現化したもので、昨年はNSTオープンで4番人気5着だったオースミコスモが8番人気に評価を下げたところで勝っている。 一方で前走より人気を上げた「パターンB」は不調で、中でも1番人気に推された馬は【0・0・3・3】(0.0%)と上位人気不振の要因となっている。昨年は前走6人気→今回1人気のアドマイヤマックスが3着に終わった。「パターンB」で人気に応えることが出来たのは'97年1着エイシンガイモン(前走7人気→今回2人気)のみで、残る2頭は'96年2着シャインフォード(前回16人気→5人気)と'02年2着ミデオンビット(前回13人気→今回9人気)と元々人気薄だった。 また前走と人気が変わらなかった「パターンC」で連対した4頭のうち3頭は前走も1番人気だった(残る1頭は前走・今回共に4人気だった'03年2着エイシンハリマオー)。以上をまとめると、前走で期待されて結果を出した馬はそのまま信用でき、逆に前走でさほど期待されていなかったにも関わらず好走したような馬は危ないということになる。
二桁人気で推移しているシャフツベリー、ユキノサンロイヤル、チョウカイリョウガ、オースミブライトは大方の見解通りまず無理とみて見送る。人気どころでは前回人気薄→今回1人気という黄金消去パターンに合致するブルーイレヴンが危険。金鯱賞2着といえど差し込みが嵌っただけとみれば素直に消しか。ブレイクタイム、トーセンダンディも人気先行で美味しくない。1〜2人気から人気を下げたミッドタウン、ミスキャストは美味しい。一発狙いなら上位人気→二桁人気のエイシンスペンサーとロードフラッグ。 昨年こそ追い込み脚質のエイシンハリマオーが2着したが、勝ったのは早め先頭から押し切ったオースミコスモ。その前の2年はいずれも先行馬マグナーテンと逃げ馬の組み合わせで、新装新潟で行われる関屋記念ではまず先行馬ありきとなっている(詳しくは昨年の展望を参照)。 軸はミッドタウン。過去にマイル戦を逃げ切ったことがあるのは同馬のみ('03年東風S)で、卓越したスピードは魅力。前走・NSTオープンはスタートで後手を踏み、直線は手応え十分ながら前が詰まって追い出せずという散々な内容。それでいて上がり最速をマークしており、展開次第で挽回可能とみる。 相手筆頭はブレイクタイム。直前の他、2週前の追い切りでも栗東坂路で4ハロン50秒台をマーク。前走・京王杯オータムハンデでも同様のタイムをマークしており、いきなりから好勝負が期待できる。同コースの重賞で圧勝したことがあるのも強み。 単穴はロードフラッグ。前走・七夕賞は後続に早めに寄られて早々に手応えを失っていた。向こう正面・直線共に長く、仕掛け所が曖昧になりやすい新潟外周りなら騙し騙し乗ることが可能。3走前にレコード駆けしており、高速決着も歓迎のクチ。 連下はエイシンスペンサー。鞍上に中舘英二騎手を配してきたことから思い切って逃げることも考えられる。惰性で押し切るタイプだけに新潟の直線の長さが気になるところだが、同コースでの展開利は思った以上に大きいだけに無欲の一発を期待したい。 ◎ミッドタウン ○ブレイクタイム ▲ロードフラッグ △エイシンスペンサー ■馬券構築 ミッドタウンから馬複流し。ボックスの目を抑える。 [馬複] ミッドタウン−ブレイクタイム 30% [馬複] ミッドタウン−ロードフラッグ 20% [馬複] ミッドタウン−エイシンスペンサー 10% [馬複] ブレイクタイム−ロードフラッグ 20% [馬複] ブレイクタイム−エイシンスペンサー 10% [馬複] ロードフラッグ−エイシンスペンサー 10% |