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第57回京都新聞杯(GII) 2009年5月9日(Sat) 京都芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | △ | 4 | 8 | ベストメンバー | 牡3 | 56.0kg | 四位洋文 | 2.13.0 | − | 500kg(+4) | 1 |
2 | ◎ | 3 | 5 | デルフォイ | 牡3 | 56.0kg | 武豊 | 2.13.1 | 1/2 | 458kg(+4) | 3 |
3 | ○ | 3 | 6 | ロードロックスター | 牡3 | 56.0kg | 幸英明 | 2.13.3 | 1 | 484kg(-8) | 4 |
4 | 7 | 14 | メイショウドンタク | 牡3 | 56.0kg | 小牧太 | 2.14.0 | 4 | 490kg(0) | 9 | |
5 | 5 | 10 | リクエストソング | 牡3 | 56.0kg | 後藤浩輝 | 2.14.1 | 1/2 | 482kg(0) | 2 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.6 - 11.2 - 12.3 - 12.5 - 12.4 - 13.0 - 12.6 - 11.8 - 11.3 - 11.5 - 11.8 上がり 4F 46.4 - 3F 34.6 1コーナー 6-12(3,14)8,9(2,5)10(1,7,4)16-(13,11)-15 2コーナー 6-12(3,8,14)9,2(5,10)(1,7)4(13,16)11-15 3コーナー 6,12,14(3,8)9(2,5)10(4,1,7)(13,16)(15,11) 4コーナー (*6,12)14(3,8)9,5(2,10)7(4,1,13,11)16,15 |
■レース回顧 ベストポジションで順当勝ち・胸を張っていざ本番へベストメンバー! |
■レース解説 ガウディがゲート内で立ち上がって出遅れ。スマートタイタン、タマモシンボルもダッシュつかず後方から。ロードロックスターが楽にハナを奪う。外からトランセンドとメイショウドンタク、内からダノンカモンとベストメンバーも前に行く。デルフォイは中団、リクエストソングはその外につける。ガウディはタマモシンボルと並んで最後方を進む。ロードロックスターはトランセンドに詰め寄られながら依然1馬身のリードを保って先頭。4コーナーでトランセンドがロードロックスターの外に持ち出しながら直線に向く。ロードロックスターが最内を通って再びトランセンド以下を引き離す。後続からは内からベストメンバー、外からデルフォイが追い上げる。ベストメンバーがロードロックスターを交わして先頭、外から追い縋るデルフォイを振り切ってゴール。 ■レース回顧 △−◎−○で馬複(10%)、3連複(10%)的中。皐月賞経由の1番人気が勝っちゃった。(^-^;) バラバラとしたスタート。真ん中のほうで何か出遅れた。…ガウディ?福永何やってんの。気を取り直して前を見ると、ロードロックスターが楽な手応えで先頭を確保していた。よしよし。そしてベストメンバーも前へ。コーナーワークを活かして5番手。こりゃベストメンバー、じゃなかったベストポジション。デルフォイはリクエストソングと並んで中団待機。武豊騎手は手綱を短く持って抑えていた。直線勝負か…。 1,000M通過61秒0、先頭から最後方まで20馬身位。いわゆる縦長の展開。大方の予想通り、これは前有利の流れ。トランセンドがやや早めの進出、ベストメンバーもジリジリと前へと迫っていった。デルフォイもリクエストソングに先駆けて進出。リクエストソングもこの外を回る形で追い上げ態勢に入った。4コーナーで一団、どうやら直線勝負になりそう。 しかし直線に向いてすぐにロードロックスターが独走。この直後を走っていたダノンカモン、トランセンドとの差はあっという間に広がった。と、その間を割ってベストメンバーが勢い良く進出。きさらぎ賞では外に持ち出してヨレたが、今回は真っ直ぐ走ってきた。続いてデルフォイ。道中溜めていただけあって脚色は抜群。しかしそれでもベストメンバーには追いつけなかった。 好位につけたベストメンバーが勝って、逃げたロードロックスターが3着。デルフォイも中団より前につけて、4コーナーでは内に入れて距離を稼いでいた。これら3頭が4着以下を4馬身引き離した。勝ち時計2分13秒0は現在の距離で行われた'02年以降の過去7年で3番目タイ。ペースを考えればまずまず。この結果、ベストメンバーはダービー出走が確定。勝ちと負けを交互に繰り返しているだけに、次は期待できないだろうが…。冗談はさておき、調子落ちが無ければ次も狙ってみて良さそう。 デルフォイは脚を溜めた上で距離ロスを抑えるという武豊騎手の丁寧な騎乗が嵌りかけた。上がり3ハロンはベストメンバー(34秒4)を上回る最速(34秒2)をマーク。秋にかけて成長が待たれる素材。ロードロックスターは展開が向いた感があるもののベストメンバーにコンマ3秒差ならひとまず合格点。距離はもう少し短めが理想。 皐月賞を経由した3頭は全て掲示板に載ってきたが、内容は明暗が分かれた。リクエストソングは直線でサッパリ弾けなかった。「4コーナーまでは完璧。あとはいつもの様に伸びてくれれば勝てると信じて疑いませんでした。なのに手応えがなくなってしまって…。距離の限界が見えたと感じます」(後藤騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)。距離よりも関東に二度遠征した疲れのほうが大きかったと思うが…。 |