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第57回阪神大賞典(GII) 2009年3月22日(Sun) 阪神芝3,000M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 6 | 7 | アサクサキングス | 牡5 | 58.0kg | 四位洋文 | 3.13.2 | − | 508kg(0) | 2 |
2 | 6 | 8 | ヒカルカザブエ | 牡4 | 56.0kg | 秋山真一郎 | 3.13.2 | ハナ | 472kg(-14) | 6 | |
3 | ▲ | 8 | 11 | ナムラクレセント | 牡4 | 56.0kg | 小牧太 | 3.13.5 | 1 3/4 | 488kg(+4) | 4 |
4 | △ | 7 | 10 | スクリーンヒーロー | 牡5 | 59.0kg | 横山典弘 | 3.14.0 | 3 | 488kg(0) | 3 |
5 | 2 | 2 | トウカイトリック | 牡7 | 57.0kg | 和田竜二 | 3.14.1 | クビ | 452kg(+8) | 8 |
■各種レース指標 (天候:雨、馬場:重) |
ハロンタイム 13.0 - 11.7 - 12.7 - 13.0 - 12.7 - 12.6 - 12.3 - 13.1 - 12.9 - 12.8 - 12.9 - 12.9 - 13.4 - 13.5 - 13.7 上がり 4F 53.5 - 3F 40.6 1コーナー 4=5,10(3,8)(7,12)(1,2,11)(6,9) 2コーナー 4=5(10,8)(3,12)7,11(1,2)9,6 3コーナー(2周目) 4=(5,8)(10,3)(7,12)11,2,1-6=9 4コーナー(2周目) 4=(5,8,7)(10,12)11(1,3,2)=6=9 |
■レース回顧 競り合い制しますます盛ん・実力伸長アサクサキングス! |
■レース解説 ゴーウィズウィンドが出遅れ。テイエムプリキュアが押してハナを奪う。デルタブルースがこれに続く。スクリーンヒーローが3番手、アサクサキングスとヒカルカザブエは並んで5番手を追走。オウケンブルースリも差がなく続く。ナムラクレセントは後方待機。1コーナーを通過したところでテイエムプリキュアが後続を突き放して大逃げに出る。向こう正面で最大20馬身近いリード。後続は固まって静観。3コーナーを過ぎたところでヒカルカザブエが早めに押し上げ、アサクサキングス、オウケンブルースリもスパート。後方からナムラクレセントも上がっていく。テイエムプリキュアのリードは5馬身、ヒカルカザブエとアサクサキングスが2番手で並んで直線に向く。ヒカルカザブエとアサクサキングスが並んだままテイエムプリキュアを交わして先頭。スクリーンヒーローがこれを追うも、外からナムラクレセントが交わして3番手に替わる。ヒカルカザブエが一旦前に出るも、アサクサキングスがゴール前でこれを競り落とす。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。アサクサキングスが考えていたよりも強くなっている。(・_・) 例の如くテイエムプリキュアが先頭。好スタートを決めたスクリーンヒーローが3番手。やっぱヨコテン(横山典弘騎手)乗れてるわ。アサクサキングスはその後。まずまずの位置取り。ヒカルカザブエ、オウケンブルースリも前に出てきた。ナムラクレセントは後方待機。想定と違う。淡々とした流れで1周目スタンド前を通過。いつもの長距離戦の風景だ。 ここで早速テイエムプリキュアが仕掛けてきた。というか、他が動かなかったので相対的に引き離したということになるのだろうか。後続はお好きにどうぞと言わんばかりに無視を決め込んで動かない。見た目は悪いが今回は斤量背負ってるし、距離も長いし、放っておいて良し。テイエムプリキュアは3コーナーを過ぎてもまだ10馬身以上のリードを有していた。場内ざわめきっぱなし。大丈夫、今度は捕まるって。 ヒカルカザブエがデルタブルースを交わして2番手に上がると、その後を追ってアサクサキングスが猛然とスパートを開始。オウケンブルースリも外から一緒になって上がっていく。スクリーンヒーロは動く素振りを見せず静観。アサクサキングスらが全力でテイエムプリキュアとの差を詰めていく。あれほどあった大量のリードはいつしか消えていた。よしよし。まぐれは2回も続かんのだよ。 テイエムプリキュアは完全に脚が上がって歩いていた。その側をアサクサキングスとヒカルカザブエが並んで交わしていく。スクリーンヒーローも手応えを確かめながら追ってくるが勢いが無い。オウケンブルースリは姿が見えない。大外からナムラクレセントが突っ込んできても前には届かない。アサクサキングスとヒカルカザブエの長い一騎打ちが続いた。 アサクサキングスが前に出ると、ヒカルカザブエも差し返して前に出る。まさに死力を尽くした戦い。ラストはアサクサキングスがヒカルカザブエに馬体を併せていってもう一伸び。着差はハナでも内容の濃い勝ち方。メイショウサムソンの産経大阪杯、天皇賞春の勝ち方を思い出した。苦しいレースでもヨレなくなったし、明らかに強くなっている。ここだけ軸で買う予定だったが、次も狙ってみたくなった。 ヒカルカザブエは前走が消化不良で、前につけて持ち味を発揮。初距離のここでアサクサキングスをここまで追い詰めたのは驚き。ナムラクレセントは控える競馬で新境地。ただ今回の馬場で差し切りを決めるのは無理な話。いずれも長距離適性に疑いはないのだが、天皇賞ではアサクサキングスと同じ58kgを背負うことになるので幾らかは割り引く必要がある。 スクリーンヒーローはスタートから前につけて勝負どころは動かず、内を通って距離ロスを抑えつつ追い上げるという最近のヨコテン必勝パターンに持ち込んだものの、前の2頭に並びかけるところまで持って行けなかった。ラストで甘くなったところをナムラクレセントに差されて4着。前走でデムーロ騎手がコメントした通り、直線の坂を嫌っているのだろうか。京都は直線に坂が無いが…。 オウケンブルースリは3コーナーでアサクサキングスのスパートに合わせて一緒になって上がっていったところまでは良かった。しかし4コーナーから直線に向くところで遅れ始め、そのままジリジリと離されていった。初めての休み明けと重馬場で伸び切れなかったというのが敗因になるのだろうか。速い上がりを武器にする馬だけに、この結果で見限るのは早計。ただアサクサキングスには分が悪そうではある。 |