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第44回テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
2009年8月16日(Sun) 小倉芝1,200M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   5 9 サンダルフォン 牡6 54.0kg 酒井学 1.07.5 542kg(+8) 8
2 7 13 レディルージュ 牝3 50.0kg 鮫島良太 1.07.7 1 1/4 438kg(+8) 2
3 2 4 カノヤザクラ 牝5 56.0kg 小牧太 1.07.8 3/4 508kg(+2) 1
4   7 14 ウイントリガー 牡4 52.0kg 和田竜二 1.07.9 クビ 470kg(0) 12
5 3 6 メリッサ 牝5 52.0kg 武豊 1.08.0 1/2 486kg(+4) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 11.8 - 10.3 - 10.6 - 11.3 - 11.4 - 12.1
上がり 4F 45.4 - 3F 34.8
3コーナー (1,*7)(5,8,11)(4,13)(2,9,15)(10,16)14(3,12,6)
4コーナー 7(5,8)(4,9,11,13)(1,15)(2,10,16)14(3,6)12

■レース回顧 自慢の脚力活かす中団待機・小回り利かせて重賞奪取サンダルフォン!
■レース解説

 コウエイハートがハナに立つ。シャウトラインとメイショウトッパーが直後に続く。ゼットカークとマチカネハヤテも前に行く。レディルージュとカノヤザクラはその後方、サンダルフォンも差がなく続く。マルカフェニックスは中団やや後方を追走。メリッサは後方外から徐々に進出。前を行くコウエイハートにシャウトラインとゼットカークが並びかけながら直線に向く。シャウトラインがコウエイハートを捉えて先頭に立ちかけるも、その外からサンダルフォンが並ぶ間もなく交わして先頭に躍り出る。大外からレディルージュ、内からカノヤザクラが追い上げるも、サンダルフォンがこれらを寄せ付けずゴール。


■レース回顧

 ハズレ。サンダルフォンもアリなんだが、そうすると皆アリになっちゃうからなぁ…。(´・ω・`)

 まずはカノヤザクラとメリッサのスタートに注目。…よし。今週はいきなりオワタの憂き目には遭わなかった。ただメリッサはスッと下げて後方待機。カノヤザクラもスタートしてからはセーブ気味。うーん、内で包まれるのは嫌だなぁ。その点シャウトラインは積極的に前に出てきた。カノヤザクラはそこから2馬身ほど後方に位置。レディルージュはその外につけていた。

 そこへ不意に黄色い帽子が見えた。サンダルフォン。中団待機か。コスモベル、マルカフェニックスもこの近く。こうなるとメリッサの後方待機が悠長に見える。あそこから間に合うのかな?前のほうが固まって、後ろにつけた馬は外へ流れていった。4コーナーで外に持ち出したレディルージュも外へ流れ気味。その内から追い上げたサンダルフォンはスピードを落とすことなくどんどん上がってきた。

 先行勢は概ね内ピタで距離を稼いでいたものの、後続に追い付かれるのは時間の問題。そこへ真っ先に襲い掛かったのは4コーナーで3分どころを通って追い上げたサンダルフォンだった。普段より早めの競馬で後続を出し抜くことに成功。酒井騎手の騎乗が冴えた。レディルージュも勢いではサンダルフォンに見劣りしなかったものの、4コーナーで生じたロスが響いて並びかけていくことが出来なかった。

 カノヤザクラはサンダルフォンと同じく内を通っての追い上げだったが、前を走る2頭が気になって加速が遅れていた。実質トップハンデを背負ってのレースで、軽量馬に先を越されても仕方ない面はある。直線一気にかけたウイントリガー、メリッサの猛追を凌ぎ切った辺りは褒めておきたい。コスモベルは外枠を活かすことなく、逆に外に持ち出した分だけ届かなかった。

 前々走のバーデンバーデンCで好走したシャウトライン、クールシャローンに注目した以上、そこで3着だったサンダルフォンにも配慮すべきだったのだが、アイビスサマーダッシュで何も出来なかった前者2頭の巻き返しに期待をかけ過ぎてしまった。シャウトラインは考えていた通りの競馬をしてくれたので不満は無い。クールシャローンは最後方付近から混雑する内を通っていてはまず間に合わない。


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