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第43回京都大賞典(GII) 2008年10月12日(Sun) 京都芝2,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | ポップロック | 先 | 99 | 昨年久々で2着。京都のこの距離は堅実に走る。 | ▲ |
2 | 2 | メイショウカチドキ | 捲 | 80 | 前走は付いて回っただけ。未だ良化途上の感。 | |
3 | 3 | アイポッパー | 先 | 94 | このところ鋭さみられず。仕上がりは悪くないが。 | |
4 | 4 | アルナスライン | 差 | 100 | 先行して切れる。重馬場で揉まれた前走度外視。 | ○ |
5 | 5 | トーホウアラン | 差 | 91 | 京都替わりは歓迎。叩き2戦目だが反動の懸念。 | |
6 | 6 | アドマイヤジュピタ | 差 | 99 | 今回いかにも追い不足。斤量増もあり過信禁物。 | △ |
7 | 7 | テキサスイーグル | − | − | 中央8戦未勝利で地方転出の経緯からして無理。 | |
8 | マキハタサイボーグ | 捲 | 91 | 同コース3勝の実績あるも休み明けは反応悪い。 | ||
8 | 9 | アドマイヤモナーク | 差 | 93 | 上がりの競馬は大得意。位置取り課題でも有力。 | ◎ |
10 | マンハッタンスカイ | 逃 | 93 | 競合する同型不在。スロー活かした粘りに注意。 | ☆ |
■レース展望 上がりの競馬に絶対の自信・マツパクの教えを実戦で活かすアドマイヤモナーク |
■予想構築 「GIを経由した実績馬に逆らう手無し」というのがこの京都大賞典における傾向の一つなのだが、今回はこれに逆らってみたくなるお馬さんがいる。ズバリ今年の天皇賞馬アドマイヤジュピタ。この中間は坂路で馬なりばかり。今週は4F55秒8−1F13秒7というヘボ時計に加え、馬なりの併走馬(ストラディヴァリオ)に手が動いて鞭が入ってやっとこさ同入。これは…。 昨年のこのレースの回顧で、競馬は強い馬が勝つのではなく、その時その条件に最も合致した馬が勝つということを書いた。では京都大賞典における「その条件」とは何か。それは上がりの脚。京都芝2,400Mは4コーナー奥からスタートして外回りを一周するコース。このコースに限らず、長距離戦は往々にして前半はあってないようなもの。後半、それも直線の攻防が全て。 アドマイヤモナークは今年初めの万葉Sで上がり最速の33秒9をマークして3着した後、日経新春杯で重賞初制覇。帰す刀でダイヤモンドSも連取。日経賞は小回りコースで後方に陣取ったことも影響して3着止まりだったが、使った上がりはやはり最速。それも前残り決着で唯一後方から突っ込んでの3着だった。天皇賞は6着に敗れたが、過去2年も見せ場無く負けているのだから脈が無かったのだろう。 アドマイヤモナークに限らず、マツパク(松田博資調教師)が管理するお馬さんは末脚自慢が多い。それはコースで終いだけ追う調教スタイルを追及しているからだろう。6ハロンを80秒後半〜90秒台で入れて、終い1ハロンだけ強く追って11秒台。今週のアドマイヤモナークの追い切りもこの例外に漏れず、栗東DWで6F90秒6−1F11秒7。ここ2週もこれと同じメニューをこなしている。 アルナスラインの前走は4コーナーで馬群の真っ只中で揉まれている内に失速。馬場も悪かったし、ある意味納得の敗戦。先行して速い上がりを繰り出すのがこの馬の持ち味。当然馬場は綺麗なほうが良い。この中間は坂路とプールを併用、1週前と今週は坂路で一杯。今週の時計は4F53秒5−1F13秒0。動きも活気があって良い。 ポップロックは昨年のこのレースでインティライミに差されて2着。しかし早仕掛けに出てのもので、上がり3ハロンは33秒6。ジャパンCも前に出た上で33秒9。その時負かされた相手が京都記念でも苦渋を舐めさせられたアドマイヤムーンなら諦めもつく。角居厩舎の調教スタイルは3頭併せ。ビシッと追われたのは1回だけで今週も軽かったが、3頭併せは先月からみっちりやられている。いいんでないかと。 トーホウアランは京都新聞杯で先行して上がり3ハロン33秒4。京都ではこの他にもオーストラリアトロフィーで上がり3ハロン33秒6を繰り出しての3着がある。叩き2戦目で京都を迎える今回はいかにも狙い時のように思えるが、前走でほぼ仕上がっていただけにその反動があるかもしれない。その証拠にこの中間は手控え気味、今週の坂路も前走直前より時計が落ちている(ちなみに前走直前は自己ベスト)。 マンハッタンスカイは新潟大賞典で先行して上がり3ハロン33秒1。但し勝った馬(オースミグラスワン)が31秒9で上がる変態レースだったので参考外かもしれない。京都では初勝利を挙げたレースで逃げて上がり3ハロン33秒8をマークしている。並ばれたら終わりなので、いかに後続を離して逃げることが出来るかが焦点。今週の追い切りは栗東坂路で4F53秒9(1Fはエラー)。大股で迫力があった。 以上をまとめる。流れが落ち着くのを承知で、後ろから行くアドマイヤモナークを軸指名。コンスタントに上がり3位以内を繰り出す抜群の決め手を信頼したい。昨年のこのレースで2、3着したポップロックとアルナスラインを仕上がりの順で入れ替えた上でアドマイヤモナークの相手に指名。アドマイヤジュピタは中間の怠慢具合からして切ってしまいたいところだが、一杯で追い切ったことによる変わり身と先行して上がり3ハロン33秒台を出した実績があるので抑え。穴はベタながら単騎逃げのマンハッタンスカイ。 ◎アドマイヤモナーク ○アルナスライン ▲ポップロック △アドマイヤジュピタ ☆マンハッタンスカイ ■馬券構築 アドマイヤモナーク1頭軸の3連複流し。 [3連複] アドマイヤモナーク−アルナスライン−ポップロック 30% [3連複] アドマイヤモナーク−アルナスライン−アドマイヤジュピタ 20% [3連複] アドマイヤモナーク−アルナスライン−マンハッタンスカイ 20% [3連複] アドマイヤモナーク−ポップロック−アドマイヤジュピタ 10% [3連複] アドマイヤモナーク−ポップロック−マンハッタンスカイ 10% [3連複] アドマイヤモナーク−アドマイヤジュピタ−マンハッタンスカイ 10% |