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第44回京都牝馬S(GIII) 2009年2月1日(Sun) 京都芝1,600M 4歳以上オープン 別定 (牝)(国際)[指定] |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 4 | 6 | チェレブリタ | 牝4 | 53.0kg | 武豊 | 1.35.1 | − | 442kg(+2) | 6 | |
2 | 7 | 11 | レインダンス | 牝5 | 54.0kg | 藤岡康太 | 1.35.3 | 1 1/4 | 476kg(-2) | 7 | |
3 | ◎ | 4 | 5 | ザレマ | 牝5 | 54.0kg | 安藤勝己 | 1.35.3 | アタマ | 524kg(0) | 1 |
4 | 3 | 3 | テンイムホウ | 牝7 | 54.0kg | 和田竜二 | 1.35.4 | 1/2 | 462kg(-4) | 14 | |
5 | ▲ | 1 | 1 | オディール | 牝4 | 53.0kg | 小牧太 | 1.35.4 | クビ | 444kg(-4) | 4 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重) |
ハロンタイム 12.2 - 11.4 - 11.8 - 12.2 - 11.6 - 11.8 - 11.5 - 12.6 上がり 4F 47.5 - 3F 35.9 3コーナー 12,5(3,8,14)7(4,9,13)-11(1,2)(6,10) 4コーナー 12,5,3(7,14)(4,8)(9,13)11(6,1,2)-10 |
■レース回顧 最短距離で映える末脚・今度は突き抜けチェレブリタ! |
■レース解説 スペルバインドが行き脚付かず後方から。カレイジャスミンが押して先頭、続いてザレマが2番手につける。3番手はテンイムホウ、ハチマンダイボサツ、クラウンプリンセス、ハートオブクィーンらが並ぶ。ニシノマナムスメはこれらの直後、レインダンスは後方の外を追走。オディールは後方内、チェレブリタは後方2番手。スペルバインドが最後方を進む。3コーナーでザレマら好位集団がカレイジャスミンを捉えにかかる。カレイジャスミンが追撃を凌ぎながら1馬身のリードで直線に向く。ザレマとテンイムホウがカレイジャスミンに並びかけて前は3頭が競り合う。続いて最内からチェレブリタ、大外からレインダンスが追い上げる。カレイジャスミンが失速、内からチェレブリタが抜けて先頭。2番手でザレマとテンイムホウが競り合うところへレインダンスが追い付いて交わすも、チェレブリタが一足先にゴール。 ■レース回顧 ハズレ。チェレブリタ、そんなに人気しなかったな…。つーかザレマあかんなぁ。(´・ω・`) スペルバインドがいきなり最後方。デムーロ、お前何やってんの…。まずはカレイジャスミンが押して出てきた。ターコイズSではザレマにいいようにあしらわれていたので、ここは積極果敢に仕掛けてきたようだった。ザレマはこれに取り合わず2番手。3番手がゴチャゴチャして、ニシノマナムスメはこの直後。オディールも後方から。スペルバインドはともかく、チェレブリタも最後方付近につけていた。 かったるい流れを予想していたのに、何だか雲行きが怪しい。1,000M通過59秒2。カレイジャスミンが思いの外飛ばしている。ザレマは持って行かれそうな感じの追走で、決して無理はしていなかったのだが、直後からも突付かれて余裕が感じられなかった。3コーナーを過ぎて、馬群は前と後ろで綺麗に2つに分かれていた。 カレイジャスミンが二の脚を繰り出して先頭、これをザレマとテンイムホウが追いかけていった。ザレマが満を持して先頭に立ったはずが、すぐ側に迫ったテンイムホウを振り切れない。あれ?そんな馬相手に何やってんの。冗談はいいから、早く突き放してくれ。………。あ、やっぱもういいわ。内からチェレブリタが来たから。しかも外からやって来るのはレインダンス?愛知杯で軸にしてた馬やん。あーあ。 チェレブリタが内から完全に抜け出して独走。一方、ザレマはテンイムホウにも差し返されていた。最終的にはザレマが先着したが、相手の失速に甘んじただけ。情けなさ過ぎる。レインダンスは愛知杯でもじわじわ追い上げていたし、ここで2着してきても不思議は無かった。ただこの面子で2着しただけでは完全復活とは言えない。 チェレブリタはさしずめ前走の再現。武豊騎手は初めから内を突く気満々だった。4コーナーで外を回すと届かないが、内を突けば最短距離で末脚を発揮できる。そこそこ速い流れになったことで自慢の決め手が冴えた。終わってみれば差し馬のワンツー。ダラダラ行く長距離ならまだしも、短距離では差しも効くようになってきているようだ。トラックバイアスの変化を読むのは難しい。 オディールは直線に向いたところでチェレブリタと同じようなところにいたのだが、チェレブリタがすかさず内を狙って追い出していたのに対し、オディールは外に持ち出すことを念頭に馬群の割れ目を模索していた。追い出してからの加速もどこかモタモタ。休み明けも敗因の一つか。スペルバインドは出遅れ最後方+4角大外回しの凡退コンボ炸裂。とりあえず度外視可。 クラウンプリンセスは好位から前を追いかけて失速。内容的には力負け。ニシノマナムスメはまさかのシンガリ。ルメール騎手曰く、荒れた馬場を気にしていたとのこと。愛知杯2着馬が6番人気、愛知杯8着馬が2番人気。前走着順が上の馬が下の馬より人気が無かったらとりあえず買っとけ。勿論これは常に成立するとは限らないので、状況に応じて使い分けたい。 |