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第46回アルゼンチン共和国杯(JpnII)
2008年11月9日(Sun) 東京芝2,500M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 4 スクリーンヒーロー 牡4 53.0kg 蛯名正義 2.30.8 484kg(+4) 3
2 7 14 ジャガーメイル 牡4 56.0kg 石橋脩 2.31.0 1 1/2 474kg(0) 2
3 5 10 アルナスライン 牡4 58.0kg 内田博幸 2.31.0 クビ 540kg(-10) 1
4   2 3 テイエムプリキュア 牝5 49.0kg 石神深一 2.31.2 1 1/4 498kg(+2) 12
5 6 11 ダンスアジョイ 牡7 53.0kg 松岡正海 2.31.3 1/2 512kg(+8) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 7.3 - 11.3 - 11.4 - 11.9 - 12.2 - 12.0 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.0 - 11.6 - 12.3 - 12.2
上がり 4F 48.1 - 3F 36.1
1コーナー 9(3,13)8-4,10-7,15,14(5,12,16)(2,6)11,1
2コーナー 9,3-13-8,4,10-7,15,14-(5,12,16)2,6,1,11
3コーナー 9,3=13,8-4,10(15,7,14)(5,12,16)2,1,6-11
4コーナー (*9,3)=13,8-4(15,10)(12,7,14)5(2,16)1-6,11

■レース回顧 大逃げ目がけてロングスパート・堂々の主演男優賞スクリーンヒーロー!
■レース解説

 セタガヤフラッグがハナを奪う。テイエムプリキュア、ゴーウィズウィンドがこれに続く。マンハッタンスカイは離れた4番手を追走。スクリーンヒーロー、アルナスラインが並んで5番手を進む。ジャガーメイルは中団付近、キングアーサー、トウショウシロッコは後方内で待機。ダンスアジョイは最後方。前2頭が後続を10馬身以上離して逃げる。ゴーウィズウィンドとマンハッタンスカイの後ろは更に3馬身開いてスクリーンヒーロー、アルナスラインが続く。ジャガーメイルもこれらの直後まで進出。前2頭が後続を大きく離したまま直線に向く。セタガヤフラッグは間もなく一杯、テイエムプリキュアが単独先頭。馬場の中央からスクリーンヒーローが進出、大外からアルナスラインとジャガーメイルが並んで追いかける。テイエムプリキュアが残り200Mを単独で通過するも、残り僅かの地点でスクリーンヒーローがテイエムプリキュアを捉えて交わし、直後に迫ったジャガーメイルらの強襲を凌ぎ切ってゴール。


■レース回顧

 △−◎−○で3連複(10%)的中。テイエムプリキュアは坂路で動いたら注意、と。φ(..)メモメモ

 セタガヤフラッグが出鞭をくれてハナ主張。テイエムプリキュアは好スタートを切ったものの一旦様子見。マンハッタンスカイはこれら2頭にリードを許す展開。うーむ。人気どころはスクリーンヒーローとアルナスラインが並んで5番手、ジャガーメイルも中団。しかし前が飛ばして随分と縦長。中団でギリギリ届くかなといった感じ。トウショウシロッコ、キングアーサーとかは届かんね。ダンスアジョイ?論外。

 ジャガーメイルは3コーナー付近でアルナスラインの直後まで押し上げていた。石橋でかした。これなら届く…かな?前2頭は依然として大きなリード。ゴーウィズウィンドとマンハッタンスカイはこれらにプレッシャーをかけられず、完全に空気。ヨシトミは何やってんだ…。セタガヤフラッグは直線に向いてお役御免、テイエムプリキュアが独走態勢。脚色は一杯だけど、このリードはデカイ。

 遥か後方から逸早く抜け出してきたのはスクリーンヒーロー。道中並んでいたはずのアルナスラインは遅れていた。そのすぐ外にはジャガーメイル。これら3頭の脚色がいい。しかし先頭はまだテイエムプリキュア。残り200Mを単独で通過。これは残っちゃうのか…という心配も束の間、スクリーンヒーローがようやく追いついた。直線入口から追っていたのに、全く脚色が上がっていない。大したものだ。

 スクリーンヒーローは縦長の展開で前につけて、かつ先に動けたことが勝因。上がり3ハロンは差しに賭けた後続と比べても遜色無い33秒7。何はともあれ、前に行けて息の長い脚が使えるのは大したもの。長距離路線で眠れる才能開花。10年前に父グラスワンダーが落とした因縁のレースで初タイトルをゲットした。

 ジャガーメイルは前走よりも積極的に動けたものの、縦長だったので差し込む距離は前走と変わらず。オクトーバーSでギリギリ届いたスクリーンヒーローに1馬身半届かなかった。スクリーンヒーローが3kg減、ジャガーメイルが2kg減で相手に1kgのアドバンテージ、100Mの距離延長もスタミナ色の強いスクリーンヒーローに分があったようだ。今回のような自在性が出せれば今後も楽しみ。

 アルナスラインはスクリーンヒーローより先に鞭が入りながら、直線に向くところでスッと離されてしまった。直線はジャガーメイルとの一騎打ち。残り200Mで一旦前に出たものの、ジャガーメイルに差し返されて3着。スクリーンヒーローやジャガーメイルよりも重い斤量を背負っているのだから、よくやったと言えなくもないのだが…。展望で触れた通り、このレースは重ハンデ馬と相性が悪い。

 テイエムプリキュアは前走東京芝2,000Mのスタート地点で左右から挟まれて何も出来なかっただけに、今回は思い切って前に出てきた。セタガヤフラッグの逃げ主張にも戸惑わず、道中は仲良く二人旅。セタガヤフラッグに別れを告げてからの一人旅は本当に渋太かった。日経新春杯はこのパターンで3着に残ったが、流石に東京の直線は長かった。ちなみに日経新春杯直前の栗東坂路は4F50秒7−1F12秒6、手許に資料が無いがおそらく一番時計。今回も一番時計。

 ダンスアジョイは最後方から上がり3ハロン32秒9の脚を使って猛追。しかし縦長で最後方待機は無いやろJK(常識的に考えて)…。折角ハンデを貰っているのだから、ダメ元で中団からの競馬を試してもらいたかった。マンハッタンスカイは前から離れた4番手ではどうしようもない。キングアーサーは残り200Mの標識を過ぎたところで勢いが無くなっていた。距離が長かった様子。


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