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第12回サウジアラビアロイヤルC富士S(GIII)
2009年10月24日(Sat) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 3 アブソリュート 牡5 57.0kg 田中勝春 1.33.3 474kg(+8) 6
2   8 17 マルカシェンク 牡6 56.0kg 柴山雄一 1.33.3 ハナ 490kg(-10) 11
3   5 10 マイケルバローズ 牡8 56.0kg 勝浦正樹 1.33.4 3/4 502kg(-4) 15
4   6 12 リザーブカード 牡6 56.0kg 北村宏司 1.33.4 ハナ 496kg(0) 12
5   8 16 ザレマ 牝5 55.0kg 内田博幸 1.33.4 ハナ 540kg(+14) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 11.9 - 10.8 - 11.7 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.6 - 11.9
上がり 4F 46.9 - 3F 35.0
3コーナー 4,11,13(1,16)6(5,7)(3,8,18)(12,15)2(9,10,14)-17
4コーナー 4,11,13(1,6,16)(3,7)5(12,8,18)(2,15,17)(9,10,14)

■レース回顧 大混戦を内から抜けた・大外強襲退け復活アブソリュート!
■レース解説

 マルカシェンクが出遅れて最後方から。マイネルスケルツィとマイネルファルケがハナを窺う。レッドスパーダは3番手、サイレントプライドとザレマも前に行く。ストロングガルーダとケイアイライジンが並んで6〜7番手、エイシンドーバーがその内につける。アブソリュートは中団の内を追走。マイケルバローズ、マルカシェンクは後方待機。マイネルスケルツィ先頭で直線に向く。マイネルスケルツィが先頭をキープするも、マイネルファルケ、ストロングガルーダがその差を詰めていく。ザレマ、ケイアイライジン、サンカルロも外から迫る。横一線の状態からアブソリュートが馬群を割って抜け出し、大外から突っ込んできたマルカシェンク、マイケルバローズを抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。昨年に続いて休み明けの馬が勝っちゃった。秋競馬?何それ、美味しいの?(´・ω・`)

 マルカシェンクがまたまた出遅れ。しかも今日は3馬身位の大きな出遅れ。完全に癖になってるなぁ。前はマイネル2騎による先行争い。マイネルファルケは競りかけず、マイネルスケルツィが先頭。レッドスパーダは3番手で静観。サイレントプライド、ザレマは外から押して積極策。ケイアイライジンはこれらを前に置く好位をキープ。おっ、いいぞヨシトミ。

 マイネルスケルツィは速くもなければ遅くもないペースで先頭をキープ。4コーナーを迎えてもマイネルファルケ、サイレントプライド、ザレマに動き無し。直線に向いてもマイネルスケルツィは持ったまま。しかし後続も楽をしていて、マイネルファルケが持ったままで差を詰めてきていた。続いてストロングガルーダ、サイレントプライド、ザレマ。ケイアイライジンも来ていた。俄かに慌しくなってきた。

 残り200Mのハロン棒を過ぎたところで横一線、というよりは一塊の大混戦。何が来てもおかしくない状況から、アブソリュートが真っ先に抜け出した。この辺りで先行勢は息切れ。サイレントプライド、そしてケイアイライジンも伸びがなくなってきた。あー。ザレマはもう一伸び。内からはリザーブカードが伸びてきた。更に大外から…マルカシェンク?更にはマイケルバローズ。無理。これを獲るのは絶対無理。

 先週の府中牝馬Sに引き続き、前で競馬を進めた人気どころがタレて人気薄の追い込み馬が突っ込む波乱決着。アブソリュートは中団の内から抜けてきたものの、マルカシェンクとマイケルバローズは大外一気の追い込み。今の東京は外が伸びる。これは来週の天皇賞秋の予想構築の際に念頭に置いておくべきだろう。

 ザレマは残り200Mを切ったところで沈んでいく同型をよそにもう一伸びをみせた。しかし外から半兄のマルカシェンクに交わされ、マイケルバローズにもハナ差屈した。トラックバイアスを考慮すると想定以上の内容。リザーブカードは毎回健気に差してくるのだが少し足りない。ナスノストロークは内を通っての追い上げで及ばず。この馬が突っ込んで来ている辺りからしても追い込み優勢だったことが窺える。

 1,000M通過58秒3とそれほど厳しい流れでもなかった割に、先行勢はザレマを除いて壊滅。レッドスパーダは22kg増の時点でダメだと思った。マイネルスケルツィは逃げの手が裏目。マイネルファルケも主導権が奪えないまま終わってしまった。ケイアイライジンも中団からの競馬で伸び切れず。この時計で勝負にならなかったのは不満。


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