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第41回ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII) 2009年4月5日(Sun) 中山芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定] |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 2 | 4 | タケミカヅチ | 牡4 | 56.0kg | 柴田善臣 | 1.33.7 | − | 510kg(-4) | 1 | |
2 | 6 | 12 | マイネルファルケ | 牡4 | 54.0kg | 津村明秀 | 1.33.7 | クビ | 526kg(-8) | 7 | |
3 | 3 | 5 | マヤノライジン | 牡8 | 56.0kg | 藤田伸二 | 1.33.8 | 1/2 | 474kg(+4) | 12 | |
4 | △ | 6 | 11 | キャプテンベガ | 牡6 | 56.0kg | 吉田豊 | 1.33.8 | アタマ | 446kg(-2) | 6 |
5 | ◎ | 4 | 7 | リザーブカード | 牡6 | 56.5kg | 内田博幸 | 1.33.9 | クビ | 500kg(+4) | 3 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.4 - 11.3 - 11.5 - 11.6 - 11.9 - 11.5 - 11.7 - 11.8 上がり 4F 46.9 - 3F 35.0 2コーナー 3(9,12)2(1,4,5,14)(7,11,15)(6,8,13)10 3コーナー (*3,9)(2,12)(1,4,5)(7,11,14,15)(6,8,13)10 4コーナー (*3,9,12)(2,5)(4,11)(1,14)(7,8,13,15)(6,10) |
■レース回顧 待望の2勝目が重賞制覇・得意の内差し炸裂タケミカヅチ! |
■レース解説 内枠3頭が好スタート。マヤノツルギがそのままハナを奪う。外からマイネルレーニア、マイネルファルケが押し上げて2番手、3番手。タケミカヅチも早めに押し上げて5番手につける。リザーブカードは中団馬群、レッツゴーキリシマ、キャプテンベガも差が無く続く。ショウナンアルバは大外、レオマイスターとサイレントプライドは後方を進む。ドリームシグナルは最後方待機。マヤノツルギ先頭のまま3コーナーを通過するも、マイネルレーニア、マイネルファルケが押し上げて4コーナーで一団。直線に向いてマイネルファルケが内で粘るマヤノツルギを交わして先頭。外からマヤノライジン、内からタケミカヅチとキャプテンベガらが追い上げて激戦。タケミカヅチがゴール寸前でマイネルファルケを差し切る。 ■レース回顧 ハズレ。「○○は無い」(1番人気の連対ゼロ)って言ったらその逆になるのはお約束。(´・ω・`) 何が1番人気になるのかすら分からない大混戦。マイネルファルケ、リザーブカード、マヤノツルギ、レッツゴーキリシマ、マヤノツルギと渡って最終的にタケミカヅチが1番人気。中山で内枠に入った4戦全てで馬券に絡んでいるとはいえ、これは無いやろ…。って、本当に来ちゃったよ。今回もきっちり内から抜けてきた。枠順ってつくづく大事だなぁと思った。 中山マイルはスタートしてすぐにコーナーを迎える形態上、内枠に入った逃げ・先行馬が有利。今回もそれに違わず、マヤノツルギが好スタートからレースを引っ張る展開。マイネルレーニア、マイネルファルケがゴリ押しで出てきてもマヤノツルギのハナは不動。ショウワモダンは競り合いを嫌って下げ、レッツゴーキリシマとサイレントプライドは行きそびれて中団からの競馬になった。 タケミカヅチはショウワモダンと並んで好位を追走。レッツゴーキリシマよりも前だから積極的な位置取り。リザーブカードはレッツゴーキリシマと並んで中団。周りを囲まれていて、何となく嫌な感じ。キャプテンベガは鞍上が抑え気味、その外ではショウナンアルバが頭を上げて掛かっていた。アホなのは分かっていたが、ここまでアホだとレースにならない。 マヤノツルギは直後でマイネルレーニアに張り付かれる苦しい展開。1,000M通過58秒7は例年に比べて緩い流れだったが、その分直後の馬も余裕を持って付いてきていた。馬群は俄かに密集して、内に陣取った馬は動き辛い展開。かと言って外を捲るにも固まり過ぎていて追い上げが利かない。直線は15頭が凝縮しての追い比べになった。 まずはマイネルファルケが先頭。マイネルレーニアは早々と失速、マヤノツルギも後ろからの追い上げに耐えられず後退。代わって好位グループから内マイネルスケルツィ、外マヤノライジンが接近。その間からタケミカヅチもやってきた。外からの差し込みはみられず、その他の追い上げはキャプテンベガやリザーブカードなど内からの馬に限られた。 タケミカヅチは早めに好位をキープして直線内から抜け出しての勝利。ダートより芝、不良馬場より良馬場のほうがレースがしやすかっただろうし、よくよく考えてみると必然の勝利だったのかもしれない。マイネルファルケはマイル近辺だと安定して走る。外寄りの枠から押して前に出て、直線早めに先頭に踊り出るという堂々のレース振り。ある意味タケミカヅチよりも強い競馬をした。 マヤノライジンは4コーナーで押し通し、それも外を回しての進出で3着に食い込んで波乱を演出。オープンクラスで勝ち負けの常連馬とはいえ、あの手応えで来るとは意外だった。キャプテンベガは4コーナーでタケミカヅチの側につけていたのだが、直線に向いたところで外からマヤノライジンに被せられて怯んだ分届かなかった。リザーブカードは今回も内で前が再三詰まっていた。ラストでスーッと伸びて掲示板を確保したのはせめてもの意地。広いコースで外枠を引いた時がチャンスか。 レオマイスターは4コーナーで馬群が固まりすぎて外に持ち出せず、後方から馬群の中を通すしかなかった。前が競り合わず、落ち着いた流れになったのは誤算だった。マヤノツルギはマイネルスケルツィらに張り付かれたままで余裕が無かった。ただこのペースで逃げて7着なのだから重賞ではまだ足りない。ショウナンアルバは道中一団で進むべきところで早々に引っ掛かってレースにならず。4コーナーもそのまま大外を通してシンガリ負け。この馬は為すがままに前に行かせたほうがいいと思う。 |