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第45回中日新聞杯(GIII)
2009年12月12日(Sat) 中京芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 7 アーネストリー 牡4 56.0kg 佐藤哲三 1.57.4 528kg(+6) 1
2   1 1 ドリームサンデー 牡5 56.0kg 秋山真一郎 1.57.5 1/2 500kg(-2) 5
3 3 5 チョウカイファイト 牡6 54.0kg 北村友一 1.58.0 3 514kg(0) 10
4 8 15 トーセンジョーダン 牡3 55.0kg C.スミヨン 1.58.0 クビ 474kg(-2) 2
5 2 3 レオマイスター 牡4 54.0kg 木幡初広 1.58.4 2 1/2 500kg(+14) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 10.6 - 11.1 - 12.3 - 12.1 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 11.8 - 12.1
上がり 4F 47.5 - 3F 35.8
1コーナー 1,2,9,13,7,3(4,6,10)14,5(11,12)8,15
2コーナー 1(2,9)13,7(3,6,10)(4,14)(5,11,12)(8,15)
3コーナー 1,2(7,9)13(3,6,10)(4,11,14)(5,15,12)8
4コーナー 1,2,7,3(4,9,13)(6,15,11,10)(5,14)8,12

■レース回顧 前残り許さぬ抜群の手応え・高速馬場で縦横無尽アーネストリー!
■レース解説

 ドリームサンデーが最内から先手を奪う。ダブルティンパニーとマヤノライジンがこの直後に入る。アーネストリーとマンハッタンスカイもこれらと差が無く続く。ナカヤマフェスタはこの直後の外、デストラメンテも外につける。トーセンジョーダンはトウショウウェイヴと並んで最後方を進む。ドリームサンデーが単独先頭。2番手マヤノライジンの手が動く中、アーネストリーが持ったままで3番手に浮上して直線に向く。ドリームサンデーが後続を引き離して3馬身のリード。アーネストリーがマヤノライジンを交わして2番手に上がり、ドリームサンデーに迫っていく。3番手以降は離れる。アーネストリーがドリームサンデーとの差を確実に詰め、最後は余裕を持って交わす。


■レース回顧

 ハズレ。スミさん、スミさん、最後方から行くとか聞いてないッス。直線工夫してたけどね…。(´-ω-`)

 ドリームサンデー、アーネストリー、ミッキーパンプキン辺りが好スタート。ミッキーパンプキンは控えていったが、ドリームサンデーとアーネストリーは前を目指して上がっていった。逃げ馬たるドリームサンデーはともかく、アーネストリーも楽な手応えで好位を確保出来ていた。先行争いは激しくならず、成り行きのままドリームサンデーが先頭に落ち着いた。

 さて、トーセンジョーダンはどこにいるのかな。ナカヤマフェスタがここで、デストラメンテがここ。メイショウドンタク、トウショウウェイヴ…。え?一番後ろに走ってるのがトーセンジョーダン?冗談じゃねーぞ(←実はこれが言いたかった)!前から後ろまでそんなに差が無いとは言っても、開幕週で呑気に後ろに構えてどーすんだよスミさん。これはもう内を突くしかない。いや、内を突いても届くかどうか。

 それにしても誰もドリームサンデーに鈴を付けに行かない。まあ中京芝2,000Mは勝負どころが忙しくなるからそこでジ・エンドだろ。トーセンジョーダンを軸とした立場からはそういう希望を持つしかなかった。しかしその希望はあっさりと砕かれた。3コーナーを過ぎても誰もドリームサンデーに鈴を付けに行かない。いや、鈴を付けに行けないといったほうが正しいか。マヤノライジンのほうが苦しくなっていた。

 直線に向いていよいよドリームサンデーの独壇場。やはり前が止まらない。マヤノライジンも何だかんだでまだ2番手。そこへアーネストリーが馬なりのまま姿を現した。アーネストリーはマヤノライジンに目もくれず、前を行くドリームサンデーに迫っていった。独走状態にあるドリームサンデーと、これを追いかけたアーネストリーの争い。3番手以降は蚊帳の外。あーあ。

 勝ち時計1分57秒4はかなり速い。このコースにおけるレコードは'07年金鯱賞(優勝:ローゼンクロイツ)の1分56秒9だが、この時はテイエムプリキュアとコンゴウリキシオーがガリガリ行って前半1,000M57秒3−後半1,000M59秒6の前傾ラップ(ハイペースによる前崩れ決着)だった。今回は58秒4−59秒0と淀みの無い一貫した流れで、開幕週を実感させる高速決着となった。

 アーネストリーはスタート直後、3コーナー過ぎの進出、直線の追い出しの全てにおいて抜群の手応えを有していた。今回のメンバーでは格が違った感。高速馬場で強いのは今後に向けても武器となりそう。ドリームサンデーは高速馬場の他、先手を採りやすい最内枠を引いて実際に単騎で逃げられたことが大きい。なお、調教の時からそうであったように今回も直線で手前を変えていなかった。

 中京コースの穴馬は大抵内を突いた馬が絡む。チョウカイファイトは後方の内から上手く馬群を捌いて抜けてきた。トーセンジョーダンも後方から内を突いてポジションを上げたものの、いかんせん位置取りが後ろ過ぎ。レオマイスターも4コーナーで最内を突いて上がって来ていた。外を回した馬はデストラメンテが10着、ナカヤマフェスタが13着などと軒並み凡退。ナカヤマフェスタにとっては時計も速過ぎた。


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