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第33回エリザベス女王杯(GI) 2008年11月16日(Sun) 京都芝2,200M 3歳以上オープン 定量 (牝)(国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | レインダンス | 先 | 86 | ようやく復調気配。前意識して見せ場を作りたい。 | ☆ |
2 | レッドアゲート | 追 | 77 | 前走直線の反撃空しく完敗。距離は問題無いが。 | ||
2 | 3 | ビエンナーレ | 逃 | 87 | 前走負かした相手上々。距離活かした粘りに期待。 | ☆ |
4 | フェアブリーズ | − | − | 前走除けば堅実も実際問題は時計要しても厳しい。 | ||
3 | 5 | ポルトフィーノ | 差 | 83 | 血統背景から過剰人気。クリアすべき課題山積み。 | |
6 | トレラピッド | − | − | 条件戦2勝止まり。中2週に加え馬場適性も未知数。 | ||
4 | 7 | マイネレーツェル | 差 | 83 | 小柄で揉まれ弱い。後ろから行き過ぎるのも難点。 | |
8 | エフティマイア | 先 | 82 | このところジリっぽい。京都外回りでは不安先行。 | ||
5 | 9 | アルコセニョーラ | 追 | 87 | 新潟記念で大駆けも所詮は軽量。ここは追走まで。 | |
10 | ピサノジュバン | 差 | 78 | 前走初の重賞挑戦としては及第点だが今回はGI。 | ||
6 | 11 | ムードインディゴ | 差 | 84 | 夏を越して一変。前残りに食い込んだ前走評価。 | ○ |
12 | アスクデピュティ | 追 | 74 | 常に最後方付近なのが問題。勝ち負けは疑問。 | ||
7 | 13 | ベッラレイア | 差 | 86 | 決め手強力もあくまで展開次第。雨予報も心配。 | △ |
14 | コスモプラチナ | 逃 | 86 | 度胸据わった大逃げ魅力も今回直後の馬が強力。 | ||
15 | カワカミプリンセス | 差 | 89 | 前走久々で前に立たされて僅差。元々力が違う。 | ◎ | |
8 | 16 | リトルアマポーラ | 追 | 82 | 後ろ過ぎの鞍上乗り替わり。一度使って上積みも。 | ▲ |
17 | トウカイルナ | 差 | 82 | 使われつつ着順上げる。悪くないが今回相手強力。 | ||
18 | レジネッタ | 差 | 82 | 相変わらず差し届かず続く。時計要すなら出番か。 |
■レース展望 一昨年の忘れ物を取り返せ・化け物除けば私が一番カワカミプリンセス |
■予想構築 エリザベス女王杯を皮切りに、暮れの大一番・有馬記念まで7週連続のGIウィークがスタート。いっそのことアルゼンチン共和国杯をハンデのGIに格上げして毎週GI開催…なんてアホなことは言わない。ちなみに「ジャパンオータムインターナショナル」も地味にスタート。主催者は特設サイトまでこしらえてやる気満々。要するに海外からお馬さんを呼んで、国際色豊かなレースにしようという試みなのだが、今回やってきたお馬さんは正直言ってショボい。GIをガシガシ勝ってるような大物を連れて来いよJRA。 フェアブリーズ(独)とトレラピッド(仏)のプロフィールについてはJRA公式サイトにある外国馬情報を見れば大体分かる。フェアブリーズはドイツとフランスで重賞を3勝しているが、前走が勝ち馬から4秒5も離された大惨敗。トレラピッドは相手なりのタイプのようだが重賞未勝利、その上中2週で海外遠征。うーん、買いたくないかな。 これら海外招待馬2頭の支援材料はプレレーティングが高いこと位。ただプレレーティングは結果に基づく評価に過ぎず、将来性(潜在能力)は織り込まれていない。あくまで今回の舞台は日本(京都)。馬場の適性が分からないからこそ低人気に甘んじているのだろうが、こいつらを買う位なら他に可能性を持った日本馬を買いたい。ちなみに'03年に10番人気で3着したタイガーテイル(仏)はイタリアで速い時計(芝2,000Mで2分00秒3)を出した実績があった。 先の天皇賞・秋で歴史的な名勝負を繰り広げたウオッカとダイワスカーレットは既に牝馬を超えた化け物なので放っておくとして、カワカミプリンセスも例年なら最強クラス。この馬の良いところは前々で競馬が出来ること。今回の有力どころは総じて後ろから行く馬ばかり。先に抜け出してしまえばそう簡単には捉えられない。逆に悪いところは追い出してから頭が高くなること。この馬に限らず、キングヘイロー産駒は大抵この弱点を抱えている。更に一本被りの今回は他馬の目標にされるリスクを孕んでいる。 レース傾向からの狙い目は過去10年の連対馬20頭全てに当てはまる「府中牝馬Sか秋華賞で5着以内」、「京都で連対がある」、「重賞で連対がある」の3つをクリアしている馬。これらをクリアするのはレインダンス、ムードインディゴ、ベッラレイア、カワカミプリンセスの4頭。減点1を含めてもエフティマイア(京都×)が加わるのみ。 ムードインディゴは切れ味に乏しかった春先の走りから一転、追って切れる馬に変貌。前残りと言って差し支えない秋華賞で唯一差して勝ち負けに加わってきた点を重視。リトルアマポーラも秋華賞で差してコンマ3秒差の6着。この馬は前述のレース傾向からの狙い目を満たしていないのだが、武幸四郎騎手からルメール騎手に乗り替わったのが美味しいので抑える。後ろ過ぎるのを何とかしてくれ。 ベッラレイアはパンパンの良馬場で大きく期待すべきであって、雨予報が出ている今回は力を認めても連下までが精一杯。レインダンスもマーメイドSでベッラレイアに負けている位だから馬場が渋るのは悪材料。ただ今回は前述の通り後ろから行く馬が多く、内で脚を溜めて抜け出せそうな同馬には穴馬としての魅力が見い出せる。不良馬場の2,200Mで捲り勝ちがあり、前走2,600Mでスクリーンヒーロー(アルゼンチン共和国杯勝ち)を負かしたビエンナーレにも注目。2週前に栗東入りした意欲も買いたい。 ◎カワカミプリンセス ○ムードインディゴ ▲リトルアマポーラ △ベッラレイア ☆レインダンス、ビエンナーレ ■参考レース (レース名をクリックすると別窓でレース回顧を開きます)
■馬券構築 カワカミプリンセス1頭軸の3連複流し。 [3連複] カワカミプリンセス−ムードインディゴ−リトルアマポーラ 10% [3連複] カワカミプリンセス−ムードインディゴ−ベッラレイア 10% [3連複] カワカミプリンセス−ムードインディゴ−レインダンス 10% [3連複] カワカミプリンセス−ムードインディゴ−ビエンナーレ 10% [3連複] カワカミプリンセス−リトルアマポーラ−ベッラレイア 10% [3連複] カワカミプリンセス−リトルアマポーラ−レインダンス 10% [3連複] カワカミプリンセス−リトルアマポーラ−ビエンナーレ 10% [3連複] カワカミプリンセス−ベッラレイア−レインダンス 10% [3連複] カワカミプリンセス−ベッラレイア−ビエンナーレ 10% [3連複] カワカミプリンセス−レインダンス−ビエンナーレ 10% |