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第62回ラジオ日本賞セントライト記念(JpnII)
2008年9月21日(Sun) 中山芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 リノーンリーズン 76 前走外を捲って快勝。上がり要すなら出番か。
2 キングスエンブレム 82 溜めて不発の前走不可解。春全休で未知数。  
2 3 ネオスピリッツ 82 古馬に揉まれて健闘。中山にも実績あり期待。
4 ナリタダイコク 83 前走も内通って善戦。内ぴったり回れば通用。  
3 5 コンベンション 77 前走好位で余裕の手応え。久々がどうかだけ。  
6 ダイワワイルドボア 82 前走は外に膨らみ気味。距離は大丈夫だが。  
4 7 ダイバーシティ 83 前走内突く作戦も惜敗。今回は他と同じ斤量。  
8 フジヤマラムセス 73 早め先頭の力業も時計平凡。重賞では辛い。  
5 9 ロードニュースター 80 前走後方から外回し過ぎ。乗り方一つで浮上。
10 アイティトップ 79 脚質不器用。ここ2戦馬場考慮しても物足りず。  
6 11 キングオブカルト 83 溜めて切れる先行馬。相手揃う今回は苦しい。  
12 フサイチアソート 91 馬体戻して復調気配。ただ中山では忙しいか。  
7 13 ドットコム 75 福島2戦は4角で追っ付け通し。上積みに疑問。  
14 シルクマンハッタン 76 直線長い競り合い制す。ただ今回は同型揃う。  
15 ノットアローン 88 前走積極策で僅差。ただ今回は稽古動き重い。  
8 16 マイネルチャールズ 93 古馬一線級には完敗も同世代なら力が違うか。
17 クリスタルウイング 91 前走直線でヨレまくり。一夏越した成長あれば。
18 タケミカヅチ 92 ダービーが案外の内容。距離も微妙に長そう。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 ダービー最先着関東馬鉄板説・同世代のお遊戯なら即勝ち負けマイネルチャールズ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【ダービー最上位馬のセントライト記念成績(過去10年)】
年度(回) 馬名 所属地 ダービー成績 セントライト記念成績
'98年(第52回) ダイワスペリアー 美浦 3着(15人気) 2着(2人気)
'99年(第53回) ブラックタキシード 美浦 5着(6人気) 1着(1人気)
'00年(第54回) トーホウシデン 美浦 4着(9人気) 2着(1人気)
'01年(第55回) シンコウカリド 美浦 12着(7人気) 1着(5人気)
'02年(第56回)
※新潟開催
バランスオブゲーム 美浦 7着(10人気) 1着(2人気)
'03年(第57回) チャクラ 栗東 6着(14人気) 3着(4人気)
'04年(第58回) コスモバルク 地方 8着(2人気) 1着(1人気)
'05年(第59回) アドマイヤフジ 栗東 4着(9人気) 4着(3人気)
'06年(第60回) フサイチジャンク 栗東 11着(2人気) 6着(1人気)
'07年(第61回) ゴールデンダリア 美浦 6着(6人気) 2着(2人気)
※'02年(第56回)は新潟で開催。'04年コスモバルクは北海優駿(旭川ダート2,100M)1着を経由。

 ダービー出走馬は過去10年で延べ23頭(北海優駿を挟んだ'04年コスモバルクを含む)が出走して【4・4・2・13】(34.7%)、このうち最先着馬は【4・3・1・2】(70.0%)。このうち連対を逃した3頭はいずれも関西馬。つまり、ダービーで最先着を果たした関東馬は鉄板ということになる。今回のメンバーでダービー最先着だったのはマイネルチャールズ(4着)。関東馬です。本当にありがとうございました。


【上位馬の前走成績一覧(過去10年)】
年度(回) 1着馬 2着馬 3着馬
'98年(第52回) レオリュウホウ
500万下1着
(札幌芝2,000M)
ダイワスペリアー
東京優駿3着
(東京芝2,400M)
シンコウシングラー
魚野川特別11着
(新潟芝1,800M)
'99年(第53回) ブラックタキシード
東京優駿5着
(東京芝2,400M)
シンボリモンソー
みなみ北海道S1着
(札幌芝2,600M)
マイネルバイエルン
信濃川特別4着
(新潟芝2,000M)
'00年(第54回) アドマイヤボス
知床特別2着
(札幌芝2,000M)
トーホウシデン
東京優駿4着
(東京芝2,400M)
ジョウテンブレーヴ
東京優駿6着
(東京芝2,400M)
'01年(第55回) シンコウカリド
東京優駿12着
(東京芝2,400M)
トレジャー
日高特別1着
(札幌芝2,000M)
ロードフォレスター
佐渡特別1着
(新潟芝2,200M)
'02年(第56回)
※新潟開催
バランスオブゲーム
東京優駿7着
(東京芝2,400M)
アドマイヤマックス
ラジオたんぱ杯2歳S3着
(阪神芝2,000M)
マイネルアムンゼン
プリンシパルS9着
(東京芝2,000M)
'03年(第57回) ヴィータローザ
ラジオたんぱ賞1着
(福島芝1,800M)
ニシノシンフォニー
松前特別3着
(函館芝2,600M)
チャクラ
東京優駿6着
(東京芝2,400M)
'04年(第58回) コスモバルク
北海優駿1着
(旭川ダート2,100M)
ホオキパウェーブ
東京優駿9着
(東京芝2,400M)
トゥルーリーズン
TVh賞6着
(札幌芝1,800M)
'05年(第59回) キングストレイル
京王杯2歳S2着
(東京芝1,400M)
フサイチアウステル
九州スポーツ杯1着
(小倉芝2,000M)
ピサノパテック
500万下1着
(新潟芝2,000M)
'06年(第60回) トーセンシャナオー
500万下2着
(新潟芝2,200M)
トウショウシロッコ
天の川S2着
(新潟芝2,000M)
ミストラルクルーズ
500万下1着
(東京芝2,400M)
'07年(第61回) ロックドゥカンブ
ラジオNIKKEI賞1着
(福島芝1,800M)
ゴールデンダリア
東京優駿6着
(東京芝2,400M)
スクリーンヒーロー
新潟記念16着
(新潟芝2,000M)
※黄セルは夏開催(7〜9月)経由、赤セルは東京優駿直行を示す。

 軸がすんなりと決まったのでお次はヒモ。ダービー組のワンツーは'04年(コスモバルクは前々走でダービー出走)の1回のみで、夏競馬を使った馬をいかに組み込むかがポイント。狙い目はクラスに関係無く2,000M以上のレースで連対している馬で、該当馬は延べ29頭が出走して【3・3・3・20】(20.6%)。リノーンリーズン、ネオスピリッツ、フジヤマラムセス、キングオブカルト、シルクマンハッタン、ノットアローン。前走3着だが、コーシローがヘタクソに乗ったロードニュースターもチェック。

 追い切りから狙いを精査。リノーンリーズンは美浦Pで5F65秒2−1F12秒6、終い強めで併走同入。1週前にもこれより速い時計を出している。合格。ネオスピリッツは美浦坂路で連日馬なり調整。強め無しが問題だが、中3週なので合格としておく。フジヤマラムセスは美浦南Wで5F65秒9−1F13秒2、抑えたままの併走馬に対して一杯に追って遅れた。不合格。

 キングオブカルトは栗東CWで6F83秒5−1F11秒7、終い一杯で併走先着。終い切れたのは前半が緩かったから。この馬自身もスローの緩い競馬にしか実績が無いし、ラジオNIKKEI賞で動かなかったのも不満なので見送ることにする。シルクマンハッタンは美浦南Wで5F65秒9−1F13秒3、馬なり単走。手足が長くていかにも長距離馬といった感じ。気配は悪くないが、この中に入ると迫力不足かな。不合格。

 ノットアローンは栗東坂路で4F52秒8−1F13秒7、一杯で併走先着。終いバテバテ。今回は坂で止まるかも。不合格。ロードニュースターは…放送が無かった。時計は栗東DWで6F82秒5−1F12秒5を馬なりでマーク。1週前にもこれと同じ位の時計を出している。合格。

 以上を総括。軸はダービー最先着の関東馬マイネルチャールズ。相手は古馬相手に2戦2連対、中山でも3戦3連対の好相性を誇るネオスピリッツ、大外ぶん回しでは届かなくて当然、捲り&決め手を備えるロードニュースター。マイネルチャールズとダービーでコンマ2秒差、「ダービーから直行した最先着馬」クリスタルウイングが抑え。穴はそれなりに決め手があって捲る脚も使えるリノーンリーズン。

◎マイネルチャールズ
○ネオスピリッツ
▲ロードニュースター
△クリスタルウイング
☆リノーンリーズン


■馬券構築

 マイネルチャールズから馬複・3連複流し。

[馬複] マイネルチャールズ−ネオスピリッツ 10%
[馬複] マイネルチャールズ−ロードニュースター 10%
[馬複] マイネルチャールズ−クリスタルウイング 10%
[馬複] マイネルチャールズ−リノーンリーズン 10%
[3連複] マイネルチャールズ−ネオスピリッツ−ロードニュースター 10%
[3連複] マイネルチャールズ−ネオスピリッツ−クリスタルウイング 10%
[3連複] マイネルチャールズ−ネオスピリッツ−リノーンリーズン 10%
[3連複] マイネルチャールズ−ロードニュースター−クリスタルウイング 10%
[3連複] マイネルチャールズ−ロードニュースター−リノーンリーズン 10%
[3連複] マイネルチャールズ−クリスタルウイング−リノーンリーズン 10%


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