HOME > 重賞回顧 > 第46回報知杯弥生賞
第46回報知杯弥生賞(JpnII) 2009年3月8日(Sun) 中山芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 8 | 10 | ロジユニヴァース | 牡3 | 56.0kg | 横山典弘 | 2.03.5 | − | 500kg(-4) | 1 |
2 | 2 | 2 | ミッキーペトラ | 牡3 | 56.0kg | 田中勝春 | 2.03.9 | 2 1/2 | 490kg(+4) | 5 | |
3 | 5 | 5 | モエレエキスパート | 牡3 | 56.0kg | 松岡正海 | 2.04.0 | 1/2 | 472kg(+10) | 7 | |
4 | 3 | 3 | キタサンアミーゴ | 牡3 | 56.0kg | 川田将雅 | 2.04.1 | クビ | 434kg(-4) | 6 | |
5 | △ | 8 | 9 | ケイアイライジン | 牡3 | 56.0kg | 内田博幸 | 2.04.2 | 3/4 | 500kg(-2) | 4 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重) |
ハロンタイム 12.4 - 11.3 - 12.2 - 13.0 - 13.1 - 13.0 - 12.7 - 12.2 - 11.5 - 12.1 上がり 4F 48.5 - 3F 35.8 1コーナー 10,2,8(5,6)(1,4)9,7,3 2コーナー 10,2(5,8)(1,6)4,9-7,3 3コーナー (*10,2)8,5,6(1,4)9(3,7) 4コーナー (*10,2)(8,6,7)5,4(1,3,9) |
■レース回顧 年明け初戦は楽々逃げ切り・底知れぬ強さ内包ロジユニヴァース! |
■レース解説 横一線の先行争いから、ロジユニヴァースが抜け出してハナを奪う。内からミッキーペトラが2番手、レオウィザードとモエレエキスパートが3番手で並ぶ。セイウンワンダーはリアライズナッシュと並んで5番手を併走、アーリーロブストはその直後を進む。ケイアイライジンがその外から掛かり気味に進出、続いてハイローラーも外を通って追い上げていく。最後方は僅かにキタサンアミーゴ。ロジユニヴァースが僅かなリードで直線に向くも、すかさず引き離して2馬身のリード。最内からモエレエキスパートが抜けて2番手、続いてキタサンアミーゴが追い上げる。ミッキーペトラも盛り返して2番手は接戦も、ロジユニヴァースが独走のままゴール。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。とんでもなく強い馬は、紐に人気薄を連れてくるってのは本当なんだな…。(-_-) 断然人気馬が勝って、2着と3着が人気薄。昨日のチューリップ賞と同じパターン。2着ミッキーペトラ、3着モエレエキスパートを総流しとかじゃなくてちゃんと理由を付して買えた人なんているのか?太め残りのセイウンワンダーが沈んだのは納得出来るにしても、アーリーロブストが行きそびれるなんてのは予測不可能。…いい加減当たらせてくれ。回収率8%とか泣けてくる。 横山典弘騎手(以下「ヨコテン」)は意外な戦法で我々を驚かせてくれる。今回はロジユニヴァースで逃げの手を打ってきた。わざわざ伏兵のペースに付き合うよりも、伸び伸びと走らせてやろうというヨコテンの心遣いなのだろうが、これはセイウンワンダーに塩を送るようなもの。事実、セイウンワンダーもここ2戦よりは積極的な位置につけてきた。当面のライバルが先頭なら、悠長に構えてはいられない。 ミッキーペトラ、レオウィザード、モエレエキスパートといった辺りがロジユニヴァースに離れず付いていって、セイウンワンダーはこの後ろ。あれ?アーリーロブストは?…セイウンワンダーより後ろ?はいはい、買い目の半分氏にましたっと。1,000M通過62秒0でも後続は動けない。何と言っても先頭を行くのはロジユニヴァース。潰しに行ったら潰されるのは目に見えている。 勝負どころに差し掛かっても、ハイローラーが外を通って上がってきた位で他に目立った動きは無し。セイウンワンダーも僅かに押し上げるだけに留まった。ロジユニヴァースは直後のミッキーペトラに並ばれながらも最内でマイペースを継続。直線に向いて手綱をしごくと、あっという間にミッキーペトラ以下を突き放していった。残り100Mは手綱を緩めてウイニングラン状態。これはレースではなく、公開調教。決め手に頼らず、前に行って強い辺りはメイショウサムソンに似ている。次(皐月賞)も通過点だろう。 ロジユニヴァースから遅れること2馬身半、2着争いはどんぐりの背比べ。ミッキーペトラもモエレエキスパートもロジユニヴァースの後を付いていっただけ。内を通って距離を稼いで、そのまま居残ったに過ぎない。あ、そうか。これが読めた人は当てているのか。セイウンワンダーは追えば追うほど遅れて、アーリーロブストは慣れない差し込みでもがいていた。ケイアイライジンは緩い流れで引っ掛かっていた。 セイウンワンダーは父に似て負ける時はあっさり負けるタイプかもしれないが、勝負に行ったハイローラーより下というのは負け過ぎ。朝日杯フューチュリティSの勝ち馬は年が明けてから期待外れってケースが多過ぎる。今年のクラシック路線、牝馬はブエナビスタの一強、牡馬もロジユニヴァースの一強であることが分かった。少なくとも春の間はブエナビスタとロジユニヴァースから馬単総流しを買うことにする。2着にはどうせまた変なのが来るに決まってる。 |