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第12回サウジアラビアロイヤルC富士S(GIII)
2009年10月24日(Sat) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 レッドスパーダ 91 出負けした2戦目以外堅実。内枠先行の利あり。
2 トーセンクラウン 92 マイル成績悪くないが持ち時計と久々気になる。  
2 3 アブソリュート 100 前走最後方から大外回し考慮も久々は割引。  
4 マイネルスケルツィ 96 差し返す脚は無いものの時計通り走れば通用。
3 5 エイシンドーバー 97 昨年の1番人気。長期休養経て立ち直れるか。
6 ストロングガルーダ 87 時計は詰まる余地ある。久々で仕上がり次第。  
4 7 ケイアイライジン 94 前走スタート直後の躓き響く。直線延びて逆転。
8 ライブコンサート 100 東京での走り悪くないが稽古の動き重苦しい。  
5 9 ナスノストローク 95 後方一手で融通利かない。嵌っても物足りない。  
10 マイケルバローズ 96 長く追える脚魅力。前が止まるようなら出番も。  
6 11 マイネルファルケ 95 単騎可能。同コースで速い逃げ切りあり注目。
12 リザーブカード 100 昨年2着。休み明け得意だがここ2走負け過ぎ。  
7 13 サイレントプライド 100 昨年の覇者。叩き2戦目で迎える今年も有力。
14 ダンスインザモア 94 手応えの割に伸びずの前走不満。連闘も疑問。  
15 ティアップゴールド 90 前走は時計詰めながら惨敗。現状手立て無し。  
8 16 ザレマ 97 前走は内枠先行。東京に替わり踏ん張れるか。  
17 マルカシェンク 100 ブリンカー着用しても変化無し。走る気の問題。  
18 サンカルロ 93 差し一辺倒。時計速くなると物理的に届かない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 キーワードは秋競馬・得意の東京で突き抜けるケイアイライジン
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【3着以内馬の前走一覧(直近5年)】
年度 着順 馬名 前走 前走間隔
'04年 1着 アドマイヤマックス ポートアイランドS(OP・阪神芝1,600M)4着 中2週
2着 モノポール 大阪スポーツ杯(1600万・阪神芝1,600M)1着 中4週
3着 メテオバースト 名古屋大賞典(G2・名古ダ1,900M)2着 4ヶ月
'05年 1着 ウインラディウス 京成杯AH(GIII・中山芝1,600M)3着 中5週
2着 タニノマティーニ ポートアイランドS(OP・阪神芝1,600M)1着 中2週
3着 キネティクス 京成杯AH(GIII・中山芝1,600M)5着 中5週
'06年 1着 キネティクス シリウスS(GIII・中京ダ1,700M)3着 中2週
2着 エアシェイディ オールカマー(GII・中山芝2,200M)5着 中3週
3着 スズカフェニックス 大原S(1600万・京都芝1,800M)1着 中1週
'07年 1着 マイネルシーガル 京成杯AH(GIII・中山芝1,600M)3着 中5週
2着 マイケルバローズ 京成杯AH(GIII・中山芝1,600M)4着 中5週
3着 トウショウカレッジ ポートアイランドS(OP・阪神芝1,600M)9着 中2週
'08年 1着 サイレントプライド ダービー卿CT(GIII・中山芝1,600M)1着 6ヶ月
2着 リザーブカード 京成杯AH(GIII・中山芝1,600M)6着 中5週
3着 バトルバニヤン ポートアイランドS(OP・阪神芝1,600M)2着 中2週
※秋競馬以降のレースは赤セルで表示。

 このレースの攻略法は一目瞭然。秋競馬を使った馬に注目すれば良いのである。マイルチャンピオンシップの前哨戦としてマイル戦に改められた'00年以降の連対馬18頭についてみても、春以降のぶっつけで使って連対出来たのは上表にもある'08年1着サイレントプライドの他、'01年2着ダイタクリーヴァ(中山記念3着から8ヶ月)、'03年2着サイドワインダー(京都金杯から9ヶ月)の3頭しかいない。

 ここ2年は安田記念からぶっつけで臨んだ馬が1番人気に推されて4着に敗れており、2〜3番人気に推された馬も夏競馬からの直行で圏外に消えている。'06年はキネティクスの爆走で波乱となったが、やはり秋競馬を一叩きされていて、2〜3着に入った人気の2頭も秋競馬を使っていた。'05年は秋競馬のマイル戦を経由した馬が上位を占め、'04年は秋競馬のマイル戦を経由した人気馬2頭で順当に決着した。

 京成杯オータムハンデで古馬と対戦、スタートで躓いて厳しい位置取りに置かれながら直線で馬群を捌いてコンマ3秒差の4着まで押し上げてきたケイアイライジンの上積みに期待したい。スローだと脚を余す一方、速い流れなら切れ味が活かせる。NHKマイルCで先行して1分32秒7、1週前に美浦坂路で自己ベスト(4ハロン49秒9)をマーク、唯一の不安は休み明けのみというレッドスパーダが相手筆頭。

 毎年ハイペースで推移して逃げ馬には辛いレースだが、今年は見たところ逃げそうなのはマイネルファルケのみ。同コースは【2・0・2・0】(50.0%)、昨秋の山中湖特別では1分32秒8の好時計で楽々逃げ切っている。秋競馬を使って今回は2kg減の56kgで出られるのも大きい。春以来久々の京成杯オータムハンデで見せ場を作った昨年の覇者サイレントプライドは今回1kg減の57kgで出走できる。但し今年は外枠。昨年のような距離ロスのない競馬が出来るかどうか。

 マイネルスケルツィは一週前の美浦坂路で一番時計(4ハロン48秒9)をマーク。前走は中山マイルの外枠から先行して3着。今回は内枠を引いた。いつもあと一歩のところで脚が止まるが、時計通りに走れば大崩れは無さそう。京成杯オータムハンデを経由している割に人気が無いので黙って買う。ザレマはマイネルスケルツィとは逆に前走が内枠、今回は外枠。前走で一皮剥けたのか、それともまたいつものザレマに戻るのか。

 このレースは過去に東京で好走したことのある馬が穴を開ける傾向がみられる。冒頭で述べたこととは相反するが、東京で京王杯スプリングC勝ちと安田記念3着の実績を有するエイシンドーバーに注目してみたい。昨年のこのレースでは安田記念以来のぶっつけながら1番人気に推されて4着だった。今回は人気薄。黙って買い。

◎ケイアイライジン
○レッドスパーダ
▲マイネルファルケ
△サイレントプライド
☆マイネルスケルツィ、エイシンドーバー


■馬券構築

 ケイアイライジン1頭軸の3連複流し。

[3連複] ケイアイライジン−レッドスパーダ−マイネルファルケ 10%
[3連複] ケイアイライジン−レッドスパーダ−サイレントプライド 10%
[3連複] ケイアイライジン−レッドスパーダ−マイネルスケルツィ 10%
[3連複] ケイアイライジン−レッドスパーダ−エイシンドーバー 10%
[3連複] ケイアイライジン−マイネルファルケ−サイレントプライド 10%
[3連複] ケイアイライジン−マイネルファルケ−マイネルスケルツィ 10%
[3連複] ケイアイライジン−マイネルファルケ−エイシンドーバー 10%
[3連複] ケイアイライジン−サイレントプライド−マイネルスケルツィ 10%
[3連複] ケイアイライジン−サイレントプライド−エイシンドーバー 10%
[3連複] ケイアイライジン−マイネルスケルツィ−エイシンドーバー 10%


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