HOME > 重賞回顧 > 第25回ラジオNIKKEI杯2歳S

第25回ラジオNIKKEI杯2歳S(JpnIII)
2008年12月27日(Sat) 阪神芝2,000M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 6 ロジユニヴァース 牡2 55.0kg 横山典弘 2.01.7 504kg(+10) 2
2 3 3 リーチザクラウン 牡2 55.0kg 武豊 2.02.4 4 504kg(-4) 1
3   4 4 トゥリオンファーレ 牡2 55.0kg 川田将雅 2.02.6 1 1/4 488kg(0) 7
4   1 1 マッハヴェロシティ 牡2 55.0kg 安藤勝己 2.02.6 クビ 504kg(-6) 4
5 5 5 イグゼキュティヴ 牡2 55.0kg 松岡正海 2.02.8 1 1/2 478kg(-8) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 11.0 - 12.3 - 12.2 - 11.8 - 12.0 - 12.3 - 12.3 - 12.3 - 12.9
上がり 4F 49.8 - 3F 37.5
1コーナー 3-(6,9)(1,4)5,10,8(2,11)7
2コーナー 3-6,9-(1,4)5,2(8,10)-(7,11)
3コーナー 3-6-5,9(4,8)-(1,10)7(2,11)
4コーナー 3-(6,5,4,8)9-(1,7)=(2,10)=11

■レース回顧 評判馬を砕く徹底マーク・外から捻じ伏せ3連勝ロジユニヴァース!
■レース解説

 ファミリズムが若干出遅れ。リーチザクラウンが馬なりでハナに立つ。ロジユニヴァースがすかさずマークに入り2番手に入る。向こう正面でリーチザクラウンとロジユニヴァースが後続を引き離す。3番手以降は離れてロードロックスター、トゥリオンファーレ、マッハヴェロシティと続く。イグゼキュティヴはこれらの外から徐々に上がっていく。ファミリズムは後方2番手で待機。リーチザクラウン単独先頭、ロジユニヴァースは3馬身置いて静観。4コーナーで後続が続々押し上げて直線に向く。リーチザクラウン先頭も、直後からロジユニヴァースが押し上げてこれに並びかける。ロジユニヴァースがリーチザクラウンを交わして先頭。リーチザクラウンは2番手維持が精一杯、後方からトゥリオンファーレ、マッハヴェロシティが追い上げるも届かない。ロジユニヴァースがリードを広げながら楽勝。


■レース回顧

 ハズレ。このレースはマジで一本被りが勝てんな…。3着買えなかったからまあいいか。(´・ω・`)

 この日はとにかく一本被りの人気馬が勝てなかった。阪神では午後一番の7Rこそ単勝1.4倍の馬が勝ったが、8Rは1.5倍が3着、9Rは1.7倍が6着、10Rは1.8倍が2着。中山でも中山大障害で単勝1.5倍、途中まで気分良く逃げていたマルカラスカルが外へ逸走、これで苦しくなって直線失速5着。師走Sは単勝1.4倍のフラムドパシオンが4コーナーで脚を気にして後退、そのままシンガリ負け。

 この流れにも負けず(?)、リーチザクラウンの単勝には締め切り前の10分間に5000万を超える投票が入り、1.3倍の断然の支持。「リーチザクラウンは強い」という思惑が、「他がダメだったからリーチザクラウンも…」という思惑に優ったらしい。私はヘタレなので後者の思惑。とはいえ、今更ロジユニヴァースから買うのもアホらしい。リーチザクラウンは強い…よな?

 リーチザクラウンが一本被りの光る逃げ馬だってことは重々承知でも、他に行く馬が見当たらないから大丈夫だと高を括っていたが甘かった。ロジユニヴァース、いや、横山典弘をナメていた。リーチザクラウンの先頭を見越し、2番手で徹底マーク。リーチザクラウンが向こう正面でリードを広げていっても、適度な間隔でピタっとついてきた。冗談でも何でもなく、この時点でハズれたと思った。

 1,000M通過59秒9はこのレースにしては速い流れ。リーチザクラウンがロジユニヴァースを意識して引き離し気味の逃げを打っても、ロジユニヴァースは馬なりでついて行った。3番手以降は置いてきぼり。ロードロックスター、イグゼキュティヴは前に離され過ぎて苦しくなった。ファミリズムは今回も出遅れて最後方付近。ご苦労さん。

 4コーナーを迎えてもなおリーチザクラウンが先頭で、後続も続々と追い上げて来ているにも関わらず、ロジユニヴァースはピクリとも動かず。内でじっくり溜めて、直線に向いた途端にGOサイン。前でもたつくリーチザクラウンを外から涼しい顔で追い抜いていった。典型的なマーク競馬。憎いぜロジユニヴァースwithヨコテン。

 リーチザクラウンは手応え十分で全く伸びず。馬場が重く、上がり3ハロン37秒5を要すパワー型の決着。展望で触れた懸念が的中してしまった。先週の阪神カップでスプリングソングを軸にして泣いた教訓が全く活かされていない。「一本被りの馬は勝ち切れない」という傾向も華麗にスルー。お前は一体何の為に傾向分析をやってレース回顧を書いてるの?マジで一遍氏ねって。ホント誰か頃して。

 トゥリオンファーレはなるべく前につけて、4コーナーでも早めに押し上げて、直線一杯を使って追い込んで3着。良くも悪くも無難な競馬。イグゼキュティヴはトゥリオンファーレよりも早めに動いた分失速。並んで抜かせない根性タイプで、今回のような縦長の展開では脈が無かったか。マッハヴェロシティは内を突きかけながら結局大外に持ち出して4着。能力はありそうなのだが、毎回乗られ方が雑。

 結果的に前残りの競馬になったとはいえ、ロジユニヴァースがリーチザクラウンをマークする展開ではロードロックスターに万に一つの勝ち目も無かった。ファミリズムは出遅れながら上がり最速の脚を繰り出して惜敗→次走人気を集めて凡退の典型的パターン。ルメールだから買ったって人も多そう。かくいう私もその中の一人。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.