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第14回東京中日スポーツ杯武蔵野S(GIII)
2009年11月7日(Sat) 東京ダート1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 5 ワンダーアキュート 牡3 56.0kg 安藤勝己 1.35.5 488kg(-14) 5
2   1 2 ダイショウジェット 牡6 56.0kg 柴山雄一 1.35.8 1 3/4 556kg(-6) 11
3   3 6 ワイルドワンダー 牡7 56.0kg 蛯名正義 1.35.8 ハナ 456kg(+6) 8
4 6 11 マチカネニホンバレ 牡4 57.0kg 北村宏司 1.35.9 1/2 532kg(-8) 2
5 5 10 ラヴェリータ 牝3 54.0kg 岩田康誠 1.35.9 クビ 512kg(+2) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 10.7 - 11.5 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.6
上がり 4F 48.9 - 3F 36.7
3コーナー (*5,8,12)13(4,1,11,16)(2,9,14,15)(6,10)7,3
4コーナー (*5,8,12)(4,1,13)(11,16)(2,9,14,15)(6,7,10)3

■レース回顧 ハイペースも何のその・力で押し切り3連勝ワンダーアキュート!
■レース解説

 ラヴェリータが出遅れて最後方。ヴァンクルタテヤマ、トーホウドルチェ、ネイキッドが前に出る。ワンダーアキュート、サクセスブロッケンもこの集団に加わっていく。マチカネニホンバレ、サイレントプライドはこれらの直後を追走。トランセンドは中団の外、テスタマッタは内を進む。ワイルドワンダーは後方の内、ラヴェリータは最後方から外を回して進出。ワンダーアキュートにネイキッドとサクセスブロッケンが並びかけて前は3頭が一団。その直後も一団。セレスハント、トランセンドは大外を回して直線に向く。ワンダーアキュートがあっさり抜け出して単独先頭。2番手は横一線の大混戦。ワンダーアキュートが独走のまま難なく押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。勝負どころでモタつく馬に外枠はイカンね。遺憾の意を表します。自分自身に。(`・ω・´)

 セレスハントがハナを奪うんだろうなと軽く考えていたのだが、よく見ると大外。逃げ候補が大外というのは先週の天皇賞秋と同じ。結局内でスタートを決めたヴァンクルタテヤマがハナ。同じく内で行き脚が付いたトーホウドルチェ、ネイキッドも楽に前に出てきた。セレスハントは行き遅れて中団。大外に近い枠のトランセンドも内の各馬に遅れを取って中団。しまった。終わった。

 ヴァンクルタテヤマらの集団にワンダーアキュート、サクセスブロッケンも加わって前はやたらと賑やか。マチカネニホンバレ、サイレントプライドも頑張ってこれらに付いて行った。トランセンドはこれらから遅れること3〜4馬身、中団の外。末脚が伸ばせるタイプではないし、これはひゃくぱー終わった。テスタマッタはこの内で虎視眈々。この展開なら差しが効きそうだが、さてさて。

 3コーナー付近でワンダーアキュートが僅かに先頭。サクセスブロッケンは外で掛かっている様子。ネイキッドの進出につられてサクセスブロッケンも付いて行った。4コーナーを回るところで直後の手が動き始めても、ワンダーアキュートはまだ持ったまま。桃の帽子2頭は大外を回しての進出。しかもトランセンドは例の如く追っ付けまくり。はい、ひゃくにじゅっぱー終わった。

 あれだけ前が固まっていたんだから、先頭集団沈没は時間の問題。のはずが、ワンダーアキュートは止まらなかった。むしろ後続との差が広がっていく。どーなってんの?ネイキッド、サクセスブロッケンは2番手からどうやっても前に行けない。この直後から追ったマチカネニホンバレも伸びがイマイチ。トランセンドも大外から追い上げてきていたが、悲しいかなジリジリとしか伸びない。

 ワンダーアキュートは残り200Mで3馬身のリード。ゴール間際になって勢いが落ちて、ワイルドワンダーやダイショウジェットが突っ込んできたが後の祭り。兄(ワンダースピード)に似てソラを使うところがあるが、そもそも安藤勝己騎手は勝ちを確信して手を緩めていた。テン3ハロン34秒6−上がり3ハロン36秒7の前傾ラップで、終始後続に突付かれながらこの内容。相当強いと言わざるを得ない。

 2着以下がこのレース本来の結末。ダイショウジェットは残り200Mまで進路が無く、残り100Mで追い出してからが速かった。ワイルドワンダーは馬群を掻き分けながらの進出。同コース【1・1・1・0】、いずれもオープンクラスでの内容。久々が問題?人気無かったらつべこべ言わずに黙って買えや!ちなみにこの2頭、展開が向いただけだろうから評価はしない。

 マチカネニホンバレは早い段階から前を追った分、ラストで息切れ。前走とは一転してタフな流れになり、馬に余裕が感じられなかった。トランセンドは外枠で主導権が奪えず終い。ジリジリと伸びていたし、見限るのはまだ早い。ラヴェリータは出遅れた時点で圏外。5着は結果オーライ。サクセスブロッケンはこの流れでも掛かっていた。元々折り合いに課題がある馬で、距離が伸びる次も狙い辛い。テスタマッタは58kgを背負っての時計勝負に無理があった。差し優勢で11着も久々を考慮すると何とも言えない。


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