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第57回京都新聞杯(GII) 2009年5月9日(Sat) 京都芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | グランプリスマイル | 差 | 61 | 前走4角大外ぶっ飛びも差し切り。但し今回芝。 | |
2 | エーシンマイトップ | 逃 | 63 | 直線競り合い制したのは評価も今回相手強化。 | ||
2 | 3 | ダノンカモン | 追 | 75 | ここ2戦追い出してから案外。ベストは左回りか。 | |
4 | スマートタイタン | 先 | 78 | 勝った2戦は共にスローの前残り。実力疑問。 | ||
3 | 5 | デルフォイ | 先 | 79 | 前々走で物差し馬相手に接戦。ここでも通用可。 | ◎ |
6 | ロードロックスター | 逃 | 78 | 外差し優勢馬場で逃げて楽勝。前につけて妙味。 | ○ | |
4 | 7 | ジョウノワンダー | 追 | 63 | 内から進路変えて差し切る。ブリンカー効果良好。 | ☆ |
8 | ベストメンバー | 差 | 88 | 変わりなく順調。京都でイマイチもこの相手なら。 | △ | |
5 | 9 | ニシノホウギョク | 差 | 73 | 前走直線で前が割れず苦心。ペースアップ課題。 | |
10 | リクエストソング | 差 | 86 | 京都に戻るのは良い。気配落ちがどうかだけ。 | ||
6 | 11 | ガウディ | 追 | 76 | 2戦続けて4角大外回して届かず。乗り方一つ。 | ▲ |
12 | トランセンド | 逃 | 88 | 兄弟・血統共にダート向き。逃げ一辺倒も辛い。 | ||
7 | 13 | トーセンロマネ | 差 | 63 | 直線追っ付けて差し切るも外差し馬場嵌った感。 | |
14 | メイショウドンタク | 差 | 78 | 前走先行激化に巻き込まれ沈没。余力が心配。 | ||
8 | 15 | タマモシンボル | 差 | 62 | 前走スローで上がりも冴えぬ凡戦。連闘も割引。 | |
16 | ヒカリアスティル | 先 | 63 | 前走4角で勝負ありの勝ち方優秀も芝が問題。 |
■レース展望 格より調子がモノ言う一戦・前に行ける強みを生かすデルフォイ |
■予想構築 水曜のサンケイスポーツ記事によると、今年のダービーは本賞金2,400万円でも"当落スレスレ"なほど出走へのハードルが高いらしい。ちなみに直近5年は'04年が2,000万円、'05年が1,350万円、'06年が1,750万円で抽選、'07年が2,000万円、'08年が2,100万円だった。なお、このレースとプリンシパルSに重複登録していたアントニオバローズ(本賞金2,400万円)はプリンシパルSに回った。 このレースはダービーの前哨戦だがトライアルではない。つまり、単純に上位に入るだけではダービーに出走出来ない。但しベストメンバー(本賞金1,850万円)とリクエストソング(同1,700万円)に関しては2着でも本賞金1,100万円を加算してダービー出走への道が開ける。この他は勝たない限りダービー出走は不可能。 普通に考えればベストメンバーとリクエストソングの2頭で何でもないだろうが、このレースは皐月賞経由の実績馬が崩れて波乱という歴史がある。過去10年、皐月賞を経由して1番人気に推された馬は【0・0・1・3】(0.0%)。GIで目一杯仕上げられた後に本来使わなくていいレースを使わなければならないという不条理。「本当はダービーにストレートで確実に行けるのであれば、調整法もまた変わったかも知れません」(石坂調教師、ラジオNIKKEI競馬実況HP)というコメントはその心境を如実に示している。 このレースは500万クラスを経由した馬が毎年のように連対していて、特に芝の500万クラスを使って連対した直後の馬は延べ32頭が出走して【3・6・1・22】(28.1%)とそこそこ走っている。「そこそこ」としたのはこの中でも当たり外れが多いため。前走の圧勝よりもむしろ前々走でこの世代屈指の物差し馬(様々な相手と善戦)トップカミングをハナ差まで追い詰めたデルフォイの勢いを買ってみたい。今回は差し主体のメンバー構成で、京都で先行して2勝の実績も買える要素の一つ。 前開催の阪神は前半が前残り、後半が外差しと馬場の傾向が明確だった。その阪神において、最終週で逃げ切り勝ちを収めたロードロックスターはかなりのやり手かもしれない。このレースでは逃げ馬が苦戦しているが、前述の通り今回は人気どころが総じて後ろから行く馬なので、展開に恵まれればそのまま押し切りというシーンがみられるかもしれない。 ガウディは新馬戦を含めて3戦全てで大外ぶん回し。ある意味大物感漂うレース振り。母ブリリアントベリーはレニングラード(父トニービン、アルゼンチン共和国杯)、カンパニー(父ミラクルアドマイヤ、中山記念連覇、産経大阪杯他)とグレイソヴリン系種牡馬との配合で重賞勝ち馬を輩出している。ガウディはブリリアントベリーの10番仔にして3頭目のグレイソヴリン系産駒。 リクエストソングは皐月賞直前に比べて今週の稽古の動きが物足りない(栗東坂路で一杯に追って遅れ、4F53秒0−1F13秒2)。ベストメンバーは皐月賞直前とほぼ変わらない時計を出して好調をキープ出来ているようだが、こちらも実戦に行ってどうなるかは分からない。リクエストソングは消し、ベストメンバーも抑えに留める。 ジョウノワンダーはブリンカーを装着したここ2戦でいずれも上がり最速をマーク。特に前走はレースの上がり34秒7に対して33秒6の脚を繰り出して完勝。マンハッタンカフェ産駒にしては重心の低いフォームで、意外と奥行きがありそう。今週の稽古では自己ベストをマーク(栗東坂路で一杯に追って同入、4F52秒2−1F12秒8)。 ◎デルフォイ ○ロードロックスター ▲ガウディ △ベストメンバー ☆ジョウノワンダー ■馬券構築 デルフォイから馬複・3連複流し。 [馬複] デルフォイ−ロードロックスター 10% [馬複] デルフォイ−ガウディ 10% [馬複] デルフォイ−ベストメンバー 10% [馬複] デルフォイ−ジョウノワンダー 10% [3連複] デルフォイ−ロードロックスター−ガウディ 10% [3連複] デルフォイ−ロードロックスター−ベストメンバー 10% [3連複] デルフォイ−ロードロックスター−ジョウノワンダー 10% [3連複] デルフォイ−ガウディ−ベストメンバー 10% [3連複] デルフォイ−ガウディ−ジョウノワンダー 10% [3連複] デルフォイ−ベストメンバー−ジョウノワンダー 10% |