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第26回マイルチャンピオンシップ(GI) 2009年11月22日(Sun) 京都芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 2 | 4 | カンパニー | 牡8 | 57.0kg | 横山典弘 | 1.33.2 | − | 466kg(0) | 1 |
2 | 7 | 13 | マイネルファルケ | 牡4 | 57.0kg | 和田竜二 | 1.33.4 | 1 1/4 | 522kg(-8) | 14 | |
3 | 7 | 15 | サプレザ | 牝4 | 55.0kg | O.ペリエ | 1.33.4 | クビ | 436kg(計不) | 2 | |
4 | △ | 5 | 9 | キャプテントゥーレ | 牡4 | 57.0kg | 川田将雅 | 1.33.4 | ハナ | 464kg(+4) | 3 |
5 | 4 | 7 | アブソリュート | 牡5 | 57.0kg | 田中勝春 | 1.33.5 | 3/4 | 466kg(-8) | 6 |
■各種レース指標 (天候:小雨、馬場:良) |
ハロンタイム 12.1 - 10.9 - 11.8 - 12.4 - 11.5 - 11.4 - 11.2 - 11.9 上がり 4F 46.0 - 3F 34.5 3コーナー 13-9(1,12)(11,15)(4,17)(8,14)(6,18)5(2,16,10)7,3 4コーナー 13,9-(1,12)15,11(4,17)(8,18)(6,14)5(2,16)10(7,3) |
■レース回顧 大器晩成の鑑・GI連取で有終の美飾ったカンパニー! |
■レース解説 サンダルフォンが好スタートを切るも、マイネルファルケが押してハナを奪う。キャプテントゥーレが2番手、ヒカルオオゾラが抑えながら3番手につける。4番手以降はザレマ、サプレザ、エヴァズリクエストらが一団で続く。カンパニーは中団の内を進む。アブソリュートとスズカコーズウェイは馬群後方、マルカシェンクは最後方待機。マイネルファルケが若干リードを広げて3コーナーを通過。キャプテントゥーレが単独2番手、サプレザが5番手の外から進出。カンパニーは7番手付近の内で溜めながら直線に向く。マイネルファルケが内を通って先頭をキープ。キャプテントゥーレは外に持ち出して前を追う。これらの間からヒカルオオゾラ、更にはカンパニーが追い上げる。カンパニーがマイネルファルケを追い詰めてこれを交わし、余裕のゴール。 ■レース回顧 ハズレ。こんなくだらないレース見せられるより旅行に行ってて良かった。(・_・) 誤解の無い様に言っておくと、何もハズレたからとか逃げ馬が粘ったからではなく、アルゼンチン共和国杯やエリザベス女王杯と同じく駆け引きが見られなかったからくだらないと憤慨している。馬が競るから競馬なのであって、競っていないならそれは茶番である。この前日に行われた東京スポーツ杯2歳Sのローズキングダムとトーセンファントムの競り合いは見ていて胸が熱くなった。 『これ(カンパニー)に勝てそうな馬はおそらく前で競馬をする馬。確固たる逃げ馬がいないし、ある程度前が楽が出来そうだから』。展望の中で私はこのように書いた。マイネルファルケの単騎逃げで1,000M通過58秒7。例年のマイルCSのペース(同57秒前後)と比べてかなり遅い。本当に楽させてどーすんの?キャプテントゥーレはマークが甘い。ヒカルオオゾラは大事に乗られ過ぎ。カンパニーが普段より前で競馬していた中にあって、これより後ろにつけていた連中は脳味噌がついているのか疑わしい。 今回は後日に結果を見てからVTRでレースを振り返ったので、淡々とした感想しかない。ただカンパニーは本当に強くなった。鞍上の指示にも機敏な反応をみせていた。なかなか勝ち切れなかった馬がここに来て3連勝、しかもあれだけ善戦止まりだったGIを連取。マーク競馬の前々走はともかく、前走は並み居る強豪を問答無用で差し切っての勝利。今回も弱面相手ではあったが堂々たる勝利だった。 4ハロン目に12秒台のラップが見られるように、マイネルファルケは道中一息入っていた。2番手追走のキャプテントゥーレは4コーナーでマイネルファルケを捕まえに行こうとしていたが、マイネルファルケは既に二の脚を使っていた。しかも川田騎手が直線に向いて外に持ち出したことで、マイネルファルケに並びかける機を逸していた。馬場の良いところを走らせたいという川田騎手の考えも分からなくもないが、どうもマイネルファルケをナメていた節がある。逃げ馬はナメられた時が一番怖い。 サプレザは好位集団の外につけて3着を確保。ペリエ騎手はスローペース(と言ってしまっても差し支えない)を読んでサプレザを前のほうに陣取らせていた。終始経済コースを通ったカンパニーとは内外の差が出た。エリザベス女王杯のシャラナヤも4着に来たように、今年の外国馬は実績通りの走りをするようだ。ちなみにジャパンCに出てくるコンデュイットは近年稀に見る大物。 |