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第12回シリウスS(GIII)
2008年10月4日(Sat) 阪神ダート2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 5 10 マイネルアワグラス 牡4 54.0kg 吉田稔 2.03.8 510kg(+2) 6
2 7 14 ワンダースピード 牡6 57.0kg 小牧太 2.03.8 アタマ 476kg(+11) 1
3 3 6 ダークメッセージ 牡5 56.0kg 佐藤哲三 2.04.0 1 1/4 472kg(-6) 4
4   6 11 ラッキーブレイク 牡7 55.0kg 赤木高太郎 2.04.3 1 3/4 484kg(-4) 12
5 1 2 ドラゴンファイヤー 牡4 56.0kg 福永祐一 2.04.7 2 1/2 462kg(-8) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 10.9 - 11.0 - 13.7 - 13.1 - 13.2 - 12.3 - 12.5 - 12.3 - 12.6
上がり 4F 49.7 - 3F 37.4
1コーナー 9,7,4-3-1(11,12)(5,8,13)16,14(2,15)(6,10)
2コーナー 9,7,4-3-1(11,12)(5,8)13(14,16)(2,15)(6,10)
3コーナー (*9,7)4-(11,3)(5,12,8,1)(15,14)(6,13,10)2,16
4コーナー (9,*7,4)(11,8)(5,3,1)(12,15,14)(6,10)2(13,16)

■レース回顧 付け入る隙を見逃さず・接戦に持ち込み金星掴んだマイネルアワグラス!
■レース解説

 イイデケンシンが出鞭を入れてハナを奪う。マイネルテセウス、ユキチャンがこれに続く。ダノンビクトリーが少し離れて4番手、ラッキーブレイクがこの直後に続く。中団以降は一団。ワンダースピードは後方の外、ドラゴンファイヤーはダークメッセージと並んで後方2番手。マイネルアワグラスが外を通って上がっていく。前は3頭が並んで直線に向く。ユキチャンは後退、イイデケンシンとマイネルテセウスが競り合う。後方からはワンダースピードとマイネルアワグラスが並んで進出。坂下でワンダースピードがスッと抜けて先頭に踊り出る。しかしマイネルアワグラスが再度加速、粘り込みを図るワンダースピードに並びかけてゴール。


■レース回顧

 ☆−◎−▲で3連複(10%)的中。アワグラスが6番人気ってみんな競馬上手過ぎ。(´д`;)

 マイネルテセウスが芝の上で行き脚がついてハナを奪う構え。しかしイイデケンシンが鞭全開でこれを交わしていった。先行争いは厳しくなったが、向こう正面で中弛みが入って1,000M通過は60秒9。ワンダースピードは出たなりで後方を進んでいた。ただ外には持ち出せていて、いつでも発進OK。そしてその外からマイネルアワグラスが馬なりで上がってきた。おおっ。

 イイデケンシンは4コーナーまでにマイネルテセウスに追いつかれて苦しい手応え。アイドルホース・ユキチャンも脚が上がりかけていた。後方からはワンダースピードと、マイネルアワグラス。一緒の脚色で追い上げてきた。ここからは地力勝負。先に抜けたのはワンダースピード。完歩が一際大きくなってあっという間にマイネルアワグラスを置き去りに。やっぱり格が違う。

 しかしここでワンダースピードの悪い癖が出てしまった。完勝したアンタレスSでも見せていたソラを使う(気を抜く)癖。気が付くと一度は完全に突き放したマイネルアワグラスに並ばれていた。ゴール前は首の上げ下げ。どちらの勢いが優っていたかはもはや歴然。勝てたレースを自らの弱点で潰してしまった。仕掛けが早まったのは、直線入口から付きまとわれたマイネルアワグラスの存在が大きい。

 マイネルアワグラスは3コーナーまでに外へ持ち出せたこと(前走は馬群に包まれて動くに動けず)、そしてワンダースピードに併せて上がって来れたのが良かった。追い切りからも気配の良さが感じ取れたし、軽ハンデもバッチリ嵌った。ワンダースピードの失態に上手く乗じただけとはいえ、持ち前の末脚は十二分に発揮出来た。今回のような自在な進出が常に出来れば言うこと無しだが…。

 ダークメッセージは直線で外へ持ち出そうにもワンダースピードらが壁になっていた。ワンダースピードらがいなくなってから外へ持ち出して切れ味を発揮したが後の祭り。メンバーが比較的緩かっただけに、久々のダートで3着でも物足りない。ラッキーブレイクは好位の内で流れに乗って残りかけた。昨年とは違い、先にワンダースピードが抜け出す展開ではキツかった。

 ドラゴンファイヤーについては予想通り。直線に向いてすぐに追い出しをかけているのにも関わらずモタモタ。最後方に取り残されかけて、そこからギューンと伸びて5着。そもそも後ろから数えたほうが早い位置を走っていては万に一つの勝ち目も無い。ダノンビクトリーはスタートから一生懸命押していたのに、持ったままのユキチャンにすら先を越されたのを見てダメだと思った。


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