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第102回京都記念(GII)
2009年2月21日(Sat) 京都芝2,200M 4歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   6 9 アサクサキングス 牡5 58.0kg 四位洋文 2.14.6 508kg(+10) 3
2 7 11 サクラメガワンダー 牡6 57.0kg 福永祐一 2.14.6 クビ 496kg(+4) 1
3   8 12 ヴィクトリー 牡5 58.0kg 川田将雅 2.14.8 1 492kg(+4) 9
4 5 7 カワカミプリンセス 牝6 55.0kg 横山典弘 2.14.9 1/2 488kg(0) 2
5   6 8 タスカータソルテ 牡5 58.0kg M.デムーロ 2.15.5 3 1/2 464kg(+4) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.3 - 12.4 - 12.1 - 12.5 - 12.9 - 12.8 - 12.2 - 11.9 - 11.4 - 12.7
上がり 4F 48.2 - 3F 36.0
1コーナー 12-(1,7)-9,4,11,2-5(3,10,13)-8
2コーナー 12-1,7-9,4,11-2-5(3,13)10,8
3コーナー 12-1-9(7,4,11)(3,5,2)(10,13)-8
4コーナー 12-9(1,11)(7,4,5,2)(3,10)13,8

■レース回顧 淀に戻って実力誇示・菊花賞馬の矜持見せ付けたアサクサキングス!
■レース解説

 アドマイヤオーラが発走直前に競走除外。マンハッタンスカイが好スタート。カワカミプリンセスが出を窺うところへ外からヴィクトリーが押してハナを奪う。アサクサキングスも前に行く。サクラメガワンダーはシルクフェイマスに続いて6番手。チョウサンデイはカネトシツヨシオー、ダンスアジョイらと固まって後方待機。タスカータソルテが最後方につける。ヴィクトリーが3馬身のリードで3コーナーの丘を下る。カワカミプリンセスは抑えて、アサクサキングスが先に動いていく。サクラメガワンダーもアサクサキングスを追って進出。後方は一団、ヴィクトリー先頭のまま直線に向く。ヴィクトリーが後続を突き放して逃げる。馬場の外からアサクサキングス、サクラメガワンダーが並んで進出。この2頭が内で粘るヴィクトリーを交わし、アサクサキングスがサクラメガワンダーの追撃を振り切ってゴール。


■レース回顧

 ハズレ。5歳牡馬クラシックホースをナメてかかったら意地をみせてきた件について。(-_-)

 冒頭から個人的な話になって恐縮だが、アサクサキングスとはサイレントプライド並に相性が悪い。アサクサキングスを軸にしたことはないのだが、ここまで印を打った7回で連対したのは一昨年のきさらぎ賞(1着)のみ。NHKマイルCで少しだけ期待して11着、ダービーで無視して2着。宝塚記念の惨敗を見て神戸新聞杯で無視したら2着。神戸新聞杯をフロック視した菊花賞を勝利(以下省略)。

 アサクサキングスは確かに有馬記念でシンガリ負けを喫した。しかしアサクサキングスが菊花賞馬であることには変わりはない。ヴィクトリーも同様。馬柱を見て近走成績を気にしていたら買えない。ヴィクトリーなんて終わってる馬を買ってる連中はアホだなぁと心の中でほくそ笑んでいた。すみません、アホは私でした。寿命が尽きたら氏んでお詫びしますので勘弁してください。

 マンハッタンスカイは好スタートを切りながらドタドタといった感じで加速が乗らない。カワカミプリンセスが先手を奪いにいったところ、外からヴィクトリーが仕掛けてきた。ヴィクトリーは最初のコーナーまでに先頭を奪い切って、そのまま後続を離していった。皐月賞馬が前で楽をしているのに、誰も追いかけていかない。まあ放っておいてもタレるだろうから良し。…この心理を後続が共有すると危ない。知らず知らずの間に縦長。ま、まあヴィクトリーが無理なペースで飛ばしてるだけだろ。…1,000M通過60秒7?

 ヴィクトリーが内一杯に進路を採って、二の脚を使って粘り込み態勢。あーあ。アサクサキングスは例の如く外へ膨らみながらの追い上げで、四位騎手は手綱を右に引いて懸命に制御していた。サクラメガワンダーはアサクサキングスからプレッシャーを受けて窮屈な競馬を強いられていた。しかし交わせそうで交わせなかったのも事実。物足りなさが残った。ここを勝てないようではGIは夢のまた夢か。

 カワカミプリンセスは3コーナーで抑えた意味が分からない。結局中途半端に追い上げて4着。今回のところは評価保留。タスカータソルテは馬場の良い外を意識して他と離れたところを走っていた。勝つつもりでいたのか疑わしい。チョウサンデイは普通に弱かった。昨秋にハイレベルの天皇賞秋に出ていた馬と、福島の条件戦を走っていた馬とを対等に扱うのは無理があった。ダンスアジョイは縦長の時点でアウト。


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