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第33回エリザベス女王杯(GI)
2008年11月16日(Sun) 京都芝2,200M 3歳以上オープン 定量 (牝)(国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 16 リトルアマポーラ 牝3 54.0kg C.ルメール 2.12.1 474kg(+4) 4
2 7 15 カワカミプリンセス 牝5 56.0kg 横山典弘 2.12.3 1 1/2 498kg(-10) 1
3 7 13 ベッラレイア 牝4 56.0kg 秋山真一郎 2.12.4 3/4 460kg(-2) 2
4   4 7 マイネレーツェル 牝3 54.0kg 川田将雅 2.12.8 2 1/2 408kg(-8) 14
5 1 1 レインダンス 牝4 56.0kg 武幸四郎 2.12.8 クビ 486kg(+10) 9
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 10.7 - 11.9 - 12.1 - 12.1 - 12.4 - 12.8 - 12.4 - 11.5 - 12.0 - 11.7
上がり 4F 47.6 - 3F 35.2
1コーナー 14-3,10,4,16(7,15)(13,18)(8,11)6(1,17)(2,9)12
2コーナー 14=3,10,4,16,7,15(8,13)(1,11,6,18)(2,17)9,12
3コーナー 14-3(4,10)-16(7,15)(8,13)(1,11,6)18(12,2,17)9
4コーナー (*14,3)-(10,16)(4,15)7(1,8,13)(11,6,18)(12,2)17,9

■レース回顧 強気の先行策でしてやったり・クラシック戦線の雪辱果たしたリトルアマポーラ!
■レース解説

 ポルトフィーノがスタート直後に躓いて落馬。コスモプラチナがハナを奪う。ビエンナーレ、ピサノジュバンがこれに続く。リトルアマポーラ、マイネレーツェル、カワカミプリンセスも前につける。ベッラレイアはエフティマイアと並んでカワカミプリンセスの直後を追走。レジネッタは後方の外を進む。レインダンスは最内を通って押し上げていく。コスモプラチナが後続に5馬身程のリード、ビエンナーレ、ピサノジュバンが2、3番手で3コーナーを下る。リトルアマポーラは5番手、カワカミプリンセスはその直後。ベッラレイアがその後ろに続いて直線に向く。ビエンナーレが一旦先頭に立つも、リトルアマポーラがこれを楽に交わして先頭。リトルアマポーラが完全に抜け出し、追ってきたカワカミプリンセスとベッラレイアに差を詰めさせず押し切る。


■レース回顧

 ▲−◎−△で3連複(10%)的中。やっぱルメールは上手いわ。ノリはまた引き立て役か。(^-^;)

 降水確率60%=晴天確率40%ってことなのか、清々しい秋晴れ。ベッラレイアの単勝オッズはレース直前にポルトフィーノを抜いて2番人気に浮上。菊花賞でネ申予想を展開したヒロシTMもグリーンチャンネルでベッラレイアを推していた。直前で買い足すのは癪なのだが、とりあえずカワカミ−ベッラ2頭軸の3連単マルチを追加購入。…うーむ、当たってしまった。沢山買ったらそりゃ当たるわな。

 ポルトフィーノは芝に脚を引っ掛けたような感じで躓いて武豊騎手が前のめりに落馬。主を失ったポルトフィーノはそのまま先頭に立って快走。コスモプラチナがレースを引っ張って、ビエンナーレとピサノジュバンが2、3番手。そして早くもリトルアマポーラ。カワカミプリンセスより前という強気な位置取り。ああ、ルメールは上手いわ。ベッラレイアも普段よりは前を意識。カワカミプリンセスの直後でジッとしていた。

 リトルアマポーラが持ったままで3コーナーの坂を下って、カワカミプリンセスが外から捉えに行く展開。想定とは逆。カワカミプリンセスがどこでリトルアマポーラを交わしに行くのかを見ていると、リトルアマポーラが先に仕掛けていった。これも想定とは逆。よく見るとカワカミプリンセスのほうが手が動いていた。はい、オワタ。このケースは2着も危うくなるんだけど、大丈夫かな?

 リトルアマポーラはビエンナーレを交わしたところで勝ちが確定。今まで後方から使っていた脚を前で使われたら後続は手も足も出ない。カワカミプリンセスは古馬になってから前々の競馬しかしていなかったので、追いかける競馬で切れ味不足を露呈。ベッラレイアもカワカミプリンセスと脚色が同じになっていた。いいレースだったが、古馬勢に物足りなさを感じた。

 ムードインディゴは馬群の真っ只中にいて身動きが取れず、直線に向くところでもトレラピッドが壁になって追い出しが遅れていた。ただリトルアマポーラが完璧に乗られて、カワカミプリンセスやベッラレイアが中団より前の位置取りでは後ろから勝ち負けに加わるのは難しかったか。マイネレーツェルもカワカミプリンセスに近い位置からの差し込みで、今回は前にいないと苦しかった。

 桜花賞馬レジネッタ、桜花賞とオークスで共に2着したエフティマイアはどこを走っているのかすら分からなかった。改めて今年の牝馬クラシック戦線のレベルの低さを実感。ただリトルアマポーラは例外で、その中で一度も納得の行く騎乗が見られなかった。競馬は馬8・騎手2という認識でいるが、今回のリトルアマポーラは馬5・騎手5ぐらいはあったと思う。リトルアマポーラはともかく、カワカミプリンセスも元はといえば武幸四郎騎手が手綱を取っていた馬。これでいいのかコーシロー!悔しかったらリベンジだ!


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