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第57回日経賞(GII)
2009年3月28日(Sat) 中山芝2,500M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アルナスライン 100 距離は問題ないが中山ではどうも伸び切れない。  
2 2 コスモバルク 89 近年目に見えてパフォーマンス低下。峠越したか。  
3 3 シャローム 77 前走力に任せて押し切る。但し今回は格上相手。  
4 キングストレイル 95 水曜美浦坂路2番時計。体絞れていれば一変も。
4 5 マキハタサイボーグ 88 昨年7着時と同じローテ。ジリ脚慢性化で苦しい。  
6 ダイワワイルドボア 87 古馬相手の2戦がイマイチ。まだ下積み足りない。  
5 7 マイネルキッツ 94 ズブい割に終い堅実。距離延長で変わり身期待。
8 レッドドラゴン 79 昨年10着。今回ブリンカー着用も多くは望めず。  
6 9 アーネストリー 90 前走負かした相手上々。初重賞でも即通用の器。
10 ホクトスルタン 95 昨春圧勝の舞台も久々で仕上がり途上。見送り。  
7 11 ネヴァブション 99 行き差し自在で隙無し。得意コースで連勝可能。
12 モンテクリスエス 91 出入り激しい長距離戦制す。中山で捲る脚発揮。
8 13 シルクフェイマス 84 叩き2戦目は妙に走る。但し前に行けないと辛い。  
14 マンハッタンスカイ 93 前走重馬場理由でもお粗末。一旦様子見が妥当。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 人馬共にコースの鬼・自在性の強みネヴァブション
■予想構築

 今年の横山典弘騎手は一味違う。リーディング争いでは武豊騎手に10勝差をつけるダントツの首位。重賞も6勝とまさにノリノリ。そのうち5勝が中山。中山では昨年1年間で31勝だったのに、今年は現時点で既に26勝。その横山典弘騎手が目黒記念以来ぶっつけのホクトスルタンではなく、アメリカジョッキークラブC勝ちで勢いに乗るネヴァブションを選んだのなら、素直にこれを軸にすべきだろう。

 アーネストリーはデビュー戦でトールポピーやドリームシグナルを相手にしなかった隠れた素質馬。前走も他馬を相手にしない楽勝振り。負かした相手に先週の阪神大賞典で3着に入ったナムラクレセントがいたのもポイントが高い。このレースは過去10年で重賞未勝利馬が4勝を挙げているように格がさほど問われていない。前に行けて大崩れが無いというのは中山コースにピッタリ。

 このレースは有馬記念組を除いて休み明けの馬が苦戦している。ホクトスルタンは半年を超える休み明けで、今週の追い切りは覇気を欠いていた。それでも人気するだろうし、ここはバッサリ消したい。この代わりにキングストレイルを抜擢。美浦坂路において馬なりで好時計。これで体が絞れてくればラストの粘りも変わってくるはず。何より同型のホクトスルタンが本調子でないならチャンス大。

 叩き2戦目【3・1・3・0】のシルクフェイマスを含め、ホクトスルタン、キングストレイルと前に行く馬が割と明確。ネヴァブション、アーネストリーも前に行くだろうから、渋太く差して来れるモンテクリスエスにも注意を払っておきたい。展開次第で切れる脚とバテない脚を使い分けられるのがセールスポイント。中山での2戦は勝負どころで楽々上がって来れているし、意外と器用でもある。

 マイネルキッツはいつも勝負どころで手が動く割に、上がり最速かそれに近い脚で食い込んでくる。エンジンのかかりが遅い馬で、距離延長はかえって良さそう。鞭を入れてガシガシ追いまくるスタンスの松岡正海騎手との相性も悪くない。但し外を回して届かずのパターンが多いので、内を突くなりの工夫は欲しい。

◎ネヴァブション
○アーネストリー
▲キングストレイル
△モンテクリスエス
☆マイネルキッツ


■馬券構築

 ネヴァブション1頭軸の3連複流し。

[3連複] ネヴァブション−アーネストリー−キングストレイル 30%
[3連複] ネヴァブション−アーネストリー−モンテクリスエス 20%
[3連複] ネヴァブション−アーネストリー−マイネルキッツ 20%
[3連複] ネヴァブション−キングストレイル−モンテクリスエス 10%
[3連複] ネヴァブション−キングストレイル−マイネルキッツ 10%
[3連複] ネヴァブション−モンテクリスエス−マイネルキッツ 10%


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