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第39回関屋記念(GIII) 2004年8月1日(Sun) 新潟芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 12 | ブルーイレヴン | 牡4 | 56.0kg | 吉田稔 | 1.32.3 | − | 506kg(+8) | 1 | |
2 | ▲ | 6 | 10 | ロードフラッグ | セ7 | 56.0kg | 田中勝春 | 1.32.3 | クビ | 462kg(+10) | 10 |
3 | 5 | 9 | マイネルソロモン | 牡4 | 56.0kg | 後藤浩輝 | 1.32.4 | 3/4 | 478kg(-10) | 3 | |
4 | 6 | 11 | トーセンダンディ | 牡6 | 56.0kg | 江田照男 | 1.32.6 | 1 1/4 | 516kg(0) | 7 | |
5 | ○ | 4 | 7 | ブレイクタイム | 牡7 | 57.0kg | 松永幹夫 | 1.32.6 | ハナ | 560kg(+8) | 2 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 10.8 - 11.5 - 12.0 - 11.6 - 11.2 - 10.6 - 12.1 上がり 4F 45.5 - 3F 33.9 3コーナー 5,7(6,12)(1,10,15)14(3,11)9,2(4,8)13 4コーナー 5,7,6,12(1,10,15)(3,14)11,9,2(4,8)13 |
■レース回顧 一度は踏み外したサクセスロード・大人になったブルーイレヴン! |
■レース解説 ロードフラッグ、ブレイクタイムが好スタートを切るが、内からウインクリューガーが押してハナに立つ。直後からエイシンスペンサーも押し上げて2番手につける。ブルーイレヴンは好位の外を追走。ミッドタウンは中団で脚を溜める。マイネルソロモンは後方待機。先頭ウインクリューガー、2番手にブレイクタイムが進出し直線に向く。直線半ばでブルーイレヴンが持ったままで先頭に替わる。内でブレイクタイム、エイシンスペンサーが粘るが、先頭集団の直後にいたロードフラッグが進路を外に採りブルーイレヴンに迫る。ラストスパートに入ったブルーイレヴンにロードフラッグが詰め寄ったところでゴール。 ■レース回顧 ハズレ。ブルーイレヴンは普通に要らんと思ったが…。(-_-) 予想するにあたって、前走軽視して連対→今回人気のパターンは狙いを下げるようにしている。逆に前走上位評価して凡走→今回人気薄のパターンは積極的に狙うようにしている。所謂「手のひらを返したような」というのが嫌いなこともあるが、過去に自らが下した判断を元に人気の盲点を模索するという手法は意外と有効だったりする。 今回の展望で「人気考慮型テクニカル分析」という一風変わった手法を用いたが、これもその一環。前走より人気が落ちた馬をパターンA、その逆をBと置き、人気の乖離度合いから危険馬と妙味馬を割り振った。ブルーイレヴンもかつては誰もが注目していた馬だったということを考えれば十分買えたのだが…。ちなみにウインクリューガーはパターンBの典型例。NHKマイルCでウインクリューガーに対してどのような評価をしていたかを振り返れば、大方の人はウインクリューガーが切れたと思う。 ブルーイレヴンは前走が復調かフロックかの判断に揺れたが、私は前走時に付したコメントとレース直後に感じた感想(回顧)から後者と判断。一方でロードフラッグは七夕賞時に軸にしていた馬で、長い直線で各馬のリリースポイント(仕掛け所)がバラけるとみてプラスと判断。このように今回は非常に買いづらい組み合わせだった。馬番連勝式をベースに予想しているので、ロードフラッグの単複を買えば良かったというよりは軸にしなかったことに対する後悔が残る。 吉田稔騎手は勝利騎手インタビューの冒頭で「今日は前残りの競馬が多かったので、いい位置につけて行きたいと思いました」とコメント。折り合いがつくようになったブルーイレヴンも素直にこの作戦に従順。直線横写しの画面で余裕綽々の手応えを見て泣いた。復調というよりはようやくまともに走り出したというのが本音。ただ時計は平凡で良くも悪くもGIIIレベル。天皇賞秋は言い過ぎか。 ミッドタウンは前に行かなかったのが全て。控えると思ったブルーイレヴンが前に行き、自らは後ろから行ったのをみてガッカリ。ペースは落ち着いていただけに前に行けなかったということは考えにくく、騎手の積極性が問われた結果とみて良い。 ロードフラッグは思ったより後ろにいたので苦しいかなとみていたが、前がバテかかったところを見逃さずラストで良く伸びた。七夕賞では後続に早めに寄られて追われる側だったが、今回は余裕を持って追いかける側になったのが大きい。 マイネルソロモンは叩く度にぐんぐん加速し、大外から上がり最速で突っ込んできただけに悔やまれる。当初の見解通り、前が止まってくれない以上後ろから行く馬はどうしても劣勢になる。これが東京なら十分届いていたものと思われる。良馬場限定で富士Sあたりで狙いたい。 ちなみに前日10時40分頃、トーセンダンディーの単勝に80万弱の投票が入って一躍1番人気に躍り出るハプニングが発生。ミラクルおじさんの1222万に比べれば微々たる量だが、大金をブチ込んだことには変わりない。その勇気に乾杯。 |