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第62回鳴尾記念(GIII)
2009年12月5日(Sat) 阪神芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 13 アクシオン 牡6 56.0kg 藤田伸二 1.46.5 518kg(-2) 7
2 4 5 スマートギア 牡4 56.0kg 武豊 1.46.7 1 1/4 464kg(+6) 4
3 7 11 ナムラクレセント 牡4 56.0kg 小牧太 1.46.7 ハナ 500kg(+2) 2
4 5 7 イコピコ 牡3 55.0kg C.ルメール 1.46.9 1 1/4 466kg(+2) 1
5   4 6 レッドスパーダ 牡3 55.0kg 内田博幸 1.46.9 ハナ 532kg(0) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.8 - 11.5 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 11.7 - 11.1 - 11.0 - 11.5
上がり 4F 45.3 - 3F 33.6
3コーナー 6(10,3)(9,7)(4,11)13,12,2,14,8,5,1
4コーナー (*6,3)(9,10,7)(4,13,11)12(2,14)5,8,1

■レース回顧 昇級戦も何のその・抜群の手応えで突き抜けたアクシオン!
■レース解説

 マルカシェンクが出遅れ。レッドスパーダがハナを奪う。サンライズマックスが2番手、ライブコンサートも前に行く。イコピコはこれらの直後5番手、ナムラクレセントはこの外6番手につける。少し離れてアクシオン、シェーンヴァルトが追走。ハイアーゲーム、スマートギアは後方待機。フィールドベアーが3コーナーを過ぎた辺りで単独2番手に上がる。イコピコが外から3番手に上がって直線に向く。レッドスパーダが尚も先頭、ライブコンサート、サンライズマックス、フィールドベアー、イコピコが横一線でこれを追う。それらの外からアクシオンが持ったままで進出、追い出して先頭に踊り出る。外からスマートギアとナムラクレセントが突っ込んでくるも、アクシオンが余裕を持ってこれらを退ける。


■レース回顧

 ハズレ。イコピコが前に陣取ってる。ルメールでかした。勝ったなコレは。………負けた。(-_-)

 マルカシェンクがやる気無さ過ぎて笑った。晩年のスズカフェニックスより酷い。まあこれは放っておくとして、先頭はレッドスパーダであっさり決着。そして2番手がサンライズマックス。ヨコテン、やっぱり分かってるなぁ。イコピコも先行集団の中に入っていた。ルメールも分かってるなぁ。後ろからブッ差すよりも前で小足使うほうがどれだけ効率的か。四位にルメールの爪の垢を煎じて飲ませたいと思った。

 ナムラクレセントはイコピコの外にいたが、首を上下に振って落ち着かない様子。スマートギアはいつもの後方待機に戻していた。展開的にはキツイが、この馬はこうしないと走らないので仕方ない。3コーナーを過ぎてもナムラクレセントは口を割って落ち着かない。掛かっているというよりは早く行かせてくれといった感じ。この時イコピコはナムラクレセントの前で外に持ち出して進出の準備を整えていた。

 直線に向いたところでイコピコ3番手。サンライズマックスも最内に入れて3番手。前の2頭を交わして突き抜けちゃっていいよ。………あれ?鞭入ってるのに伸びない。何で?その外からアクシオンがやってきた。持ったままで。アクシオンはイコピコらを軽々と追い抜いていった。そしてお約束のスマートギア。その内にはナムラクレセントを従えていた。しかしやっぱり届かない。これぞスマートギア。

 アクシオンは道中イコピコとナムラクレセントの後方2馬身のところでじっくりと構えていた。4コーナーでは周りに包まれて出すところが無かったこともあるがまだ抑えていた。実質追ったのは残り200M位。強いというよりも効率の良さが際立った勝利だった。スマートギアは4コーナーで行き脚が付いて、坂の辺りで一段と加速。脚を溜めれば伸びる。位置取りの不器用さを除けば良い馬。

 ナムラクレセントは前述した通り、緩い流れで再三行きたがっていた。追い出してもすぐに反応せずモタモタしていていたが、外からやってきたスマートギアに触発されて一緒になって上がってきた。全体的に見て脚取りが重く、一絞り出来ればもっと動けそうな印象を受けた。レッドスパーダは叩き2戦目でも増減無し。こちらは成長分だろうが、展開が向いて5着なのだからまだまだ下積みが足りない。

 1,000M通過61秒2で馬群一団。レースの上がり3ハロン33秒6ということからしても直線ヨーイドンという見立ては間違っていなかったのだが、肝心のイコピコが弾けてくれなかった。コイツもスマートギアと同じで、後ろで脚を溜めないと伸びない性質なのかもしれない。サンライズマックスも同様。3年前のマルカシェンクは予想外の逃げで2着に残って驚かせてくれたのだが…。ちょっと期待ハズレ。


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