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第27回関西テレビ放送賞ローズS(GII)
2009年9月20日(Sun) 阪神芝1,800M 3歳オープン 馬齢 (牝)(国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 4 ブロードストリート 牝3 54.0kg 藤田伸二 1.44.7 (レコード) 448kg(+2) 5
2 6 11 レッドディザイア 牝3 54.0kg 四位洋文 1.44.7 クビ 494kg(+10) 1
3   7 13 クーデグレイス 牝3 54.0kg 川田将雅 1.44.9 1 462kg(-14) 10
4 5 9 ミクロコスモス 牝3 54.0kg 武豊 1.45.2 1 3/4 472kg(+4) 2
5   3 5 ボンバルリーナ 牝3 54.0kg 佐藤哲三 1.45.4 1 486kg(-2) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 10.9 - 11.2 - 11.8 - 11.8 - 11.4 - 11.4 - 11.6 - 12.2
上がり 4F 46.6 - 3F 35.2
3コーナー 15-13,17,8(10,18)(1,4,14,16)(3,5,11)-7(12,9)-2=6
4コーナー 15-13(8,17)(10,18,16)(1,4)(14,9)(3,5,11)(12,7)2-6

■レース回顧 高速馬場の大通りを闊歩する・レコードで重賞制覇ブロードストリート!
■レース解説

 メモリーパフィアがハナを奪う。ジェルミナル、クーデグレイス、チャームポットも前に行く。レッドディザイアは中団馬群の中、ワイドサファイアは後方の内を進む。ミクロコスモスは後方3番手から徐々に押し上げていく。4コーナーに差しかかり、ミクロコスモスが外を通って中団から前へと接近。レッドディザイアもこれに続いて進出開始。メモリーパフィア先頭のまま直線に向く。クーデグレイスが単独2番手からメモリーパフィアを捉えて先頭に替わる。外からミクロコスモスとレッドディザイア、内からブロードストリートが進出。ブロードストリートがクーデグレイスを捉えて交わし、レッドディザイアの追撃を抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。傾向分析凄いなぁ。3連複4頭ボックスで109.8倍?凄いなぁ。凄いから資のう。(´・ω・`)

 『条件クラス組は牡馬と対戦して好走している馬が中心。牝馬限定戦なら消し』(傾向分析まとめより抜粋)。これに忠実に従えばクーデグレイスは買い、ミクロコスモスは消し。推奨馬においてもオークス2〜4着馬の他、クーデグレイスを挙げていた。10番人気の穴馬をズバリ推奨。傾向分析凄いなぁ。推奨した人、馬券獲ったんだろうなぁ。推奨しておいて買ってないとかあり得ないし。本当に羨ましい(棒読み)。

 雲一つ無い秋晴れの下、まずまずのスタート。まずはダッシュを決めてメモリーパフィアが先頭。ジェルミナルも早速前に出てきた。レッドディザイアは行きたがるワンカラットを外に置いて中団待機。ワイドサファイアは後方の内。ちょっと難しい位置取り。ミクロコスモスは軽い出遅れで後方待機。折り合ってはいたが、後方3番手では春と何も変わらない。

 隊列は縦長。ミクロコスモスは3コーナー付近で既に動いていた。レッドディザイアの外を掠めて、ぐんぐん前へと上がっていく。レッドディザイアもこれをみて進出。直線は内のほうが固まっての追い比べ。外に持ち出したミクロコスモスとレッドディザイアは順調に前との差を詰めていった。クーデグレイスが先頭に躍り出たのと時を同じくして、内から黒い帽子が上がってくるのが見えた。

 ワイドサファイア。来た来た、と思ったら前が詰まって抜けられない。そこへもう一頭の黒い帽子、ブロードストリート。あー、調教で切ったのが来ちゃったよ。まあレッドディザイアに差されるのは時間の問題だろ。………。えっ、ブロードストリートまだ伸びるの?レッドディザイア何やってるの。さっさと差せよ。…ちょっ、また2着。うーん。つーか何だこの時計。レコードやん。馬場良過ぎ。

 パドックを見ていて一つ気になったことがあった。それはブロードストリートの口元。あの白いビッドガード(?)、オークスの時はしてなかった。ここでもう一度今週の調教を見てみた。あ、何かつけてる。うーん。一体あれは何だ?何のために付けたの?こういうことは誰も教えてくれない。厩舎関係者だけが知ってるインサイダー情報。ずるい。ちなみにレッドディザイアは腹周りに余裕があるように見えた。

 レッドディザイアの位置取りは結果として後ろ過ぎ。前が止まってくれない以上、直線に向いてすぐに仕掛けざるを得ず、結果的に内から伸びてきたブロードストリートに足元を掬われてしまった。宿敵ブエナビスタと同様、レッドディザイアも始動戦は2着。秋華賞は叩き2戦目のコイツらが巻き返して結局春と同じとなるのか、それとも今回のように第三の馬が勝つのか。ちょっと面白くなった。

 ワイドサファイアは前述の通り、直線で混雑する内に突っ込んでジ・エンド。これで人気暴落なら次は買い。ミクロコスモスは後ろから追い上げるのに脚を使った分、きっちり甘くなって4着。クーデグレイスは高速馬場で前につけての好走。古馬牡馬に揉まれた経験は伊達ではなかった。ジェルミナルは残り200Mで諦めて流していた。意図は分かるが、馬券を買って期待していた者からすると好ましくない。


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