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第46回アルゼンチン共和国杯(JpnII) 2008年11月9日(Sun) 東京芝2,500M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | ヤマニンアラバスタ | 差 | 85 | 牝馬同士でも見せ場無し。軽量嵌れば良いが。 | |
2 | トウショウシロッコ | 差 | 94 | 相手なりの競馬続く。但し距離は微妙に長いか。 | ||
2 | 3 | テイエムプリキュア | 逃 | 90 | 前走スタート直後不利。水曜栗東坂路一番時計。 | |
4 | スクリーンヒーロー | 先 | 84 | 前走先に抜け出す所までは合格。一押し利けば。 | △ | |
3 | 5 | エアジパング | 差 | 86 | 距離慣れしているのは良いが重賞は時期尚早。 | |
6 | マキハタサイボーグ | 捲 | 91 | 昨年同じローテで9着。当時より斤量増で苦しい。 | ||
4 | 7 | ネヴァブション | 差 | 90 | 昨年1人気で8着完敗。約1年振りでは尚厳しい。 | |
8 | マンハッタンスカイ | 逃 | 93 | 並ばれてしまうと分が悪い。先にリード奪いたい。 | ☆ | |
5 | 9 | セタガヤフラッグ | 追 | 78 | 一気7kg減のハンデ設定も準OP連続大敗では。 | |
10 | アルナスライン | 差 | 100 | 前走スタート後手&4角で外から蓋。再度見直し。 | ○ | |
6 | 11 | ダンスアジョイ | 差 | 87 | 決め手はトップクラス。この斤量なら突き抜けも。 | ☆ |
12 | メイショウカチドキ | 追 | 94 | 前走後方決め打ちも及ばず。最悪期は脱したが。 | ||
7 | 13 | ゴーウィズウィンド | 先 | 86 | 中距離重賞の常連。前に行けるが後が続かない。 | |
14 | ジャガーメイル | 差 | 88 | 前走大味な競馬ながら差し切る。東京は庭同然。 | ◎ | |
8 | 15 | トウカイトリック | 差 | 93 | 昨年よりも間隔開いた上に58kg。苦戦は免れず。 | |
16 | キングアーサー | 差 | 86 | 並ぶ間もなく差し切った前走評価。初の軽量妙味。 | ▲ |
■レース展望 見込まれハンデは強さの証・得意の府中で豪脚炸裂ジャガーメイル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の資料を参照されたい。
×=重賞に出走あるが3着以内無し、☆=重賞初出走を示す。 アルゼンチン共和国杯は天皇賞の後に行われるハンデ戦ということもあり、GIに届かない程度の実力馬に初重賞制覇を目論む軽ハンデ馬が絡んで毎年混戦を極めている。前走より斤量が軽くなった馬が過去10年で9勝、斤量が重くなった馬が僅かに1勝ということからすると、どちらかと言えば軽ハンデ馬が主体になるレースである。 重賞実績について併記してみたところ、意外と重賞実績馬が上位に来ていることが分かる。重賞未連対馬同士の決着は過去10年で'99年の1回しかなく、軽ハンデ馬主体のレースとは言っても格下同士で決着する度合いは低い。忘れ去られた重賞実績馬を上手く拾いたい。昨年は同年の天皇賞春3着のトウカイトリックが休み明けということで10番人気で放置されていたところ、2着に入って波乱を演出した。
一昨年は負担斤量が加算された重賞実績馬同士で決着し、近年になく堅く収まった。勝ったトウショウナイト、2着アイポッパーに共通するのは前走で京都大賞典を使っていたことにある。京都大賞典を経由したのはこの2頭だけだった。京都大賞典のみならず、京都芝の中距離戦を経由した馬が7連勝しているのは見逃せない。 主力ステップの京都大賞典組からは4着メイショウカチドキ、5着アルナスライン、6着マンハッタンスカイ、8着マキハタサイボーグの4頭が出走。メイショウカチドキは4コーナーで動かず、内が伸びる開幕直後の馬場を味方につけた好走。アルナスラインはスタート直後にアドマイヤジュピタに寄られたアオりで前に行けず、4コーナーでアドマイヤモナークに蓋をされて進出が遅れたのが痛かった。東京では57.5kgを背負ったメトロポリタンSを圧勝、58kgを背負った目黒記念で2着。 マンハッタンスカイは行く馬不在の展開で先導役を買って出てコンマ2秒差。今回も飛ばしていく馬が見当たらない。前残り期待で抑えておきたい。と、ダイヤモンドS(5着)でも同じことを言っていたような気がする。何はともあれ、他に並ばれてしまうと終わり。マキハタサイボーグは昨年と同様、京都大賞典を叩き台で使ってコンマ7秒差。前走からは2kg減だが、斤量は昨年より3kg増。 本来なら京都大賞典で不完全燃焼だったアルナスラインを軸に推すべきだが、このレースでは過去10年、58kg以上を背負った馬が【0・1・0・8】(11.1%)と思うように結果を残せていない。冒頭で触れた通り、アルゼンチン共和国杯は軽ハンデ馬が主体になるレース。アルナスラインは対抗に落としてお茶を濁しておく。 アルナスラインはここで賞金を加算してジャパンCへという目論見らしいが、それは他馬も同じ。むしろここを勝ってジャパンCの穴馬になりそうな馬は他にいる。ジャガーメイル。東京芝2,400Mで3連勝。ベタ過ぎるんだけど、この馬は期待させるだけの何かを持っている。前走もとても届きそうにない位置からわざわざ外に持ち出して差し切ってきた。レースの上がり3ハロン34秒6に対して、同馬が使った脚は33秒2。重賞はおろかオープンクラス初出走なのにいきなり56kgというのも納得。これでも前走から2kg減。 オクトーバーSでジャガーメイルと僅差の競馬をしたスクリーンヒーロー、オクトーバーS3着後に京都で快勝したキングアーサーもそれぞれオクトーバーS時より3kg減で美味しいといえば美味しい。特にキングアーサーは京都芝の中距離戦を差し切った後ということで注目してみたい。 穴は東京芝2,500M重賞のスペシャリスト・柴田善臣騎手騎乗で他を離し気味に行ければ残れるはずのマンハッタンスカイと、昨年のこのレースで後ろから数えたほうが早い位置取り&内で包まれながらコンマ2秒差、前走は久々&距離不足で差し届かなかった不発弾ダンスアジョイ。常に上がり最速に近い決め手を秘めた馬に対して昨年より1kg減、前走から4.5kg減のハンデ設定。爆発するならここしかない。 ◎ジャガーメイル ○アルナスライン ▲キングアーサー △スクリーンヒーロー ☆マンハッタンスカイ、ダンスアジョイ ■馬券構築 ジャガーメイル1頭軸の3連複流し。 [3連複] ジャガーメイル−アルナスライン−キングアーサー 10% [3連複] ジャガーメイル−アルナスライン−スクリーンヒーロー 10% [3連複] ジャガーメイル−アルナスライン−マンハッタンスカイ 10% [3連複] ジャガーメイル−アルナスライン−ダンスアジョイ 10% [3連複] ジャガーメイル−キングアーサー−スクリーンヒーロー 10% [3連複] ジャガーメイル−キングアーサー−マンハッタンスカイ 10% [3連複] ジャガーメイル−キングアーサー−ダンスアジョイ 10% [3連複] ジャガーメイル−スクリーンヒーロー−マンハッタンスカイ 10% [3連複] ジャガーメイル−スクリーンヒーロー−ダンスアジョイ 10% [3連複] ジャガーメイル−マンハッタンスカイ−ダンスアジョイ 10% |