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第25回マイルチャンピオンシップ(GI) 2008年11月23日(Sun) 京都芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ○ | 4 | 7 | ブルーメンブラット | 牝5 | 55.0kg | 吉田豊 | 1.32.6 | − | 486kg(+10) | 4 |
2 | ◎ | 8 | 17 | スーパーホーネット | 牡5 | 57.0kg | 藤岡佑介 | 1.32.7 | 3/4 | 466kg(+2) | 1 |
3 | 1 | 2 | ファイングレイン | 牡5 | 57.0kg | 幸英明 | 1.32.8 | 3/4 | 498kg(0) | 10 | |
4 | 8 | 16 | カンパニー | 牡7 | 57.0kg | 横山典弘 | 1.32.9 | 1/2 | 464kg(+4) | 2 | |
5 | ▲ | 1 | 1 | ローレルゲレイロ | 牡4 | 57.0kg | 四位洋文 | 1.33.0 | 1/2 | 478kg(+6) | 3 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 10.6 - 11.3 - 11.9 - 11.6 - 11.4 - 11.6 - 11.7 上がり 4F 46.3 - 3F 34.7 3コーナー 4,13(1,14)(10,15,18)(2,6)(11,12)7,16(3,8,17)9,5 4コーナー 4,13(1,14)(2,10,15)(6,18)(7,12)11(3,16,17)8(5,9) |
■レース回顧 溜めて抜け出す勝利の方程式・淀に咲いた新女王ブルーメンブラット! |
■レース解説 マイネルレーニアがローレルゲレイロを制してハナを奪う。サイレントプライド、コンゴウリキシオーが3番手で並んで追走。スマイルジャック、ショウナンアルバ、ファイングレインも前につける。ブルーメンブラットは中団の内、その外にカンパニーがつける。スーパーホーネットはこの後方で待機。マイネルレーニア先頭、直後が密集して直線に向く。マイネルレーニアにローレルゲレイロ、サイレントプライドが並びかけ、外からファイングレイン、内の狭いところからブルーメンブラットが追撃。大外からスーパーホーネットが一気にやってくる。ブルーメンブラットがローレルゲレイロを交わし、スーパーホーネットの強襲を振り切る。 ■レース回顧 3連複3着抜けハズレ。3着にスワンS組の人気薄か…。スパホ2着だし、完敗ですわ。(´・ω・`) 武豊騎手が5レースのメイクデビューで落馬、尺骨骨折の重傷で以後全て乗り替わり。スズカフェニックスは安藤勝己騎手に替わった。これでスタートが良くなったら嫌だな〜と思って3番枠を注視していたところ、スタートで前のめりになってまたダッシュがつかず。おそらく現役馬で一番スタートが下手。大外2頭、エイシンドーバーとスーパーホーネットは好スタート。エイシンドーバーはそのまま前を目指していったのだが、スーパーホーネットは後ろに下げていった。あれ? マイネルレーニアが気合をつけてハナを奪取。ローレルゲレイロがこれに張り付くようにして2番手、サイレントプライドも前に出てきた。テン3ハロン34秒4はスワンSとほぼ同じ流れ。ブルーメンブラットは例の如く中団の内。GIのここでも余裕の追走。もうちょっと前に行かないと間に合わんのとちゃうか?スーパーホーネットはカンパニーより後ろ。えー!この後外を回すことを考えると、届かない可能性が…。 マイネルレーニアが僅かに先頭。手応えはまだ残している。ローレルゲレイロ、サイレントプライドもいい感じ。直線に向くところでスーパーホーネットが捲り上げるような感じで進出開始。勢いは十分だけど、前とはかなり差がある。ブルーメンブラットは最内を突いていた。前からは3馬身。こ、これは…。ローレルゲレイロが先に抜け出して1馬身のリード、とそこへブルーメンブラットが弾むようにして襲い掛かってきた。スーパーホーネットはまだ後ろ。 一番外からスーパーホーネット。鞭を入れるたびにぐいぐい伸びてくる。やれやれ、一時はどうなるかと思った。ブルーメンブラットがローレルゲレイロを交わして2着と3着が埋まった。後は1着にスーパーホーネットが入れば3連単本線的中。残り100Mまではそうなると思った。しかしブルーメンブラットが思いの外伸びる。スーパーホーネットも勢いがあるのだが、ブルーメンブラットと脚色が変わらない。しかもローレルゲレイロがタレて、代わりにもう一頭の白い帽子が。…ふぁいんぐれいん?オワタ。氏にたい。 毎週全ての重賞について時間を掛けて一生懸命考えて、3着抜けで外すこの辛さ。精神的ショックがデカ過ぎてレース回顧なんて書いている場合ではないのだが、今こうしてレース回顧を書いているのは自分でも不思議だ。で、スワンSのレース回顧の中で『おやっと思ったのはファイングレイン。59kgを背負って差し込んで5着。今後気配が上向いてくるようなら、定量57kgのマイルCSでそこそこ戦えそう。』とか書いてるんだよなぁ。ますます師にたくなってきた。 ウオッカを基準にして予想を進めたのは正解だった。しかしブルーメンブラットが勝つとは…。道中じっくり脚を溜めて、馬群を割って抜け出すというのはヴィクトリアマイルから一貫している。今まで負けたレースは大抵大外に持ち出して差し届かずのパターン。ちなみに牝馬のマイルチャンピオンシップ制覇は'94年ノースフライト以来14年振り。初めて馬券を買ったレースだ。懐かしいなぁ。 スーパーホーネットはこの面子ならどう乗っても勝てると考えたのか、過度に控え過ぎた感。ブルーメンブラットが内突きで躍進していたことを考えると、外枠を引いた時点で脈が無かったのかもしれない。ダイワメジャーがいないこの面子なら何とかして貰いたかったのだが…。藤岡佑介騎手にはこの敗戦を糧に成長してもらいたい、としか言えない。矢作師、残念。 ファイングレインもブルーメンブラットと同じく内で脚を溜めて抜け出してきた。直線に坂の無いコースだといい脚が長く使える。今回は10番人気で3着。このレースはスワンSを経由した人気薄が3着に入ることで3連ベースの馬券が荒れるのだが、今年もそれに違わず3連複・3連単は万馬券。パターンを知っていても、それを実践出来ない。やっぱり資ぬしかない。 ヒモで抑えた先行勢はローレルゲレイロが5着した他はサイレントプライド14着、マイネルレーニア18着と惨敗。サイレントプライドは富士Sとほぼ同じペースで流れたにも関わらず通用しなかった。やはり富士Sはこのレースと非常に相性が悪い。そして私とも非常に相性が悪い(買うとぶっ飛び、切ると勝つ)。マイネルレーニアは西園師も懸念していた通り、距離不安がモロに出た。やはり1,400Mで厚く買う馬。 |