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第14回東京スポーツ杯2歳S(JpnIII)
2009年11月21日(Sat) 東京芝1,800M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 14 ローズキングダム 牡2 55.0kg 小牧太 1.48.2 450kg(-6) 1
2 8 16 トーセンファントム 牡2 55.0kg C.スミヨン 1.48.2 アタマ 480kg(+2) 3
3   5 9 レッドスパークル 牡2 55.0kg 蛯名正義 1.48.5 1 3/4 460kg(-4) 9
4 8 17 サンディエゴシチー 牡2 55.0kg 藤岡佑介 1.48.5 アタマ 494kg(+6) 4
5   1 1 ダイワアセット 牡2 55.0kg 菊沢隆徳 1.48.5 クビ 490kg(0) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.8 - 11.4 - 12.0 - 12.2 - 12.7 - 12.7 - 11.4 - 11.2 - 11.8
上がり 4F 47.1 - 3F 34.4
2コーナー 8(3,10)(4,11,14)(1,5,15)(2,12,17)7(9,16)6,13
3コーナー 17(8,10)(3,14)(4,15)(1,2,11)16(6,5,9)12,7,13
4コーナー (*17,10)8(3,14,15)(1,4)(2,11,7)(6,16)(13,5,9)12

■レース回顧 思わず息呑むデッドヒート・早くも良血開花ローズキングダム!
■レース解説

 アイウォントユーが出遅れ。サンディエゴシチーが好スタートを切るも、内からモズがハナを奪う。続いてニシノメイゲツ、トーセンパーシモンも前に出る。ローズキングダムとレッドバリオスが並んで好位の一角、サンディエゴシチーが一気に押し上げて好位、更には好位から先頭へ躍り出る。アーバンウィナーは馬群の内、トーセンファントムは後方の外を進む。サンディエゴシチー先頭、トーセンパーシモン2番手で直線に向く。サンディエゴシチーが先頭をキープ、2番手以降は横一線。外からローズキングダムとトーセンファントムが馬体を並べて上がってくる。サンディエゴシチーが尚も粘るも、ローズキングダムとトーセンファントムが激しく競り合いながらサンディエゴシチーを交わし、2頭並んだままゴール。


■レース回顧

 ハズレ。レッドバリオス弱っ。やっぱ俺の選馬眼は腐ってるな…。(-_-)

 折角好スタートを決めても、スタートしてすぐに最初のコーナーを迎える東京芝1,800Mの外枠では効果半減。サンディエゴシチーは相対的に中団まで下がってしまった。モズが楽々先手、ニシノメイゲツが成り行きで2番手というというのは何だか不公平のようにも思える。ローズキングダムは5番手の外、レッドバリオスはその内にいた。内田騎手が軽く腰を浮かせていて、心持ち掛かっているように見えた。

 ローズキングダムとレッドバリオスが折り合い専念で追走するなど、全体的に固まっての追走。サンディエゴシチーはこの状況を見て早速動いてきた。外からグーンと追い上げて、あっという間にモズを交わして先頭。メチャ強気だなぁ。ただ先頭に立った後はペースを落として何事もなかったかのように落ち着いて走っていた。

 サンディエゴシチーがリードを保ったまま直線へ。鞭が入って全力追いとはいえ、トーセンパーシモンとモズの追撃をものともせずゴールを目指して突き進んでいく。外に目を遣ると2頭が競り合いながら猛然と追い上げてきていた。ローズキングダムと、トーセンファントム。あれ?レッドバリオスは?鞭が入っているのに末脚に火が付かずモタモタ。おーい。

 トーセンファントムが前に出掛かると、ローズキングダムも負けじと差し返す。サンディエゴシチーを交わすところでまた並んで、最後はローズキングダムがもう一伸びをみせて先着。デビュー2戦目でこの内容なら何も言うことは無い。橋口厩舎はデイリー杯2歳Sを勝ったリディルが放牧先で故障して戦列を離れることになったばかり。小牧太騎手もツイている。

 トーセンファントムは道中外に壁を作れず行きたがっていたが何とか折り合っていた。後方で脚を溜めていた分、直線に向いてからの反応は良好。ローズキングダムもろともまとめて交わす予定が、ローズキングダムの強靭な差し返しに遭い四苦八苦。自分が伸びた分、相手も伸びるのだからたまったものではなかった。今年は勝ち馬が2頭いたという認識でも良いかもしれない。

 サンディエゴシチーの積極策はスローを見越した作戦で的を射ていた。これが小回りコースなら間違いなく勝っていたはず。最後はレッドスパークルの差し込みにも屈して4着だったが、札幌2歳Sからぶっつけであることを考えると悪くはない。モズはサンディエゴシチーに自らやりたかった競馬を実践されてしまってはお手上げ。上がりの競馬に持ち込まれて更に苦しくなった。

 レッドバリオスはローズキングダムに並びかけに行くだけで精一杯。前走とは違い、直線入口からの追い比べで非力さを露呈してしまった。俗に言う一瞬だけ良い脚を使うタイプの馬らしい。もっとも、今回のところはそれすら披露できなかった。アーバンウィナーは直線でニシノメイゲツが壁になって追い出しが遅れたとはいえ、突き抜けるような感じはなかった。道中溜めが効いていただけにガッカリ。


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