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第49回京成杯(GIII)
2009年1月18日(Sun) 中山芝2,000M 3歳オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 5 6 アーリーロブスト 牡3 56.0kg 福永祐一 2.02.7 484kg(+8) 2
2 2 2 ナカヤマフェスタ 牡3 57.0kg 蛯名正義 2.02.7 クビ 448kg(-2) 1
3   7 11 モエレビクトリー 牡3 56.0kg 田中勝春 2.02.8 1/2 484kg(+8) 13
4   7 10 モンテトウルヌソル 牡3 56.0kg 内田博幸 2.02.8 クビ 484kg(+6) 6
5   6 9 ハイローラー 牡3 56.0kg 三浦皇成 2.02.9 1/2 476kg(+2) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.1 - 11.5 - 12.6 - 12.6 - 13.2 - 12.6 - 12.6 - 11.7 - 11.6 - 12.2
上がり 4F 48.1 - 3F 35.5
1コーナー 11-6(5,12)(8,13)(2,7)9(1,4)10-3
2コーナー 11-6(5,12)(2,8,13)(7,9)1,4,10,3
3コーナー 11,6(5,12,13)(2,8,9)(1,4,7)10,3
4コーナー 11,6(12,13)9,2(8,7)4(1,10)-3

■レース回顧 ゆったりペースで快適走行・先んじて後続封じたアーリーロブスト!
■レース解説

 アーリーロブストが先手を窺うも、モエレビクトリーが外から交わしてハナに立つ。サンライズキールは最内を通って3番手、ナカヤマフェスタはこの直後につける。セイクリットバレーが外から上がって5番手、トゥリオンファーレは抑えて中団の外を追走。モンテトウルヌソルは後方2番手で待機。モエレビクトリーが単独先頭のまま3コーナーを通過。アーリーロブスト2番手、セイクリットバレーが外から進出。4コーナー手前でサンライズキールが躓いて落馬。アーリーロブストがモエレビクトリーに並びかけながら直線に向く。モエレビクトリーが盛り返して先頭をキープ、アーリーロブストがこれを追う。内からナカヤマフェスタも追い上げる。アーリーロブストが坂を駆け上がってモエレビクトリーを交わし、ナカヤマフェスタの強襲を僅差で振り切る。


■レース回顧

 ハズレ。ドスローの前残りに軸馬故障…。時間を無駄に消費した。(-_-)

 アーリーロブストがポンとゲートを出て悠々先頭…かと思いきや、モエレビクトリーがこれを阻止。無理に仕掛けた訳ではなく、自然な感じの逃げ。アーリーロブストはモエレビクトリーに行かせて2番手の競馬に切り替えていた。サンライズキールも内枠を生かして前に出てきた。そしてナカヤマフェスタも一緒に付いてきた。有力どころは総じて前での競馬。

 向こう正面に入ったところでモエレビクトリーが3馬身差の快適逃げ。後続を引っ張ったのは単独2番手のアーリーロブスト。いずれも馬なりで流れはスロー。と、ここでナカヤマフェスタが勝手に動き出した。蛯名騎手が腰を浮かせて制御すると場内からざわめきが。ただその後は落ち着いて追走していた。アーリーロブスト以降は一団。スローだと後続は付いて回るだけに陥る。いわゆるつまらん競馬だ。

 セイクリッドバレーがやけに強気で、3コーナー過ぎから早くも上がっていった。前の手応えは依然として楽。好位追走のアーリーロブスト、サンライズキールはどこで動くのか。わくわく。サンライズキールは相変わらず頭が高…ってあああああ!!!躓きやがった!オワタ。俺の京成杯オワタ。後は好きにしてちょ。モエレビクトリー残っていいよ。つーか残れ。

 このやけくそ神通力が通じたのか、モエレビクトリーは直線に向いてまた伸びた。おいおいマジかよ。アーリーロブストは2番手で懸命に追い上げる。セイクリットバレーがモタつく間に内からナカヤマフェスタ。トゥリオンファーレはまだ後ろ。どうやら前の2頭が残りそうな感じ。そこへナカヤマフェスタと大外からモンテトウルヌソルが強襲。前残りと差し込みが交わったところがゴール。際どかった。

 1,000M通過62秒0。これがこのレースの全てを物語っていると言ってしまっても差し支えない。モエレビクトリーは完全に無視されての単騎逃げ、アーリーロブストは2番手で終始マイペース。後続はただ黙って付いていくだけ。ナカヤマフェスタのように行きたくても行けない奇妙な展開。勝ったアーリーロブストよりも差し届かなかった馬を評価したい。

 ナカヤマフェスタは道中行きたがったのをすぐに修正できていた点、前残りの競馬に際どく迫れていた点を評価。サンライズキールの直後につけていて、落馬の瞬間若干外に膨らんだのも不運だった。それよりも目を引いたのはモンテトウルヌソル。直線に向いた当初はモタつきながら、一度追うと凄い脚。スローだから使えた脚なのかもしれないが、あの脚はちょっとヤバイ。ひょっとして今年のダービー馬はコイツじゃないのか?共同通信杯辺りで賞金を加算してもらいたい。

 セイクリットバレーは早めに動いた割には頑張っていた。今回も内にササリ気味で、ナカヤマフェスタに併せに行って最後は力尽きた。トゥリオンファーレは松岡騎手が手綱を短く持って折り合いに腐心。4コーナーで大外を回しての大味な競馬で、見どころは皆無だった。サンライズキールは診断の結果、右第1指関節開放性脱臼で予後不良。本当に散々なレースだった。


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