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第43回京都大賞典(GII) 2008年10月12日(Sun) 京都芝2,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 5 | 5 | トーホウアラン | 牡5 | 57.0kg | 鮫島良太 | 2.26.9 | − | 504kg(+8) | 4 | |
2 | ◎ | 8 | 9 | アドマイヤモナーク | 牡7 | 58.0kg | 安藤勝己 | 2.27.0 | 1/2 | 466kg(-4) | 6 |
3 | 3 | 3 | アイポッパー | 牡8 | 57.0kg | 上村洋行 | 2.27.0 | アタマ | 450kg(-2) | 7 | |
4 | 2 | 2 | メイショウカチドキ | 牡8 | 57.0kg | 浜中俊 | 2.27.0 | クビ | 488kg(-2) | 10 | |
5 | ○ | 4 | 4 | アルナスライン | 牡4 | 57.0kg | 和田竜二 | 2.27.1 | 1/2 | 550kg(+6) | 1 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.9 - 10.7 - 11.7 - 13.2 - 13.3 - 13.1 - 12.8 - 12.6 - 12.1 - 11.5 - 11.4 - 11.6 上がり 4F 45.3 - 3F 33.8 1コーナー 10-1(7,8)(3,6)5,4,2,9 2コーナー 10-1(7,8)3(5,6)(2,4)9 3コーナー 10,1(3,7,8)(5,6)(2,9)4 4コーナー (*10,1)(3,8)(7,6)5(2,4,9) |
■レース回顧 内に構えて虎視眈々・一気に伸びて追撃封じたトーホウアラン! |
■レース解説 内からポップロックとアイポッパー、外からマンハッタンスカイとテキサスイーグルが緩やかな先行争い。マンハッタンスカイが1コーナーで2馬身前に出る。アドマイヤジュピタは中団、トーホウアランが内で併走。アルナスラインはメイショウカチドキと並んで後方2番手、アドマイヤモナークが最後方から外を通って進出の構え。先頭から最後方まで10馬身圏内。ポップロックが外からマンハッタンスカイを捉えながら直線に向く。マンハッタンスカイが先頭、ポップロックは後退。内からアイポッパー、続いてトーホウアランが追い上げてくる。大外からはアドマイヤモナークが突っ込んでくる。アイポッパーが抜け出したのも束の間、直後からトーホウアランが突き抜けて先頭、外から迫るアドマイヤモナークを抑えてゴール。 ■レース回顧 ハズレ。3着はともかく1着も抜けたら話にならん。それにしてもモナーク人気無さ過ぎだろJK。(・_・) アドマイヤジュピタがスタート直後に前のめりになってバランスを崩しかけると、スタンドからどよめきが起こった。すぐに持ち直して事無きを得たものの、その際に内へヨレたのですぐ側にいたトーホウアランがアルナスラインの進路を塞いでしまい、アルナスラインは後方からの競馬になってしまった。ポップロックとアイポッパーは押して前へ。ただ大方の予想通りマンハッタンスカイが譲らずハナを確定。 マンハッタンスカイは大逃げに持ち込まず、溜め逃げを実践。直後はポップロック以下がしっかりついてきた。これじゃアカンやろ四位…。アドマイヤジュピタはトーホウアランと並んで中団。アルナスラインは依然として後方。あらら、これは飛んじゃうかも。アドマイヤモナークは最後方ながら3コーナー手前で進出開始。前からはそれほど離されていない。よし、貰った! ポップロックは2番手でちょっと掛かっていた。内田騎手が早めの仕掛けに打って出たのはこのためか。マンハッタンスカイを潰しに行くどころか、直線で先にヘバってしまった。ポップロックの代わりにマンハッタンスカイにけしかけていったのはアイポッパー。内からジワジワと抜けてきた。マンハッタンスカイも頑張っているのだが、悲しいかなキレが無い。 そんなことよりも大外アドマイヤモナークの脚色が良い。追う度にぐんぐん伸びてくる。よしよし。やっぱりこのレースは上がりの脚に注目すべきだよね。貰った〜!…ってちょっと待てよ?アイポッパーなんて買ってたっけ?それにあの内から追い上げてくる黄色の帽子は何?トーホウアラン?しかもアドマイヤモナークより脚色がいいって…。あ゛ーーーーー!!外れた!!!! トーホウアランは終始最内で脚を溜めて、直線でも追い出しをギリギリまで待っていた。それだけに鞭を入れてからの加速は抜群。ラストはアイポッパーとマンハッタンスカイの隙間を割って突き抜けてきた。やはり直線平坦だとよく走る。稽古を手控えていたのを理由に切ったのは失敗。京都新聞杯や中日新聞杯を見ていても感じたことだが、この馬は内で脚を溜めるシチュエーションが大好きなようだ。 アドマイヤモナークは「速い上がりを繰り出せるお馬さんが強い」という京都大賞典の傾向通りの好走。上がりは勿論最速(タイ)。重賞未勝利のアルナスラインがアドマイヤジュピタを抑えて1番人気に推されるメンバーで、今年に入って重賞2勝のアドマイヤモナークが6〜7番人気を行ったり来たりなのは意味不明だった。世間の評価よりも自説が上回る結果が出たので馬券が外れたのに何だか嬉しかった。 アイポッパーはスタートから押して前に出たのが効果てきめん。ポップロックほどではないが、ちょっと仕掛けが早かったか。それほどマンハッタンスカイが前で頑張っていたということになりそう。アルナスラインはスタートで後手を踏まされた上、4コーナーではアドマイヤモナーク@アンカツに完全にブロックされて最後方近くまで下がってしまった。最後の最後で一番良い脚を使って突っ込んできたが後の祭り。今回の結果は度外視で良いだろう。 アドマイヤジュピタは中間の調整具合からして当然の結果。14kgの馬体減、スタート直後のよろめきなど、パドックやレースでもおかしなところが見られた。グリーンチャンネルの「今週の調教」を見て、一瞬でヤバいのが分かったのだが、何だかんだで抑えてしまった。非情に徹しないと今回のような高額馬券は獲れない。…トーホウアランは前走抑えて、今回は非情に徹して切った?アホや。 |