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第26回東海テレビ杯東海S(GII)
2009年5月24日(Sun) 中京ダート2,300M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 14 ワンダースピード 牡7 58.0kg 小牧太 2.23.7 480kg(-4) 2
2 8 16 アロンダイト 牡6 58.0kg 和田竜二 2.23.9 1 1/4 564kg(0) 3
3   2 4 ボランタス 牡5 58.0kg 池添謙一 2.24.0 クビ 530kg(+2) 4
4   8 15 マコトスパルビエロ 牡5 57.0kg 安部幸夫 2.24.2 1 1/2 514kg(-4) 8
5   4 8 エスケーカントリー 牡5 57.0kg 秋山真一郎 2.24.5 2 512kg(-4) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 7.1 - 10.8 - 12.3 - 13.4 - 12.8 - 12.0 - 13.7 - 12.3 - 12.3 - 12.4 - 12.1 - 12.5
上がり 4F 49.3 - 3F 37.0
1コーナー (9,*10)(14,5)13(16,15)12(7,4)2(6,11)3,1-8
2コーナー 10(9,5)(14,16,15)13,12,4(7,2)(6,11)3,1,8
3コーナー(2周目) (*16,15)(14,5)12,13(4,11)7(10,2,8)6(9,3)1
4コーナー(2周目) 16,15,14,5(12,4)11(13,7)(2,8)6(10,3)9,1

■レース回顧 3度目の挑戦で掴んだ勝利・先行堅実ワンダースピード!
■レース解説

 ネイキッド、アドマイヤスワットが競り合いながら前に出る。少し離れてロールオブザダイス、ワンダースピードと続く。アロンダイトも押し上げてこの直後、ウォータクティクスはこの外に続く。アドマイヤスワットがハナに立つも、ウォータクティクスが押え切れずに1コーナーでこの前に出る。2コーナーから向こう正面に入ったところで今度はアロンダイトとマコトスパルビエロが押え切れず、ウォータクティクスを交わして前に出る。ワンダースピードが3番手に上がり、アドマイヤスワットとネイキッドも進出開始。後方からはボランタス、クリーン、メイショウトウコン、エスケーカントリーも動き始める。アロンダイト先頭で直線に向く。ワンダースピードがマコトスパルビエロを振り切って2番手から前に迫る。外からはボランタスが強襲。ワンダースピードが最内で粘るアロンダイトを交わしてゴール。


■レース回顧

 ○−◎で馬複(10%)的中。出入りの激しいレースだったなぁ。アロンダイト、よく頑張った。o(^-^)o

 アドマイヤスワットとネイキッドによる先行争い。ウォータクティクスは抑えて6〜7番手。ワンダースピードよりも後ろ。何やってんの?その側をアロンダイトが勢い良く上がっていった。手応えは良さそう。アドマイヤスワット先頭でいきなりスロー。すぐに馬群が凝縮して、ウォータクティクスは外からやって来たピサノエミレーツにつられる形で上がっていった。序盤から動きまくり。

 ウォータクティクスの逃げも緩く、ロールオブザダイスがこのすぐ内で張り付いていた。ピサノエミレーツ、ワンダースピードも直後をピッタリ追走。これはウォータクティクスやりにくいだろうなぁ、と思っていたら外からピンクの帽子が並んで出てきた。マコトスパルビエロと…アロンダイト?!ちょっと早いか?和田騎手はアロンダイトの行く気に任せていた。

 前2頭が抜け出して後続に3馬身のリード。ワンダースピードがジワリと追い上げて3番手、ウォータクティクスはこれに遅れを取っていた。3コーナーを迎えていよいよ勝負は佳境に。前2頭のリードはみるみる縮小。後方からメイショウトウコン、エスケーカントリーが勢い良く捲り上げていくのが見えた。ヤバイ、差し有利なのか?

 しかしアロンダイトは先頭で依然として持ったまま。内をピッタリ回って先頭をキープしたまま直線へ。後方から追い上げた馬は軒並み大外に振られていた。アロンダイト先頭。やっぱり追い切りで見た動きは本物だった。さあ、栄光のゴールへ飛び込め!って、ワンダースピード来ちゃった。すぐ前に目標があると走るんだよなぁコイツ。まあ、2着でいいか。って、外からボランタス!ヤバイ!!あー!!!

 先頭が目まぐるしく入れ替わる乱戦だったが、1,000M通過62秒4とペースは緩かった。ワンダースピードは追っ付けるところなく楽に追走出来ていた。スローで前から離されなければまだまだやれる。アロンダイトはボランタスに際どく詰め寄られながら2着を死守。和田騎手は先頭に立った後遊んだとコメント。ボランタスはアンタレスSに続いてここも3着。4コーナーで外に振られながらこのパフォーマンスは秀逸。

 出入りの激しいレースになったのは、本来逃げるべきウォータクティクスが行かず(行けず?)、馬なりで前に出たアドマイヤスワットが先頭に立った展開に拠るところが大きい。ウォータクティクスが先頭だったのは1コーナーから2コーナーの間のみ。3コーナー手前でジリジリ後退、結局シンガリ負け。今まで逃げ一手で、揉まれる競馬をしたことが無かっただけにこの大敗も至極納得。


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