HOME > 重賞回顧 > 第28回小倉2歳S

第28回小倉2歳S(JpnIII)
2008年9月7日(Sun) 小倉芝1,200M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 16 デグラーティア 牝2 54.0kg 浜中俊 1.09.1 458kg(+6) 3
2   1 2 コウエイハート 牝2 54.0kg 川田将雅 1.09.3 1 1/4 460kg(0) 8
3 1 1 ツルマルジャパン 牡2 54.0kg 武豊 1.09.3 アタマ 482kg(+6) 1
4 2 4 シルクナデシコ 牝2 54.0kg 小牧太 1.09.4 1/2 408kg(-8) 5
5 3 6 ワンカラット 牝2 54.0kg 藤岡康太 1.09.5 1/2 470kg(-2) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 11.9 - 10.2 - 11.1 - 11.9 - 11.6 - 12.4
上がり 4F 47.0 - 3F 35.9
3コーナー 1(3,6,7)(2,16,8,13)(11,9)10(4,15)12,5-14
4コーナー 1,6(2,7,13)16(11,8)(3,15)(4,10)9(5,12)-14

■レース回顧 馬群を割って猛然スパート・ズバッと差して3連勝デグラーティア!
■レース解説

 デグラーティアが好スタート。ツルマルジャパンが抜け出してハナを奪う。ワンカラット、クリノスレンダー、メイクデュースらがこの直後につける。デグラーティアは少し下げて6番手の外を追走。シルクナデシコは中団後方の内を進む。ツルマルジャパンが僅かに先頭、ワンカラットとメイクデュースが外から並びかけて直線に向く。ツルマルジャパンが粘るところへ最内からコウエイハートが接近。更に馬群を割ってデグラーティアが進出。デグラーティアがツルマルジャパンとコウエイハートの追い比べを外から交わして突き抜ける。


■レース回顧

 ハズレ。栃木産と鹿児島産のワンツーって珍しいなぁ。ま、どうでもいいけどね。(・_・)

 まずはツルマルジャパンのスタートを堪能するか。………。んー、普通だったな。むしろ大外のデグラーティアが半馬身ダッシュ。これで追走がグッと楽になった。内でツルマルジャパンらが飛び出してきても応じるようなことはせず、少し離れたところを馬なりで追走。ツルマルジャパンはすんなり先手を取れたものの、直後はビッシリ。単勝1倍台の逃げ馬を放置するほど後続もバカじゃない。

 メイクデュースはツルマルジャパンをマークする一団に入っていた。よしよし。ワンカラットも楽な手応えで追走。イイヨイイヨー。後方ではノアウイニングが捲り上げの態勢に移っていた。ごっつええ感じ。4コーナーはツルマルジャパンを筆頭にほぼ一団。ツルマルジャパン、徹底的にマークされとりますな。これで残ったら大したものだが、さてさて。

 内からツルマルジャパン、ワンカラット、メイクデュース、ノアウイニングの順に並んで直線へ。ノアウイニングは外を回し過ぎて力尽きた。ワンカラットが抜け出して前を追いかけていく中にあって、メイクデュースは不発。とその瞬間、デグラーティアが猛然と外に切り返して抜け出してきた。メイクデュースはこの気迫に押されたのか戦意を喪失してタレていった。ああ…。

 ツルマルジャパンは依然として前で頑張っていた。…あれ?いつの間にか白い帽子が2つに増えてるぞ。コウエイハート?いつの間に?ワンカラットは3番手からどうしても前に行けない。白い帽子の2頭も自分達のことで精一杯。デグラーティアはこれら3頭を外から綺麗に追い抜いていった。浜中騎手はゴール前にスタンドに向かってガッツポーズ。早いよ。まあ、おめでとさん。

 デグラーティアは4コーナーで馬群の中にいたのを見てどうかと思ったが、ワンカラットとメイクデュースの間を通って上手く抜け出してきた。メイクデュースの脚色が残っていたら降着もあり得たんじゃないかというラフプレー。まあこれは途中で走るのを止めたメイクデュースが悪い。それにしても2歳戦って前走で速い時計を出した馬がホント走らんよな〜。参った。

 ツルマルジャパンは内から迫ったコウエイハートの追撃を凌げなかった辺り、初の1,200Mが影響したとしか思えない。コウエイハートは最内を立ち回っての好走。それでもツルマルジャパンを交わすところまでは想定外。ちなみに今回は3頭いた2勝馬によるワンツースリーだった。しかしなぁ、ひまわり賞勝ちって評価出来んよなぁ。負かした相手が殆ど未勝利って…。

 前で粘ったコウエイハートとツルマルジャパンは馬場の内、デグラーティアも馬群を割るまで馬場の3分どころを走っていた。結局のところ、今年は外差しの「そ」の字もなかった。前走同様の外差しを図ったノアウイニング、いと哀れ。シルクナデシコは道中内を走っていて、直線に向いてから無理矢理外に持ち出していくという不細工な競馬。最初から外枠を引いていれば2〜3着争いには加われていたはず。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.