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第16回函館スプリントS(GIII) 2009年7月5日(Sun) 札幌芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 3 | 6 | グランプリエンゼル | 牝3 | 51.0kg | 熊沢重文 | 1.08.5 | − | 432kg(0) | 1 | |
2 | 7 | 14 | タニノマティーニ | 牡9 | 57.0kg | 秋山真一郎 | 1.08.7 | 1 1/2 | 484kg(-6) | 8 | |
3 | 4 | 8 | ブラックバースピン | 牡6 | 56.0kg | 津村明秀 | 1.08.7 | アタマ +ハナ |
482kg(+2) | 12 | |
4 | 3 | 5 | シンボリウエスト | セ9 | 56.0kg | 田中博康 | 1.08.8 | 1/2 | 502kg(-8) | 16 | |
5 | ▲ | 5 | 10 | アーバンストリート | 牡5 | 56.0kg | 四位洋文 | 1.08.8 | アタマ | 452kg(+10) | 4 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.1 - 10.5 - 11.2 - 11.5 - 11.4 - 11.8 上がり 4F 45.9 - 3F 34.7 3コーナー 5,3(1,6)(14,15)8(11,16)(2,9,12,13)10(4,7) 4コーナー 5(1,3,6)(8,14,15)(2,11,16)(9,12,7)(4,10,13) |
■レース回顧 古馬を相手に楽々進出・人気に応えたグランプリエンゼル! |
■レース解説 アルシラートが出遅れ。外からタニノマティーニとアポロフェニックスが前を窺うも、内からシンボリウエストが飛び出してハナを奪う。マヤノツルギ、グランプリエンゼル、エーシンエフダンズはこの直後につける。ブラックバースピン、アポロフェニックスもこれらと差が無く続く。スピニングノアールは後方外から徐々に進出、アーバンストリートは後方3番手で待機。シンボリウエスト先頭、2番手マヤノツルギにエーシンエフダンズとグランプリエンゼルが並びかけて直線に向く。エーシンエフダンズがシンボリウエストを捉えに行くも、グランプリエンゼルがこの外からまとめて交わして先頭に躍り出る。後方からタニノマティーニとブラックバースピンが並んで追い上げるも、グランプリエンゼルがそのまま楽に押し切る。 ■レース回顧 ハズレ。グランプリエンゼルに勝たれた。エーシンエフダンズは3着か。…降着?(^o^;) 外枠が総じて好スタート。タニノマティーニはハナも奪えそうな感じだったが自重。内からマヤノツルギが出てきて…って、シンボリウエスト?久々なのにマヤノツルギよりも手応えが良い。そして3番手にグランプリエンゼル。こちらも手綱が動かず楽な追走。んー。エーシンエフダンズは内で大人しくしていた。直線勝負だし、今はこれでいい。 シンボリウエストがマヤノツルギを寄せ付けない逃げを展開。ペースは速そう。スピニングノアールは3コーナー付近から外を通って上がってきていた。アーバンストリートは今回も後ろで構えたまま。しかも前が固まっていて動き辛そう。スピニングノアールの差しに期待するか、と思ったら大外にぶっ飛んでいった。はい終了。アーバンストリートは内を突く構えも、前が壁になったまま。はいはい終了終了。 エーシンエフダンズは内から不利無く抜け出してきた。前を行くシンボリウエストは難なく交わせそう、と思ったら並んだところで一杯。あれ?しかも外からグランプリエンゼル?オワタ。更に後方からタニノマティーニとブラックバースピン?エーシンエフダンズは後方から差してきた連中に飲み込まれる感じでフィニッシュ。タニノマティーニには差されたが、ブラックバースピンには辛うじて先着出来たか…。 『…しかし審議です。お手持ちの投票券はお捨てになりませんようにご注意ください。』いや、もう捨てたいわ。グランプリエンゼルなんて1円も買ってねーし。仮にグランプリエンゼル降着でもタニノマティーニも切っちゃったし。コイツらまとめて降着ならエーシンエフダンズが1着だな、と思ったらエーシンエフダンズが降着?はああ?どこでやらかしたの?全然分からんかった。 テン3ハロン33秒8とそこそこ速い流れながら、前々で競馬を進めた馬が上位入線。グランプリエンゼルは好位で流れに乗って、外から楽に追い出して1馬身半差。タニノマティーニやブラックバースピンも先行集団の直後につけていた馬。アーバンストリートは最後の最後に突っ込んできていたようだが、存在感は微塵にも感じなかった。 エーシンエフダンズはシンボリウエストを交わすのに神経を使い過ぎたのか、藤岡佑介騎手の右鞭連打で外側に斜行、マヤノツルギの進路を次第に狭めて遂には完全にシャットアウト。マヤノツルギの手応えは既に無いように思えたが、あれでは降着を採られても文句は言えない。同馬の降着により、人気薄のブラックバースピンが繰り上がりで3着をゲット。今年も3連ベースは波乱になった。 スピニングノアールは3コーナーから動き始める作戦が嵌るかに思えたが、4コーナーで進路を確保できずに已む無く大外に放り出すロス。モルトグランデもスピニングノアール程ではないにせよ、外に大きく振られていた。これら2頭は外枠が逆に仇になった。アーバンストリートは始めから内突きを狙っていたようだった。結果は前を捌くのに手間取って6位入線(5着)。何というか、不器用過ぎる。 |