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第43回報知杯フィリーズレビュー(JpnII)
2009年3月15日(Sun) 阪神芝1,400M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 7 ワンカラット 牝3 54.0kg 藤岡佑介 1.22.4 492kg(-2) 6
2   3 6 アイアムカミノマゴ 牝3 54.0kg 福永祐一 1.22.6 1 1/4 464kg(+4) 3
3   7 13 レディルージュ 牝3 54.0kg 鮫島良太 1.22.8 1 1/2 424kg(-2) 15
4 6 11 ミクロコスモス 牝3 54.0kg 武豊 1.23.4 3 1/2 466kg(+8) 1
5   5 10 アイレンベルク 牝3 54.0kg 渡辺薫彦 1.23.5 1/2 418kg(-4) 13
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 10.5 - 11.5 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 11.9
上がり 4F 48.1 - 3F 36.1
3コーナー 16,1(7,13)(4,6,14)9(3,15)5,12(2,11)-10,8
4コーナー 16(7,1,13)(4,6,14)(3,9,15)(5,12)(2,11)(8,10)

■レース回顧 桜の前に価値ある2勝目・早め押し切りで輝いたワンカラット!
■レース解説

 キリコンサートが前に出るも、外からラヴェリータが押してハナを奪う。キリコンサートの直後にワンカラット、レディルージュ、スペシャルクインがつけて好位を形成。コウエイハート、ショウナンカッサイ、アイアムカミノマゴも離れず追走。チャームポットはこの外を進む。ミクロコスモスはパールシャドウと並んで後方待機。アンジュアイルは最後方待機。ラヴェリータが僅かに先頭、ワンカラットとレディルージュが押し上げながら直線に向く。ラヴェリータが先頭で粘るも、内からワンカラット、外からレディルージュが接近、ほぼ同時に前に出る。直後からはアイアムカミノマゴが追い上げる。ワンカラットが完全に抜け出し、レディルージュを交わして尚も追い上げるアイアムカミノマゴを楽に凌いでゴール。


■レース回顧

 ハズレ。一本被りになっていたので逆に不安になったが、まさか権利も獲れんとは…。(-_-)

 さて、ミクロコスモスから馬連総流しをかけよう。その前にオッズを取得。………。一本被り?ブエナビスタじゃあるまいし、これは明らかに人気過剰。馬連だと旨味が無いので、3連複にしよう。…105点かぁ。でも紐はどうせ変なのが来るんだし、買っちゃえ買っちゃえ。いや、ミクロコスモスがとんでもなく強くないと、紐に人気どころを連れてくるような…。

 横一線の綺麗なスタート。気持ちがいい。大柄なラヴェリータが小柄なキリコンサートを交わしてハナへ。そのままグングン飛ばしていく。ワンカラットとレディルージュが好位に入って、コウエイハート、アイアムカミノマゴ、チャームポットといった辺りがこの直後。注目のミクロコスモスは後方。折り合いはついているけど、ちょっと余裕かませ過ぎか?ブエナビスタはここから馬なりで上がって行ったけど…。

 ラヴェリータの単騎で流れが落ち着き、好位追走組は十分に手応えを有していた。ミクロコスモスはまだか?お、ようやく来た。って、この緑の帽子はフキラウソングか。ミクロコスモスはその後ろ。前からはおよそ10馬身。内回りは直線が短い。届くか?前では既にワンカラットとレディルージュが抜け出して後続を離しかけている。ミクロコスモスはまだ来ない。

 ミクロコスモスは残り200Mを切ってもまだモタモタしていた。そうこうしている内にワンカラット、レディルージュ、アイアムカミノマゴの3頭が完全に抜け出してしまった。桜花賞への優先出走権を確保した3頭と確保出来なかった13頭がハッキリと分かれた。ミクロコスモスはレディルージュから3馬身半も離れた4着。惨敗と言ってしまっても差し支えない。

 つまるところ、先週と同じ前残り競馬。ワンカラットもレディルージュも、ラヴェリータに離れずついて行っただけ。アイアムカミノマゴにしてもこれらの直後につけていて、前にいないと話にならなかった。勝ち時計1分22秒4はこのメンバーにしてみれば速いが、概ね平年並みで特筆すべき点はない。次も人気が無ければ買ってもいいかなというレベル。藤岡佑介騎手はチューリップ賞でもサクラミモザを桜花賞へ導いたばかり。本番は父の管理馬でもあるワンカラットに騎乗することになりそうだ。

 ミクロコスモスは勝ちに行く競馬ではなく、不利を受けない競馬を試みて結果的に失敗した感じ。前から離されているのにも関わらず勝負どころの追い上げは緩く、直線で目一杯追ってもモタつくだけだった。距離はもう少しあったほうがいい。ちなみに武豊騎手にミクロコスモスを乗っ取られた鮫島良太騎手はレディルージュで桜花賞出走権をゲット。今度は取られるなよ。


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