HOME > 重賞回顧 > 第62回ラジオ日本賞セントライト記念

第62回ラジオ日本賞セントライト記念(JpnII)
2008年9月21日(Sun) 中山芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 6 ダイワワイルドボア 牡3 56.0kg 北村宏司 2.14.6 526kg(-2) 9
2 8 16 マイネルチャールズ 牡3 56.0kg 松岡正海 2.14.7 1/2 460kg(-6) 1
3   7 15 ノットアローン 牡3 56.0kg 蛯名正義 2.14.7 ハナ 464kg(0) 5
4   4 7 ダイバーシティ 牡3 56.0kg 横山典弘 2.14.8 1/2 452kg(+2) 4
5   2 4 ナリタダイコク 牡3 56.0kg 佐藤哲三 2.15.0 1 1/2 490kg(-6) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.6 - 11.5 - 11.9 - 12.3 - 12.9 - 12.6 - 12.5 - 12.6 - 11.8 - 11.8 - 12.1
上がり 4F 48.3 - 3F 35.7
1コーナー (*3,14)(16,17)(2,15)6,11(4,12)(7,18)-(10,13)-5,9
2コーナー 3,14,16-17(2,15)6,11-12(4,18)-7,5-10=13=9
3コーナー (*3,14)16(2,17,15)(6,11,12)(7,18)5,4,10=9,13
4コーナー (*3,16)(2,14,6,15)(7,17,12,5)(18,11)4-10-9-13

■レース回顧 大舞台へ向かって猪突猛進・競り合い交わしたダイワワイルドボア!
■レース解説

 ネオスピリッツがハナを奪う。シルクマンハッタン、クリスタルウイング、マイネルチャールズも前に行く。1コーナーを回るところでリノーンリーズンが転倒、フジヤマラムセスが落馬。向こう正面に入ったところで既に縦長。ノットアローンは控えて7〜8番手、ダイワワイルドボアはその直後の内を進む。タケミカヅチ、ダイバーシティは後方待機。ネオスピリッツ先頭で4コーナーに差し掛かる。直後からはシルクマンハッタンとマイネルチャールズ、更にノットアローンが捲り気味に進出。前が俄かに固まって直線に向く。マイネルチャールズが早くも先頭に立ち、後続を離していく。直後からノットアローンが追い縋る。この2頭が抜けて激しく競り合うところへ外からダイワワイルドボアが接近。ダイワワイルドボアがゴール前で前の2頭を捉えて交わす。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。前走3着なら抑えとけってことですな。ノットアローン渋太過ぎ。(-_-)

 ネオスピリッツが楽々と前へ。クリスタルウイング、マイネルチャールズは外枠に入ったので多少押してついて行った。1コーナーを回るところで脚捌きのおかしな馬が。リノーンリーズン?こんなん買ってる奴いねーだろ、って俺買ってたわ。オワタ。気を取り直して前を見ると、随分と縦長になっていた。リノーンリーズンの転倒で後続に不利があった?実況映像からはよく分からなかった。

 レース後、パトロールビデオをチェック。………。こりゃひでー。リノーンリーズンは1コーナーに向いてから外へヨレ始め、すぐ側にいたナリタダイコクを外へ押し遣っていた。ダイバーシティ、タケミカヅチもこの影響を受けていた。リノーンリーズンはこの直後に転倒、フジヤマラムセスがこれを避け切れず躓いて落馬。間一髪でよけた後続もたまらず大外へぶっ飛んでいった。

 中団より前につけていた馬は勿論影響無し。前のほうはそこそこ固まっているのに、後ろはポツンポツンといった感じ。中団でも前からは随分と離されていて苦しい立場に立たされていた。もはや前につけた馬による争い。マイネルチャールズが馬なりで先頭を窺い始めると、その外からノットアローンがゴリ押しで迫ってきた。クリスタルウイングは激しく手が動いているにも関わらずズルズル後退。あー。

 マイネルチャールズが早速先頭。いかにもマツリダゴッホっぽい。ノットアローンは全開追いにも関わらずしつこく伸びてきた。意外とタフだなこいつ。この2頭が抜け出してマッチレース。坂を駆け上がるところで直後から赤い帽子が迫ってきた。ダイワワイルドボア?切れないながらも渋太く迫ってくる。前の2頭が精魂使い果たしたところをサックリ差して1着。強い勝ち方だったが、展開が嵌ったのも半分ある。

 マイネルチャールズは序盤で前に行くのに脚を使った点、直線に向いてすぐに仕掛けた点を考慮すればまずまず。ノットアローンに並ばれてから差し返した辺り、春先の勝負強さが戻ったと解釈できそう。ノットアローンは「渋太い」の一言。バシバシ追ってもタレないのは凄い。折り合いもしっかりついて、控える競馬が出来たのも大きい。今回のような上がりの掛かる泥臭いレースが向いている。

 ダイバーシティは加速が乗ってこれから、というところがゴール。序盤に受けた不利で心持ち後ろからの競馬になったのも響いた。この位走れば次からも期待できそう。東京なら磐石だろう。ナリタダイコクは今回も内から馬群を掻き分けて抜け出してきた。上がりはダイバーシティを上回る最速(34秒8)。無理にでも押して前に出ていればと思わせる勿体無い敗戦だった。

 キングスエンブレムはすぐ前のネオスピリッツとすぐ外にいたシルクマンハッタンに進路を塞がれて身動きできず。ちょっと可哀相。ネオスピリッツは直線でお釣り無し。全く食い下がれなかったのは不満。クリスタルウイングは4コーナーに差し掛かるまでにタレていた。14kg増では叩き台と取られても仕方ない。ロードニュースターは1コーナーでの不利が全て。あれだけぶっ飛ばされたらどんな馬でも終わる。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.