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第76回東京優駿(JpnI)
2009年5月31日(Sun) 東京芝2,400M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 1 ロジユニヴァース 牡3 57.0kg 横山典弘 2.33.7 506kg(+16) 2
2   6 12 リーチザクラウン 牡3 57.0kg 武豊 2.34.4 4 516kg(+10) 5
3   5 10 アントニオバローズ 牡3 57.0kg 角田晃一 2.34.4 アタマ 512kg(+2) 8
4   4 7 ナカヤマフェスタ 牡3 57.0kg 蛯名正義 2.34.5 1/2 458kg(+8) 9
5 1 2 アプレザンレーヴ 牡3 57.0kg 内田博幸 2.34.7 3/4 530kg(+4) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:不良)
ハロンタイム 12.8 - 11.0 - 11.8 - 12.1 - 12.2 - 12.4 - 13.2 - 13.8 - 14.7 - 13.2 - 12.9 - 13.6
上がり 4F 54.4 - 3F 39.7
1コーナー 9,12(1,14)(5,10)(6,16)(2,15,17)11(3,18)8,7(4,13)
2コーナー 9=12,1,14(5,10)6,16,2,15(3,17)11,18,8(4,7)13
3コーナー 9=12-(1,14)10(5,16)(6,2)(3,15)17(4,11,18)(8,7)13
4コーナー 9,12(1,14)10(5,16)(6,2)(4,17)(3,15,7)18(13,11,8)

■レース回顧 大舞台で強運の証明・極悪馬場で逆転勝利ロジユニヴァース!
■レース解説

 ナカヤマフェスタが若干出遅れ。ジョーカプチーノが先頭、リーチザクラウンがこれを追って2番手。ロジユニヴァース、ゴールデンチケットも前に行く。マッハヴェロシティ、アントニオバローズが並んで5、6番手。トライアンフマーチ、アプレザンレーヴは中団を追走。セイウンワンダー、アンライバルドは馬群後方で待機。ナカヤマフェスタ、シェーンヴァルトは共に差の無い最後方を進む。ジョーカプチーノがリーチザクラウンを大きく引き離して逃げる。リーチザクラウンが単独2番手で3コーナーを通過。ジョーカプチーノのリードは4コーナーで無くなり、リーチザクラウンがジョーカプチーノに並びかけながら直線に向く。リーチザクラウンが先頭、内からロジユニヴァース、外からゴールデンチケットとアントニオバローズが追い上げる。内からロジユニヴァースが抜け出して先頭、そのままジリジリと差を広げながらゴール。


■レース回顧

 ハズレ。11時に確認した時は稍重だったのに。まあ、ノリおめでとう。(´・ω・`)

 東京競馬場の天気予報は曇り後雨。午前中から15時までは曇り、18時から雨のマークになっていた。11時現在、東京競馬場の天候は曇り、馬場は稍重。念の為、天気予報を再度チェック。変化無し。よし、大丈夫だ。アンライバルド流しの馬券を購入して外出。…まさかレースの直前に大雨が降って不良まで馬場が悪化するなんて思わなかった。2分33秒7って何?今年から2,500Mになったのか?

 ジョーカプチーノがスピードの違いでハナへ。リーチザクラウンは2番手に甘んじるしかなかった。ロジユニヴァースは内枠を活かして3番手。ジョーカプチーノが飛ばして隊列は縦長。アンライバルドは後ろから数えたほうが早い位置。1,000M通過59秒9はこの馬場からすればかなりのハイペース。しかし前崩れよりも前残りのほうが現実的か?後ろから追い上げるほうがキツイぞ。

 ジョーカプチーノのリードは4コーナーを目前にして急速に縮小。どうやら脚が上がってしまったらしい。リーチザクラウンが2番手から先頭へ、そして内にロジユニヴァースの姿が見えた。ゴールデンチケットとアントニオバローズもこの近くにいた。この他はバラバラ。各々が各々に置かれた現状と戦っていた。こんなカオスなレースは見たことがない。ましてやそれがダービーとは…。

 東京競馬場は雨が降ると内が残る傾向がみられるのだが、今回はそのまんま。終始内を通ったロジユニヴァースが抜け出して1着、同じく内を通ったリーチザクラウンが粘って2着。異常な程時計を要した馬場も後続の追撃を封じるのに一役買った。俄かには受け入れ難い結果。皐月賞の1番人気と2番人気がワンツーを決めたというのがせめてもの救い。

 後方待機勢はナカヤマフェスタの追い込みが目立った他は壊滅。ハイペースで先行勢が壊滅、後方待機勢が軒並み上位を占めた皐月賞とは全く正反対の結果。展開や馬場でこうもガラリと結果が変わると評価の下し様がない。ただロジユニヴァースは皐月賞の直線で窮屈な競馬を強いられていたし、リーチザクラウンも揉まれず行ければ巻き返しの可能性も考えられただろうが…。今となっては後の祭り。

 『前走で実力以上の惨敗を喫したら、その原因を追究して巻き返しの可能性を探るということの重要性を考えさせられた。惨敗したからポイではこんな馬券は絶対に獲れない』。これは昨年の秋華賞の回顧で実際に自分で書いた文章である。今まで散々氏にたいとか師にたいとか書いてきたが、今回は死にたくなった。サイト上でこんな予想を垂れ流して、恥ずかしい。悔しいし、悲しい。


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