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第60回阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)
2008年12月14日(Sun) 阪神芝1,600M 2歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 13 ブエナビスタ 牝2 54.0kg 安藤勝己 1.35.2 450kg(0) 1
2   1 2 ダノンベルベール 牝2 54.0kg 後藤浩輝 1.35.6 2 1/2 448kg(-8) 3
3 5 9 ミクロコスモス 牝2 54.0kg 鮫島良太 1.35.8 1 1/4 454kg(+2) 4
4   4 7 ショウナンカッサイ 牝2 54.0kg 幸英明 1.36.0 1 1/4 440kg(-4) 10
5   3 5 イナズマアマリリス 牝2 54.0kg 吉田豊 1.36.2 1 1/2 434kg(0) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.0 - 11.8 - 12.1 - 12.3 - 11.9 - 11.3 - 12.4
上がり 4F 47.9 - 3F 35.6
3コーナー 18(7,6)10(3,4,12,17)(1,15)(5,2,14)11-8,13(9,16)
4コーナー (*18,6)(7,10,17)(3,4,12,14,2)(15,11)(1,5,8)13(9,16)

■レース回顧 無限に広がる可能性・大外一気の圧勝劇ブエナビスタ!
■レース解説

 ショウナンカッサイが前に出るも、シゲルキリガミネが外からこれを交わしてハナに立つ。レディルージュ、ルシュクルなど好位は一団。ジェルミナルはこれらの外につける。ダノンベルベールは後方内、ブエナビスタは集団から離れて追走。ミクロコスモスとメイショウボナールが並んで最後方待機。前は一団。ルシュクルがシゲルキリガミネに並びかけて直線に向く。ダノンベルベールが馬場の中央から内の争いを交わして先頭に踊り出たのも束の間、大外からブエナビスタがまとめて交わして先頭。ブエナビスタが馬なりでリードを広げ、ラストは手綱を緩めてゴール。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。ブエナビスタから流して外すって、狙っても出来んぞ…。逆に凄いかも。(・∀・)

 てっきりブエナビスタがぶっ飛んでハズれるのかと思ったら、ダノンベルベールが抜けてハズレ。ちょっと待って?ダノンベルベールなんて誰でも買える馬だろ?ブエナビスタ軸でミクロコスモスも抑えて外した下手糞なんて、銀河上に俺しかいないだろ。はぁ〜、氏にたい。来週は何から流してハズすんだろう。そう考えると今から楽しみだ(おいおい)。

 ダノンベルベールのスタートは正常。むしろ外のほうがバラバラとしたスタート。ブエナビスタはダッシュがつかずいつも通りの後方待機。内寄りの馬と大外に入ったシゲルキリガミネが先行争いを展開。ショウナンカッサイはハナに拘らず一旦引いて、シゲルキリガミネがハナ。テン3ハロン35秒2は緩くもなければ速くもない平均ペースで、前は固まって推移した。

 4コーナーで後続が押し上げて横一線。ブエナビスタは大外を通っての進出で、前からは7〜8馬身。十分に届く。内のほうはゴチャゴチャと争っていたが、どれも伸びてくる気配無し。ジェルミナルもこれらの中でもがいていた。そこへやってきたのがダノンベルベール。スパートをかけて抜け出すか、というところへ更に外からブエナビスタ。並ぶ間もなく、一瞬で突き抜けていった。

 ブエナビスタは今回も物凄く強い勝ち方をした。今回は流石に追っていたが、抜け出した後は馬なり。残り100Mで手綱を緩めての楽勝だった。これで新コースで行われた3回は全てダービー馬の娘が勝ったことになる。過去2年の勝ち馬は翌年に東京芝2,400Mで行われたGIも制覇。ブエナビスタも母を倣ってダービー挑戦か。

 ダノンベルベールはスタートを決めて中団につけ、4コーナーで外に持ち出して何の不利も無く追い出しながら、馬なりのブエナビスタに遅れること2馬身半。ブエナビスタが抽選に外れて除外されていたらこの馬が2歳女王だったと考えるとちょっと可哀想。ミクロコスモスは道中最後方で動かず、直線で大外に持ち出しての追い上げ。昨年のレーヴダムールを見ているようだった。

 ショウナンカッサイは最内から前が競り合って垂れてきた頃合いでスパート。1,400Mのレースならばこれで勝っていた。結局大外からぶっ飛んできたミクロコスモスにも交わされて4着。5着以下は団子。イナズマアマリリスも何だかんだで掲示板を確保、ファンタジーS組で最先着を果たしたとはいえ、ブエナビスタに1秒も千切られたのだから頑張ったとは言えない。

 ジェルミナルは追い出してから内にモタれ、ルシュクルに接触したところで走る気を無くしていた。馬体減(-10kg)も少なからず響いたか。ルシュクルは早め先頭の強攻策も、馬が付いて行けずドロップアウト。距離が長い。ワンカラットは馬群に入れたところで首を上げて思いっきり掛かっていた。レース以前の問題。アディアフォーンは4コーナーの段階で既に後ろに下がっていた。前走が一戦余計だった。


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