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第57回日経賞(GII)
2009年3月28日(Sat) 中山芝2,500M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 1 アルナスライン 牡5 57.0kg 蛯名正義 2.31.2 546kg(-2) 4
2 5 7 マイネルキッツ 牡6 57.0kg 松岡正海 2.31.3 3/4 502kg(+4) 7
3 7 12 モンテクリスエス 牡4 56.0kg 柴田善臣 2.31.4 1/2 534kg(-2) 3
4 6 9 アーネストリー 牡4 56.0kg 佐藤哲三 2.32.3 5 514kg(-6) 2
5   4 6 ダイワワイルドボア 牡4 57.0kg 後藤浩輝 2.32.3 ハナ 524kg(-4) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 6.9 - 11.0 - 11.6 - 12.0 - 11.9 - 12.7 - 12.8 - 12.5 - 12.4 - 12.1 - 11.8 - 11.6 - 11.9
上がり 4F 47.4 - 3F 35.3
1コーナー 10-(4,9)(1,14)13(2,11)-(5,6)(7,12)-8-3
2コーナー 10-(4,9)(1,14)13-11(5,2)(7,6)12,8-3
3コーナー 10(9,14)(4,1,13,11)(7,5,2,6)12(8,3)
4コーナー (*10,9)(4,1,14)(7,13,11,6)12,5,8(2,3)

■レース回顧 ようやく届いた春の知らせ・好位付けから完勝アルナスライン!
■レース解説

 マンハッタンスカイが好スタートを切るも、ホクトスルタンが押してハナを奪う。キングストレイル、アーネストリー、アルナスラインも前に行く。ネヴァブションは中団の外を追走。モンテクリスエスは後方の外、マイネルキッツは内沿いを進む。ホクトスルタンがリードを広げて先頭。5馬身置いてアーネストリーとキングストレイルが併走、マンハッタンスカイとアルナスラインが並んで4番手。マイネルキッツが内を通って早めに押し上げていく。3コーナーを過ぎて馬群は一団。ネヴァブション、モンテクリスエスが外を回して上がっていく。直線に向き、アーネストリーがホクトスルタンに並びかけたところでアルナスラインがこれらをまとめて交わして先頭。内からマイネルキッツ、外からモンテクリスエスが追いかけてこれら3頭が後続を突き放す。アルナスラインがマイネルキッツ、モンテクリスエスの追撃を抑えて押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。ネヴァブション何やってるの?マイネルキッツ頑張ったのにキッツいな〜。(´д`;)

 ホクトスルタンが久々でもお構いなくハナを主張。アーネストリーやキングストレイルらがすかさずマークに入って、長距離戦にしては序盤から厳しい流れ。この中にはアーネストリーとアルナスラインもいた。1周目スタンド前で早くも縦長。ネヴァブションは成り行きに任せた位置取りで、バラけた中団につけていた。外を回らされているのが気になる。

 1,000M通過59秒9、ホクトスルタンが頑張って流れは速め。アーネストリーはともかく、キングストレイルも無理して前を追いかけなかった。向こう正面で流れが落ち着いたところで、マイネルキッツが内から動いていった。キター!やっと内を突く気になってくれたか…(しみじみ)。後はネヴァブションなんだけど、相変わらず外を通っている。勝負どころの追い上げも平凡。何だか雲行きが怪しくなってきた。

 ホクトスルタンが早々と失速、アーネストリーがこれを捉えに行くと、外から満を持してアルナスラインがやってきた。勢いをつけてそのままアーネストリーを突き放していく。あーあ。マイネルキッツが松岡騎手の鞭連打で抜け出し、モンテクリスエスも大外を通って伸びてくる。マイネルキッツ、モンテクリスエスの追い上げは急だったが、アルナスラインはこれらを余裕をもって退けた。完勝だった。

 アルナスラインはそこそこ速い流れで前につけながら、抜群の手応えで抜けてきた。これは力が無いと出来ない芸当。ちなみに今回はチークピースを着用。馬具一つでここまで変わるとは想定外。アサクサキングスが阪神大賞典を完勝した以上、菊花賞でこれを追い詰めたアルナスラインもここは落とせない一戦だったのかもしれない。

 マイネルキッツは今回も勝負どころで手がかなり動いていた。それでもバテるどころかグイグイ伸びて2着を確保。今回のような賢い競馬が出来るなら、いつかは必ず重賞を勝てる。モンテクリスエスは4コーナーで大外を回して3着。追えば伸びるスタミナの塊。ただマイネルキッツとの併せで遅れた辺り、競り合いには強くない。

 アーネストリーはアルナスラインに交わされた後全く無抵抗。マイネルキッツらにも楽々と交わされ、結局5馬身も突き放された。瞬発力勝負で置かれたのは今後の課題。ネヴァブションは4コーナーで外からやって来たダイワワイルドボアにアオられたところで勝負あり。馬に走る気が見られず、横山典弘騎手も早い段階で諦めていた。よく分からない敗戦。


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