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第45回福島記念(GIII)
2009年11月21日(Sat) 福島芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 6 サニーサンデー 牡3 51.0kg 吉田隼人 1.58.6 484kg(+2) 8
2 1 1 トウショウシロッコ 牡6 56.0kg 吉田豊 1.58.6 クビ 480kg(+8) 5
3   8 16 トーセンクラウン 牡5 53.0kg 江田照男 1.58.8 1 462kg(-2) 12
4 2 4 デストラメンテ 牡5 54.0kg 丸田恭介 1.58.9 1/2 460kg(0) 10
5 7 14 サクラオリオン 牡7 57.0kg 秋山真一郎 1.59.1 1 1/2 470kg(+2) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 11.8 - 11.1 - 11.1 - 11.6 - 11.9 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 11.6 - 12.4
上がり 4F 48.8 - 3F 36.4
1コーナー 10,6,12(7,13,15)3,4,14(1,5,9)2,16,8-11
2コーナー 10-6,13,12(7,15)(3,4)14-(1,5)(2,9)16,8-11
3コーナー 10,6,13,12(7,4,14,15)(3,1,5)(16,2)9(8,11)
4コーナー 10,6(7,4,13,15)(3,16,14,1,5)(2,12,11,9)8

■レース回顧 軽量活かし早めの進出・速い流れを根性で乗り切ったサニーサンデー!
■レース解説

 レッツゴーキリシマがハナを奪う。サニーサンデーが2番手、マンハッタンスカイとヤマニンメルベイユも差が無く続く。ショウワモダンは中団、デストラメンテとサクラオリオンがその直後で並んで追走。トウショウシロッコ、リクエストソング、トーセンキャプテンは後方、シャドウゲイトは更にその後ろを進む。4コーナーを迎えてもレッツゴーキリシマ先頭、サニーサンデー2番手は変わらず。ショウワモダンが外を捲って直線に向く。サニーサンデーがレッツゴーキリシマを交わして先頭に替わる。大外からトウショウシロッコ、内からトーセンクラウンが追い上げるも、サニーサンデーがそのまま押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。吉田兄弟ワンツー。つーか、高速馬場でんがな。知らんがな。(´・ω・`)

 横一線の先行争いからレッツゴーキリシマがハナへ。サニーサンデー、ヤマニンメルベイユといった辺りも早速前に出てきた。ただどの馬も余裕を残していて、レッツゴーキリシマを追いかけていく馬はいなかった。サニーサンデーは2番手、ヤマニンメルベイユは3番手の外で静観。んー、これは前が残ってしまいそうだ。サクラオリオンは中団の外。何とかなりそうな位置ではある。

 トウショウシロッコは中団の内、その外にリクエストソング。アルコセニョーラは最後方。内を突いて距離を稼いだとしても、ここからでは届きそうにない。3コーナーを過ぎて3番手追走のマンハッタンスカイが苦しくなってきた。ヤマニンメルベイユは後続に呑まれて後退。サクラオリオンは馬群の真っ只中。捌けるか…、ってこんなところで追い鞭入ってどーすんの。俺の福島記念終わりかけ。

 サニーサンデーがレッツゴーキリシマをサクッと交わして先頭。軽ハンデだからか何か知らんが足取りが軽い。俺の福島記念完全終了。いつの間にか大外に持ち出していたトウショウシロッコが際どく詰め寄るも2着、叩き2戦目+軽ハンデ+穴男エダテルのトーセンクラウンが内から追い上げて3着。4コーナーからジリジリ動いて直線ジリジリ追い上げたデストラメンテが4着。サクラオリオンはその後ろ。

 前半1,000M57秒5、後半1,000M61秒1という厳しい流れながら、道中2番手追走のサニーサンデーが早めに抜け出して押し切り勝ち。時計が速く、それでいてバテないのだから大したもの。差し優勢だったラジオNIKKEI賞でも先行して2着に食い下がっていたし、かなりの根性者だ。トウショウシロッコは末脚勝負に出て惜しい2着。サニーサンデーとのハンデ差に泣いた形。

 トーセンクラウンは完敗続きだったとはいえ末脚勝負の馬で、ここは軽ハンデが有効に作用した。4コーナーで内を突かせた江田照男騎手の判断も見逃せない。福島記念ではこのように内を上手く立ち回った馬が度々穴を開けている。昨年14番人気で3着に入ったグラスボンバーも内突きだった。ショウワモダンは逆に外を捲って直線失速。外枠で内に入れなかったのは痛かった。

 サクラオリオンは前述の通り4コーナーで追い鞭が入るなど全体的に防戦一方の内容。ただ時計が速いレースでからっきしだっただけに、この5着はむしろ褒めておいて良いのかもしれない。リクエストソングは4コーナーで外を通って積極的に仕掛けた分、直線で伸びを欠いた。レッツゴーキリシマは結果として飛ばし過ぎた感。前走と真逆の厳しい流れを自ら作り出していてはどうしようもない。


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