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第44回サンケイスポーツ賞フローラS(JpnII)
2009年4月26日(Sun) 東京芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 16 ディアジーナ 牝3 54.0kg 内田博幸 2.02.2 484kg(+4) 2
2 6 12 ワイドサファイア 牝3 54.0kg 岩田康誠 2.02.5 2 470kg(-4) 3
3 7 15 ハシッテホシーノ 牝3 54.0kg 松浦正海 2.02.5 ハナ 444kg(-4) 4
4   2 3 アイアムネオ 牝3 54.0kg 戸崎圭太 2.02.7 1 1/4 476kg(+6) 6
5   2 4 エオリアンハープ 牝3 54.0kg 田中勝春 2.02.8 クビ 422kg(-10) 12
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 11.6 - 11.8 - 12.1 - 12.5 - 12.6 - 12.7 - 12.1 - 11.7 - 12.5
上がり 4F 49.0 - 3F 36.3
2コーナー 5,11,10,16,3(13,15)9(2,12)6(1,8,18)14(7,17)-4
3コーナー 5-11(10,16)3,15,13(2,12)9(6,18)(1,8,17)14,7,4
4コーナー 5-11(10,16)(3,15)(13,12)(2,6,9,18,17)(1,14,8,7)4

■レース回顧 予行演習では負けられない・手堅さ一番ディアジーナ!
■レース解説

 エオリアンハープが出遅れ。ディアジーナが好スタートを決めて前を窺うも、同じく好スタートを決めたベイビーローズがハナを奪う。マイファーストラヴ、ピースエンブレムも前に出てきて、ディアジーナは4番手。ハシッテホシーノは7番手の外、ワイドサファイアはこの直後、中団の外につける。ミクロコスモスは後方3番手の内を進む。淡々とした流れで3コーナーを通過。ディアジーナ、ハシッテホシーノ、ワイドサファイアが外に持ち出して徐々に上がっていく。ベイビーローズ先頭のまま直線に向く。直線半ばでディアジーナが先頭に替わる。直後からワイドサファイアとハシッテホシーノが並んで追い上げる。ディアジーナが完全に抜け、ワイドサファイアとハシッテホシーノの追撃を抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。人気どころで軸にした馬だけがぶっ飛んだ。センス無さ過ぎて泣いた。(´;ω;`)ブワッ

 ミクロコスモス3.9倍、ディアジーナ4.2倍、ワイドサファイア4.8倍、ハシッテホシーノ6.9倍。おそらくはこの4頭による争い。流石に今回はヘグらんだろうし、ミクロコスモス軸で行きましょ。相手は残り3頭。結果、ディアジーナ1着、ワイドサファイア2着、ハシッテホシーノ3着。ミクロコスモス4着、じゃなくて14着。ミルフィオリイントゥザグルーヴを思い出した。

 ディアジーナが好スタート。今回も内枠の馬に先手を奪われてしまったが、4番手なら悪くない。ハシッテホシーノは前過ぎず後ろ過ぎずの好位置。ワイドサファイアも外に持ち出していていつでも発進OK。一方でミクロコスモスは後ろから3番手、しかもマイティースルーとシルクプロミスに蓋をされて外に持ち出せない。次第に馬が行く気になって、前の馬に突っかかりかけていた。おいおい、大丈夫か?

 ディアジーナ、ハシッテホシーノ、ワイドサファイアは初めから外につけていて、勝負どころの追い出しもスムーズに行った。その一方でミクロコスモスは外に持ち出すまでが一苦労。前からはかなり離されている。4コーナーで次第に馬群が固まって、後ろから追い上げた馬は外に振られていた。ミクロコスモスはその一番外にいた。終わった。全てが終わった。オールオーバー。

 ディアジーナが2番手からソツなく抜け出して次第に独走。ワイドサファイアとハシッテホシーノが互いに一歩も譲らぬデッドヒート。ミクロコスモスは大外からスパートして、残り200Mで一杯になってフラフラ。4本のうち3本の当たりが入っているくじ引きで1本のハズレを引いた気分。75%をハズすなよ…。こういうハズレは後になってジワジワ来る。

 ディアジーナはいつものことながらレース運びが非常に上手い。距離が伸びてこの着差は想定以上。桜花賞をパスしてオークス一本のローテーションを敷いた陣営の判断には頭が下がる。良馬場発表とはいえ、直前のレースまで稍重だっただけに時計が冴えなかったのはこの際仕方ない。本番はブエナビスタという化け物相手だが、この手堅さを以ってすれば見せ場の一つは作れそうだ。

 ワイドサファイアはハシッテホシーノの追い出しを待って並びかけていった。しかしこれを交わしに行くとハシッテホシーノが差し返しに転じ、そのままお互い一歩も譲らぬデッドヒートに移行。残り50Mでハシッテホシーノが頭一つ抜け出したかと思いきや、ワイドサファイアが盛り返して首の上げ下げでゴール。ハシッテホシーノはすぐ前にいたディアジーナが壁になって一瞬追い辛そうになる場面があった。


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