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第4回夕刊フジ賞オーシャンS(GIII)
2009年3月7日(Sat) 中山芝1,200M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 7 アーバニティ 牡5 56.0kg 横山典弘 1.09.2 504kg(-6) 3
2 1 1 コスモベル 牝5 54.0kg 佐藤哲三 1.09.3 1/2 450kg(-10) 6
3   7 14 アポロドルチェ 牡4 56.0kg 勝浦正樹 1.09.3 アタマ 472kg(+2) 5
4   7 13 ソルジャーズソング 牡7 56.0kg 松岡正海 1.09.3 ハナ 508kg(-12) 8
5 6 11 サープラスシンガー 牡5 56.0kg 四位洋文 1.09.4 1/2 554kg(0) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:稍重)
ハロンタイム 11.8 - 10.6 - 11.0 - 11.4 - 11.7 - 12.7
上がり 4F 46.8 - 3F 35.8
3コーナー 11(9,12,15)(1,6)(7,10,16)(2,14)(8,13)3,5,4
4コーナー 11,9,1(6,12)15(7,10,16)-(2,14)(3,13)(5,8,4)

■レース回顧 連闘で一気にスターダム・内差し鮮やかアーバニティ!
■レース解説

 サープラスシンガーが押してハナを奪う。コパノフウジン、アイルラヴァゲイン、コスモベルらが直後に並ぶ。キンシャサノキセキがこれらの間から僅かに抜けて2番手。アーバニティはこれらを前に見る位置を追走。モルトグランデが外から押し上げて、アポロドルチェ、ソルジャーズソングも後方外を追走。サープラスシンガーが先頭、キンシャサノキセキがこの直後に迫って直線に向く。サープラスシンガーが先頭をキープ、外キンシャサノキセキと最内コスモベルがこれを追う。コスモベルの直後からはアーバニティが進出。コスモベルがサープラスシンガーに並びかけて競り落とすも、アーバニティが外からまとめて差し切る。


■レース回顧

 ハズレ。サープラスシンガーが残れなかったのは俺が軸にしたからだな…。ごめんな。(´;ω;`)

 この日の芝は5レースと9レースで逃げ切り勝ち、10レースも逃げた馬が3着。7レースは逃げた馬がシンガリ負けしてるけど、中央で未勝利の馬だけに参考外。サープラスシンガー、始まったな。これで3着以内に残れなかったらウソだ。久々にレース前から自信があった。だけどこういう時は大抵変なのが3着に突っ込んできて邪魔するからなぁ。

 サープラスシンガーが予定通りハナへ。競りかけてくる馬は無し。しかし直後はビッシリとついてきた。アイルラヴァゲイン、コスモベルらに混じって、キンシャサノキセキもそこにいた。みんなサープラスシンガーを意識している。キンシャサノキセキが前との差を詰めていくと、コスモベルらも一緒になって上がっていった。4コーナーではほぼ一団。

 しかしサープラスシンガーはそこからまた伸びた。言わんこっちゃない、やっぱり前残りだ。コスモベルもキンシャサノキセキも買ってるし、これは当たらざるを得ない。内でヨコテンが何やら企んでいるようだが、アンタも買ってるから来てもいいよ。モルトグランデも外から来てるって?ああ、お前も買ってるから来てもいいよ。よっしゃよっしゃ、久々に獲ったデー!…ゴールの直前まではそう思った。

 テン3ハロン33秒4は前走とほぼ同じペースで、サープラスシンガーは普段通りの競馬をしての負け。コスモベルに内から並ばれてから一気に苦しくなった。スピードはあるが、追い付かれると脆い。キンシャサノキセキにマークされて追い出しが早まったのが敗因?負けるにしても3着には残るだろうと思ったが甘かった。

 アーバニティはサープラスシンガーの直後に構えた好位集団を前に見る位置を追走。先週の韓国馬事会杯と同様に内で脚を溜めて、キンシャサノキセキの失速に合わせてスパート。残り50Mでサープラスシンガーとコスモベルを追い抜いていった。この連闘は鞍上の横山典弘騎手が進言したらしい。昇級初戦でも引けを取らないスピードがあったのは事実だが、敵失に乗じての漁夫の利っぽい勝ち方で、評価は次走以降に持ち越したい。

 展望の中で好調教馬として取り上げたコスモベルとアポロドルチェがそれぞれ2着、3着と好走。コスモベルは内枠で距離ロスを抑えられたのも良かった。アポロドルチェはスタートで若干立ち遅れて後方待機が確定。終始外を回さざるを得なかったのが響いた。アポロドルチェの更に外から追い上げたソルジャーズソングも同様。こちらは五分のスタートが切れていた。

 モルトグランデは大外枠で位置取りに苦労していた。4コーナーで前を割って進路を確保したものの、直線はジリジリとしか伸びなかった。アイルラヴァゲインはプレミアムボックスとの併せで伸びるかと思いきや一緒に沈没。バテたという表現が相応しい。キンシャサノキセキは陣営も次(高松宮記念)狙いであることを公言していたし、直線失速で10着という内容も織り込み済み。高速決着で真価を発揮する馬だけに、渋った馬場も走りにくかっただろう。この後ビッシリ追われて調子が戻れば買い。


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