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第76回東京優駿(JpnI) 2009年5月31日(Sun) 東京芝2,400M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | ロジユニヴァース | 逃 | 87 | ペースアップで揉まれて撃沈。時計要しても微妙。 | |
2 | アプレザンレーヴ | 差 | 86 | 息の長い末脚が武器。東京はうってつけの舞台。 | ○ | |
2 | 3 | フィフスペトル | 差 | 82 | 距離伸びるのが問題。GI連戦後で余力も心配。 | |
4 | トップカミング | 差 | 83 | 前走直線でヨレる。相手なりとはいえ物足りない。 | ||
3 | 5 | マッハヴェロシティ | 差 | 84 | 流れに乗れると侮れないが今回は一線級相手。 | |
6 | ケイアイライジン | 追 | 80 | 中団から差し切った前走評価も今回相手段違い。 | ||
4 | 7 | ナカヤマフェスタ | 差 | 77 | 折り合いに課題残すだけに距離延長は未知数。 | |
8 | ブレイクランアウト | 差 | 80 | 狙ったレースで完敗。一気の距離延長では辛い。 | ||
5 | 9 | ジョーカプチーノ | 先 | 86 | 押し切る力は本物。先に抜け出して妙味十分。 | ☆ |
10 | アントニオバローズ | 先 | 79 | 前々で競馬出来る強みあるも前走で決着済か。 | ||
6 | 11 | セイウンワンダー | 追 | 88 | 前走直線勝負に徹して正解。溜めた分伸びる。 | △ |
12 | リーチザクラウン | 逃 | 77 | 前走先手奪えず撃沈。腹を括って逃げるのみ。 | ||
7 | 13 | シェーンヴァルト | 差 | 84 | 堅実に差してくるも地味。この中に入ると見劣る。 | |
14 | ゴールデンチケット | 先 | 75 | 結局のところ芝は未勝利。楽に行けても厳しい。 | ||
15 | アーリーロブスト | 追 | 80 | 前崩れの前走度外視しても直線長い東京疑問。 | ||
8 | 16 | トライアンフマーチ | 追 | 89 | 前走末脚に賭けて上がり最速。展開次第も注目。 | ▲ |
17 | アイアンルック | 差 | 76 | 前走直線で前カットの不利も展開に左右される。 | ||
18 | アンライバルド | 差 | 91 | 4角捲って直線ワープ。末脚持続出来れば確勝。 | ◎ |
■レース展望 その末脚尋常に非ず・ハードワークで栄冠勝ち取るアンライバルド |
■予想構築 昨年は前日に雨が降って不良馬場だったにも関わらず、翌日は晴れて馬場が回復、ダービーは良馬場での施行だった。今年は今のところ曇り後雨の予報。少なくとも昨年のような良馬場は望み辛い状況。また東京は今週からCコースを使用。前日の芝のレースは概ね内を立ち回った馬が勝ち負けしていた。外も伸びるが内も踏ん張りが効く。 今年の皐月賞は珍しく前につけた馬が壊滅、4コーナーで9番手以下だった馬が7着までを占めた。ただ1,000M通過59秒1は特段速いというわけでもなく、前につけた馬の自滅なのか後ろから差してきた馬の実力なのか判断し辛い。ただ一つ言えるのは、アンライバルドが使った脚は尋常ではないということ。4コーナーで大外にいた馬が10秒後には独走。この中間は2週続けて栗東CWで6ハロン80秒を切るハードワーク。今週は6ハロン77秒7という凄まじい一番時計が出た。そこまでやるか? アンライバルドの武器は瞬間的な加速。これに対抗し得るのはジリジリとでも前に迫っていける脚。青葉賞でこれを実践したアプレザンレーヴにも是非注目しておきたい。初勝利は稍重馬場での逃げ切り勝ち、東京での2勝はいずれも中団待機策。皐月賞上位組よりも前に行けそうなのはプラス。この中間は栗東DWで先々週、先週と強めに追って今週は軽め。 「桜花賞1〜3着がそのままオークス1〜3着は無いわ」などと考えてジェルミナルを外して泣いたばかりなので、ここは素直にトライアンフマーチとセイウンワンダーを抑える。よく見るとラストにかけてアンライバルドに詰め寄っているし、終いの脚だけならアンライバルドと変わらない。この中間はトライアンフマーチが栗東CWで併せ馬を毎週消化、セイウンワンダーも栗東CWで3週に渡って強めに追われて時計を出している。 リーチザクラウンの敗因はハナを奪えなかったことに尽きるが、ロジユニヴァースの敗因はよく分からない。弥生賞と皐月賞で1,000M通過が3秒近く速くなって付いて行けなくなったというのが大筋だろうが、4コーナーで一杯になってしまうとは想定外だった。弥生賞の頃は持ったままで美浦坂路4ハロン47秒9などという凄まじい時計を計時していただけに、今週の気配はいかにも平凡。リーチザクラウンは栗東坂路で4ハロン50秒9の一番時計。この馬の場合はいかに気分良く逃げられるかに懸かっている。 そもそも前に行く馬で注意すべきはリーチザクラウンではなくてジョーカプチーノではないか?スローのきさらぎ賞でリクエストソングに3馬身半つけての逃げ切りと、高速決着のNHKマイルCでレッドスパーダに2馬身つけての押し切りのどちらが強いんだろう?リクエストソングとレッドスパーダならスプリングSで後者が先着している。父マンハッタンカフェなら距離は持つだろうし、母の父フサイチコンコルドはアンライバルドの兄。つまりアンライバルドとジョーカプチーノは親戚同士。 ◎アンライバルド ○アプレザンレーヴ ▲トライアンフマーチ △セイウンワンダー ☆ジョーカプチーノ ■参考レース (レース名をクリックすると別窓でレース回顧を開きます)
■馬券構築 アンライバルド1頭軸の3連複流し。 [3連複] アンライバルド−アプレザンレーヴ−トライアンフマーチ 20% [3連複] アンライバルド−アプレザンレーヴ−セイウンワンダー 20% [3連複] アンライバルド−アプレザンレーヴ−ジョーカプチーノ 20% [3連複] アンライバルド−トライアンフマーチ−セイウンワンダー 20% [3連複] アンライバルド−トライアンフマーチ−ジョーカプチーノ 10% [3連複] アンライバルド−セイウンワンダー−ジョーカプチーノ 10% |